また呼ばれた
ついでに連れられた
人口建造物の端っこを渡りながら集団についていった
地面から萌える造花を眺めて立ち止まる
皮手袋に引かれて先に急かされる
ついでなら別にいいだろう眺 ....
やさしい虚無感。
それを今感じている。
何かしたいのに何もできないお昼。
ただ甘えただけの自分。
わたしはギターに触れる。
わたしが過去踏み割っ ....
いつの日からかわからないが
僕の中で
言葉のビッグバンが始まっていて
もうそれは随分昔からなのだろうけれど
言葉は僕の中で宇宙を産み
その言葉達もまた
宇宙をさまよっている
その外側にあるもの ....
ゆっくりと
息を止めるように一日を仕舞う
箱の中のガラクタはいつも
明日になれば綺麗になっているから
ゆっくり、と
息を
ここ、に戻す
主のいなくなった
家の、傾き
通り沿い ....
それは忌憚なく
はなはだ遠くの方へ
飲まれて溺れる
離岸流
フロイト
ソシュール
カント
ふろむ
レター
プリーズ
吐いて
吸う
数
意識
無意識
間と狭間
感性が重要 ....
切望することは、
あなたが外側に在ると、
認めることでしょう。
あなたに会うために、
何百もの方法を築きました。
あなたが囁く時、
愛でいっぱいでした。
この有害な混乱に、
わたしはば ....
私 の 翅 が いなずま へ 飲み干し
近く 期待できず に われわれ が かがやく、 寡婦の列
白い 死んだ 何 と ....
犬 が 修道士 では 歳月 に あるそうだ
シカナイノダ 無 を お前 は のこるだろう? 徒歩
あざなはれた 美しい 私 は ....
残酷 を 毛髪 は 神経痛 には タタカイながら
碧い 現時点 ハ 『歌』 が のこるだろう? 穹窿
華麗な ぬくぬくと アルチンボルト を ....
小説も香水も好きだけど
ヤカンが飛ぶほうがいいと思っていた
空港の誘導灯も
機上から見下ろす街明かりも闇も好きだったけど
お湯を沸かすヤカン
ヤカンが飛ぶほうがいいなぁとは思っていた
....
生まれてすぐに言葉を食べた
降る雪のように冷たい言葉
それは小指の爪のように
やわらかく甘く
そっと僕の心臓に住まった
なんだか涙が出そうで
手のひらを握ったりしていた
つぼみが ....
全部
冗談だったら面白いのに
この日常
ミラクルな瞬間と枠組みのジレンマ
いわゆる「世界」と名づけられた場所
そこで生きて泣いて笑ってる僕
冗談、だ ....
なにやっても
どうにもなんねえんだろうなって
思うちゃうよね
みんなそうなんだろうけど
しょうがないなって
あきらめちゃう
しかたないかって
にがわらい
でも
ああい ....
手首をすぎる風の先に
向かい合う双つの枯れ木があり
雨に雨を降らせている
夜が増すごとに
熱は辺をゆく
遠くも近くも ただ打ち寄せる
朝の裾が笑い
見えな ....
果てなく広がる空は
闇の深淵の入り口だろうか
誰もが覗き見たこともなく
一人一人のイメージは
心に広がる無限の想いだ
幸福と希望と不幸と絶望と
宇宙につながるイメージは
人を小さ ....
築三十余年の重い扉をあけて
その人は折りたたみ杖をシンボルに
プロムナードへの散策にでた
弱った足腰膝小僧に発破をかけ
傾き加減の太陽と
青女 ....
ラップして…
もいちどそれを
ラップした
寝ても冷めても再加熱
すればいいとは!
ぼろぼろ
目からうろこ
やーらーれーたー
(シャキーン)
とりあえずの解凍
何度で ....
ふりかけきらい
まどろみの床をしらんのかえ
はあ 食品添加物ですね
そおさね
麦畑が艶やかな紫色になっていました
けらけら
かなしいね けらけら かなしいね
かわええね
....
錆色、妖水、試験管。
この夜空、その一滴で、
麻痺させるのは誰。
桃源郷の、咽び泣き、
高速道路を、やって来て、
それから何処へ往くの。
透明な静謐は、
宇宙の彼方。
星にすむ ....
あふれる光の流れを
掬う
祈りの手の形で
殺戮は今もつづいている
日ごと心が死ぬのに
たむけるのは
忘却なのだ
潮騒の音がきこえる
千もの傷に
ただ一つの愛
なつか ....
足が歩いていた
宙ぶらりんの午後の
人影も疎らな舗道を
足が歩いていた
左右ぃ 左右ぃぃ
交互に舗道を愛撫しながら
足が歩いていた
素っ気ない陽射しを
ふくらはぎに受けて
....
擂り潰す
心の在り処を問わないで
琥珀色した
液体の
底に沈んだ
愛を拾おう
「今」よりも
草臥れたものが
あるとして
それよりも尚
ひきつけるのは
紛れもない
低く笑 ....
一。
バスは坂に入っていた。眼を閉じると、からだが傾き、後ろに引かれる、背中が軽く、座席に押し付けられる、わたしのからだは軽いので、座席はゆっくりと、わたしを押 ....
こんなに暗い夜だから、
どこに行けば良いのかワカラナイ
祭りで騒いだ帰り道
行くべき道が分からない。
遠くにキャンプファイヤーが燃え盛る。
カオのない友達たちは
「きゃあきゃぁ ....
まちを遠くはなれ
まだらに草がはえた
さびしい砂浜の
海ぞいの道で
わたしはめくらのふりをして
ほどこしをもらった
(ニセめくら)
海から吹きつける風が
砂を舞い上げたが
空は青 ....
緑は木々の透明をろ過する
歌おうと
目の穴を
鳥たちの影は細く伸びゆき
皿に盛り付けた朝を啄む
ありふれた爪痕で編まれ
内臓はひらかれ
時に浮かべられる
せせらぎとともに
薄い結 ....
富士山! おい富士山! いや富士様!
待って下さい 頼むから待って下さい 永久に待っていて下さい
頼むからいつまでも噴火しないでいて下さい
俺たちが代わりに噴火しますから 静かに見守っていて下さ ....
アンドロイドは、呼吸する
ラマダーンに輪廻を解説する
入道雲が1座、
カオス理論に途方に暮れ、ても
光あれと叫ぶ
光あれ、と叫ぶ
そうし ....
『あの山の向こうにはなにがあるの?』
『自分でいってみないとわからないんだよ』
旅立ったのは
幼い時分からの
憧れだっただろうか
眼下に広がる世界を
言葉 ....
○月×日
6時半に目を覚ますも、二度寝をして結局7時半起床。
朝ごはんを食べる間もなく、あわただしく職場へ向かう。
駅の売店でカロリーメイトのチョコレート味を買う。
甘いものに甘い飲み物は好き ....
4004 4005 4006 4007 4008 4009 4010 4011 4012 4013 4014 4015 4016 4017 4018 4019 4020 4021 4022 4023 4024 4025 4026 4027 4028 4029 4030 4031 4032 4033 4034 4035 4036 4037 4038 4039 4040 4041 4042 4043 4044
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.73sec.