この文章はおそらく君に読まれる事はないだろうから
だからこれはほとんどひとりごとのようなものだ

ぼくは君でオナった事をそろそろ忘れようと思っているんだ
それでも
君とジョナった事を忘れない ....
秋をたたえた果実が
冷蔵庫の中で
しずかにたゆたっている

喉の奥で鈴虫が鳴いたので
そろそろちょうだいよ
と ねだったけれど
まだ少し早いからって
冷蔵庫にくるんと断られた
渚のざわめきは
ナトリウム灯のオレンジに溶けて消え
九月の海が
わたしの名を呼んだ

絹を広げたように
滑らかな水面が
夜の底へと続くしろい道を見せる

爪先からそっと水を侵すと
 ....
遠い昔から
風も空気もずっと同じ
めぐっている
かわったとしたら
人の呼吸で吐き出されて
灰色になったこと
桃色やグリーン
紫や朱色やオレンジの大気
透明で目に見えない色を
一日の中 ....
ひたひたと
君の足音が 今日も聞こえる

僕の傷ついた羽は
もうすぐ 治りそうだよ

君は もうここへは 
来てくれなくなるのかなぁ?

明日 雨が降ったら
思いきって 聞いてみよ ....
ぐどんな眼の光の中で
うつろに映える映像は
意識に至ることもなく
ただそこに
影を落とすだけだ。

その瞳は
夢さえ追うことを忘れ
重苦しい程の空虚な時の中で
いつしか、むなしさの思 ....
戦争がしたい 何となく血の気は思う
腕を回して 僕は燃う

血がしたい 僕は思う
性別や年齢や窓の外を飛び降りて
外のなか飛び降りて外の夢

いるんだろうう ほんとうは 白い炎 赤い炎
 ....
ねぇ、世界なんて目が回る
寝てても回る、夢見てもね、止らないんだ

ねぇ、奇跡なんて起こらない
嘘だといって、嘘でもいいから、嘘だといって

キミは光みたいに笑うから
ボクは影み ....
最後のキスは
最高のキスだった

それ以上は
求められないね

心はもう
すれ違ってしまってる

君の部屋に置いてた
部屋着とかと一緒に
使いかけの
ゴムを
持ち帰る寂しさ

もう二度と
君と求め合え ....
優しさってどんなものだろう、と考える

目に見えるものと見えないものがある
常に必要だと思えるもの
時には良くないけれどお金で買えたりする
必要だと思うことだからこそ手に入れたい
入手でき ....
私は最近、朝の青。

君は今日、暮れゆく群青の海。

けっして出会えない僕たちは、それでも互いを見つめ合う。

ぼくらはぼくらの責任で、社会よりも個人を選ぶ。

けっして出会えないぼく ....
まさにピラミッド内でさ迷った野蛮な呼気について理性は考えていた、早くも、考えていたが、考えていたら、松明の火に脅え始め、距離をとりつつ、のけぞりつつ、少しずつだが、埃っぽく、今年のバネの出来は不甲斐な .... 陽だまりのような日常が
どこかに
存在していたりするのかしら
だれかの心の中に
小さくともるあかりのように
ささやかにでも確かなものとして
存在していたりするのかしら
目に見えないところ ....
  ピアノの雨を浴びて
  君は待っている

   冬の駅を急ぐ、
   冬の人々。
   冬の空気を吸いこんで、
   冬の顔で笑っている。



  ピアノの雨を浴 ....
「乳ガン」

私の母は胸に何か違和感を感じると言って病院に行った

病院から帰って来た母の顔はすごく暗かった

私は嫌な予感がしていた

私の母は乳ガンだった

嫌な予感が当たって ....
心臓が集まるとファンタジーになる

初秋に夏をふり返る日
スパイスをスプーンいっぱいほおばるような
日常のすてきな刺激のような
心臓がより添うときを
見たような日

旅から戻ったベ ....
目指す高みは

遥か上空に在り

今はまだ霞んで見えないが

いつか必ずそこからの眺めを

誰かと並んで見ることになるだろう

そこは上もなく下もなく

ただ広く  ....
わたしは どうやら知りすぎてしまった
人間の矛盾

そして考えると
いや
それについて悩むと
決まって

くるしい


でもまてよ
どうやらわたしは
流れの一部でしかない
 ....
からだがあって

こころがあって

たましいがあって

ここに


となりあって

ふれあって

かさなって

いつも


さいしょは

しらない


さ ....
山陰から拳骨のように雲がわいた

ぼくの心は
あの夕暮れの雲の高さにある

ステテコ姿のじいちゃん
三輪車に乗るねえちゃんとおとうと

帰りましょう あのときへ
森陰に切れ切れのヒグ ....
僕は1999年だった。
小学校2年生だった。

校長先生は児童たちを校庭に集めて朝会を始た。
校長が教頭から拡声器を受け取り、話を始めようとした瞬間
拡声器からベトベトの汁が溢れ出した。
 ....
今頃 月の空は
きっと晴れていて
清々しい漆黒の空だろう


宇宙服を着こんで
壁面をそっと蹴って
晴天の黒空に浮かぶ


船の影で明滅する
私の身体


電池の切れた衛星 ....
この気持ちは
決して言葉に表せることのできるようなものじゃなかった

だけど
どこ探しても  言葉しかなくて
それでも
言葉は
あまりにも脆いから

この言葉に
とっびきりの愛をこ ....
本当に大切な思いは永遠なんかじゃなくて
でも   思い込みとか
気の迷いとかでもなくて
本当に大切な思いはこんなにも脆くて
儚くて
でも
揺るぐことはなくて

決して
弱くはないけど ....
人の生を、単純な線にしてみる
すべての線が、平行に走り、交わることはない
それが孤独
すべての人が、もって生まれたもの
人は、人として生まれた
幾千の星が持つ固有のベクトルに似て、
すべて ....
どうやらここがとてもとても明日で
透明なはずのここは鈍く曇っていて
上を見上げればちょっと青みがかっていて
(水槽だよな)
なんて
ぼんやりしてみたりもする
息苦しいのはきっと酸欠だから
 ....
酒を牛乳で割ったりはしないほうがいいし
水は最悪
炭酸水じゃなくて
炭酸アルコールか何かあれば一番いいんだけど
とりあえずコーラ
コークハイ

酔いにまかせて
好きになってもいいですか ....
猫の銅像待っている
キューピーちゃんも待っている
マトリョーシカも待っている
アサザの花も待っている

ギャラリーみかし
そこは不思議ワールド
混沌たる美と創造の場
自立したあらゆる表 ....
「なあ、あいつどうしてるのかな?
デカイ車に乗ってすぐにクラクションを鳴らすヤツの話さ」

「なんか噂によるとついにクラクションが壊れたってよ
クラクション直す前にその傲慢さ治して欲しい ....
腰までつかった
プールのなかで


音楽祭がひらかれる


うっとり顔の
奏者のなかで


たったひとり


さんのくちで
リズムをきざむ
こだいこ



夜明 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ラブレスさわ田マヨネ1308/9/9 12:56
初秋明楽308/9/9 10:44
海蛍 (二)銀猫16*08/9/9 10:26
大気蒼木りん108/9/9 9:31
足音(2)じゅじゅ。108/9/9 8:25
むなしさの時を越えて籠球次郎008/9/9 6:39
十二支蝶008/9/9 4:21
キミは光 ボクは影 ユメマボロシazure_...008/9/9 3:16
最後のキスヒロシ208/9/9 2:39
やさしさについての過去論vi1*08/9/9 2:30
出会うまで1*08/9/9 2:20
神楽火法典詩集ただよう008/9/9 1:19
陽だまりのようなしろたしろ208/9/9 0:44
ピアノ草野春心208/9/9 0:35
無力雪女208/9/9 0:26
おかえりたちばなまこ...24*08/9/9 0:19
立志しずく108/9/9 0:10
叡智まこと108/9/8 23:43
暖かな宇宙松本 涼808/9/8 23:33
さよならの夕暮れオイタル2*08/9/8 23:00
終わりに走っていく感覚。青木龍一郎6*08/9/8 22:02
月の空[group]佐藤伊織3*08/9/8 21:59
結局は言葉しかないfuji308/9/8 21:53
決して永遠ではない108/9/8 21:48
海面上昇5rabbit...15*08/9/8 21:45
金魚姫紫音11*08/9/8 21:27
酷薄なコークハイ海里108/9/8 20:58
みかし guchi_...008/9/8 19:30
不幸話maynar...008/9/8 18:37
やまぶき色のあさこのえ0+*08/9/8 13:04

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