らせんのような共鳴を感じる
ピアノをたたくゆびの柔さに似た
無邪気さの中で吸う空気

どこまでも青くひろがる
世界の端っこで
どうしようもなくうばいあっては
求めあう
わたしと君のすが ....
宵の風が薄手のカーテンを膨らませた後で
すぅと部屋を一回りする
タバコの煙の行き先を変えて
乾いてしまった洗濯物を軽やかに揺らす
風はすでにあたたかいものではなく
輪郭のぼやけた秋を運ぶ
 ....
海の中にいた
ここは地球なのだが
靴を脱いでいるから
地に足が着かず
やわらかい席の
おしりの感触が消えそうで
前の席の 男の子 女の子
野鳥のさえずりに似ている

夏は タンパク質 ....
子供の頃と違う理由で
おはじきを呑み込む
でも重くなるばかりで
透明を手に入れることができない

たとえ半透明ぐらいまでになって
軽くなってふわりと飛んでゆけても
シャボン玉よりもずっと ....
なにしてんの?

そんなとこで独りでさ

なにしてんの?

狭い殻に閉じこもってばっかで

なにしてんの?

なんでそんなに悲観的なのか

わかんない

それってほんと&q ....
ダニエルは犬だ。ゴミ箱の前で、線路の影で、
夜を待っている犬だ。月が湿っている。赤くなる
空の前で、ゴミ箱がぼやけている。陽炎の
中のダニエル。ゴミ箱は青。霧雨も
降らないのに、電車は光をつけ ....
春が過ぎた
さわやかな出会いが
そのすべてだった

夏が過ぎた
燃えるような光の中で
燃えるような愛を知った

秋が過ぎた
君への愛は
限りなく宇宙に広がり
果てしなく深まってい ....
明日、青い鳥が
素敵な未来が待っていると告げても


私は、信じない


だってキミには羽があるから

気が変わったら
どこかへ飛んでいってしまうでしょう?


だからといっ ....
シカゴでは仕事の合間をつくって

かならずミュージアムにゆくようにしている

そこにはお気に入りの

不動明王がいてくれるからだ

こぶりの黒っぽいそれは

祈りを込めて眺めたとこ ....
焼肉やラーメンを食べることも

すっかりなくなってしまった

さいきん

インド料理やタイ料理にはまっている

油やニンニクでつくりだす料理が

からだにつらくなってきたからだ
 ....
幽かに残された血の色が、
うっすらと赤く滲んだ )))
香ばしく焼けた肉の塊りを
荒々しく丸ごと無造作に載せ、
じゃが芋と人参のグラッセで飾った
輝く、銀のオーバルトレー

猥(みだ)り ....
商売女の膝で眠る
彼女は19歳
大人びた手つきで
僕の髪を撫でる

これまでの
どんな女性よりも
優しく

まるで
ビリー・ホリディの
歌声みたいに

時々僕の髪をつまむ
 ....
きみが笑うのは きっと
つぼみが開こうとする
あの一瞬に似ているだろう


きみが見るのは きっと
あの風にゆらりゆれる朝
そんなきれいなあ ....
あぜりの みちりに
うのつの そえて

ちりこむ すすりの
こうゆい まうて

ちちりん ちちりん

すずのて ようすみ

ちちりん ちちりん

すずりの てのまい

あぜ ....
なだらかな坂道を
だらだらと歩いている
なさけない言葉たちを
だらしなく発しながら
なまめかしい誘惑には
よだれを垂らしている

なよやかにしおれているふりをしている
なんとなく日 ....
下り坂を歩いているとどうやら
駆け出す事を自制している事に気付く

しばらく考えたがその抵抗に意味はなく
停滞よりも前進を望む解放の欲求が最後には勝る

久々の加速度
肉体もさながら運動 ....
わたしはね 
あなたの見方なんて 決めたじゃない?

わたしはね
あなたを信じるって 決めたじゃない?

あなたは 
色んな場所から言葉を見つけ出し
色んな色や模様を付けて ....
秋を潤わす金色の木立は
この時季、配色に惑うのです

茜色に染まった夕陽は
黄熟した稲穂を金色に光らせ
時を刻む砂時計に全てを託した

ざわめきと胸の鼓動は止まらない

 ....
屋久島の暮らしでは 
無数の鯖が 
村人達の手から手へとまわり 
こころからこころへとめぐり 

一匹の鯖を手に
樹木のように立つ老人は 
不思議なほどに 
目尻を下げる 

夜明 ....
「昨日また徹夜だよ。まったくいやんなっちゃうね」
 ザワザワザワザワザワザ……

 「アゥナタハ、神ヲ信ジマスカ?」
 「あなたは、人を信じますか?」

「この前いきなりあいつが来てさ。一 ....
しがらみに追いつかれた
雨上がりの宵の口
ゆらゆらと裏通りを歩けば
アーケードの端にかかる立待月

前のめりのふりをして
探していたのは出口
つらつらと磨いた逃げ足で
袋小路に駆け込ん ....
だまって
いないで
すきなように
きみののぞみを

だいじょうぶだよ
いつもそばにいるから
すきなみちを
きみがきめていいんだ

だましちゃ
いけない じぶんのこころ
すきなこ ....
{画像=080914080444.jpg}

木は両手を拡げて
わたしを暖かく抱きしめた
拡がる手の先には
青々しい梢がさらに広がり
そこでは緑の子供達が風に踊っていた

寝ころんだベ ....
無機物になりたいとどれだけのあいだ
どれだけ深く
僕は願っていたのだろう
生死も関係ない
時間の錯綜しない
ただ壊れるときがあり
そのことは別に
ただ綺麗でありたいと

有機物の目覚 ....
毎日通る道なのに

少し時間が違うだけで

まったく違う風景を見せてくれる

少し気分が違うだけで

知らない道に迷い込んだ気分になる


いつもよりランドセルが軽かったり

 ....
私は
今の現状でまんぞくしているのかな?

私は
今の環境でまんぞくしているのかな?



結局言いたいのは人のエゴと感情から生まれる欲は無限で悲しい




それはモノとい ....
 

 頭痛がするくらいの妄想で大雨の中を掻き分けて迷走中、沈みそうに不安定な僕の手を取って、摂氏三十六度の円を構成した。死のうが死ぬまいが地球は廻ってしまうとか何だったかな。天国に続く神様の方舟 ....
コップに耳をあててごらん
サイダーの歌声が聞こえてくるでしょう
宝石の鋭角が弾ける音
磨かれていく耳、頬、瞳

夏と炭酸は相性がいいから
海も花火も西瓜も朝顔も夕立も
炭酸と共存していて ....
高度に発達した文明が
天使に犯されたいと
泣きわめいている
超高層のビルの上から
ふわふわの羽もないくせに
飛び込む
世抱え人
莫大な金は積めても
聖書の一部も拾えない
一枚の紙幣を ....
            080913


ガス抜きを致しますと
クエン酸
パチンコ屋のご亭主は
幼児はお金がないから
遊べないよと
すげない顔して
駄菓子屋の親父に下駄を預け
古く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
回帰アオゾラ誤爆1108/9/14 20:40
夏の終わりに吹く風に 3十重山ハルノ008/9/14 19:36
映画館を出て、海に泳ぐ。たちばなまこ...15*08/9/14 19:10
鳥籠の水皆月 零胤8*08/9/14 18:50
WHAT'S UP?mmm008/9/14 18:10
ダニエルは溝の中ブライアン9*08/9/14 18:10
四季籠球次郎0*08/9/14 17:48
ブルーバード三奈5*08/9/14 15:33
シカゴの不動明王吉岡ペペロ108/9/14 15:22
シカゴのタイ料理108/9/14 15:20
ライク/あ、神への祈りatsuch...10*08/9/14 15:13
月が消えた後にPorter10*08/9/14 14:12
リトルフラワァcaleha108/9/14 14:00
はぎ げっか砂木8*08/9/14 13:54
なきながらなきがらになりながら楢山孝介9*08/9/14 12:23
下り坂の考察qqqqqq...6*08/9/14 12:21
夢猫 さくら7*08/9/14 11:29
万華鏡11*08/9/14 11:27
屋久島の鯖 服部 剛11+08/9/14 10:12
雑踏、空耳、信仰心芥生208/9/14 10:00
月が笑ったnonya8*08/9/14 9:28
だいすきじゅじゅ。6*08/9/14 9:17
空を抱きしめる梢 / 木陰に揺れる木洩れ日と共に[group]beebee20*08/9/14 8:05
有機体の目覚め深散208/9/14 4:44
帰り道の法則桜 葉一308/9/14 3:40
I think so水平線108/9/14 2:48
雨乞い雨を乞う1*08/9/14 2:16
微炭酸木屋 亞万2*08/9/14 0:54
グラビディエンジェル秋也008/9/13 23:58
微炭酸あおば14*08/9/13 23:37

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