プラスチックでできた
高さ
千メートルの
超高層ビルを
建築していた
ピカピカと光る
透明な壁面
葛西臨海公園のような
鰹の回遊
やがて
建築に行き詰まり
超高層ビルは
....
鳩時計のハトに
エサをやるブレンダ
ツバキ模様の絨毯に
ブラックコーヒー
ぶちまけたぼく
クルックー、と
三回怒鳴る
街灯が
警備員にみえて
しかたがないよ。
....
銃声
聞こえないから大丈夫かな
マーケット
光り輝く
助けて
たくさんの人の形
ねえあなた
大丈夫?
暗闇に
一本の横線
光る
両脇を列車が通り過ぎる
....
夜は暗いから
目をつぶっていたらもったいない!
そういって起こされた
でも自然と
嫌じゃなかった
星が見えなくても
何も見えなくても
誰かの夢が転がってる
オーロラの日みたいに ....
ありとあらゆる毛がトイレの床に落ちている件
{引用=あっちの毛より髪の毛のが多かったりする}
マットに絡むそれがあまりにも多いと/汚らしさの中にも
性的な物をフィールしてしまう僕が居るわけ ....
根は分解されて土に還っていた
枝の先にわずかに最期の吐息が残っていた
去年咲かせた花の種を形見に取っておくんだった
オー マイ リッラ
後悔はいつだって遅刻する
ぽっかりと丸い穴が空席 ....
beautiful noise
人はここをいつも烏が犇いていて気持ち悪くて騒がしいだとか耳を劈く様な悲鳴が聞こえるだとか、とても五月蝿い場所のように言うけど、僕自身にはとても心地いい場所だと思 ....
鉛色を映した屋根を幾つか越えて
街に響く、錆び付いたレールの
軋む音、
今日も始発の出る頃
そこでやっと夢から覚める
床に就く
この街に雨が降ったのは
何日前のことだっけ
高層 ....
080924
猫が毛を舐めるのだと
譫言のように呟く男
電車のドアからも
秋風が舞い込んでくる季節
Tシャツのメッセージを考える
Don't monke ....
五体不満足
ジョニーは言った
「殺してくれ」
ジョニー
蛆虫
のたうち
這いずる苦しみ
しかし
彼を愛する女いれば
ただそれだけで
何と僕より幸せなことか!
あとイッセンチ高くとべれば
あの雲の向こうを覗けるだろうね
雲の向こうの果てしない未来を
覗けるだろうね
地球の為(笑)にエコ赤貧(笑)生活を送るロハス(笑)なアタシ
ベランダのガーデニング(笑)で育てたハーブ(笑)を
自家製ベーグル(笑)に乗せればスローフード(笑)の完成
もちろん食後のナチュ ....
心臓に星型の穴が空いた
星型はあの子しかもっていないから
世界でたった一つの特効薬は
二度と手に入らない
人と別れるということは
四角や三角や楕円なんかの穴が
心臓に空くということ
....
朝、目覚めると妻がいなかった
身重で明後日には出産する予定だった
大きなお腹が隣から消えた
「好きだよ」と言うと「当たり前」と答える
あの妻がいない
ふらりと朝の公園へ出向く
鳩が悲し ....
あああ最終電車
きょうもよくのんだな
さいきんのみっぱなしだよな
おまえ
ねむいよな
ああ鼻のおくが
ぶどうのにおいがすんだな
いいにおいだな
となりの席のやつが
ごち
ってがらす ....
道端に咲き乱れる
秋桜の色は チョコレート色
甘い匂いで世界を救う
なんて言ってた可憐な少女
いのちの欠片を 青い鳥を
いつも探し続ける・・・
転んで躓いて手を延ばして ....
いい写真を
撮る技術って
一瞬の偶然を逃さない
技術かも知れない
逃したものを
PCなどで
修正しても
やはり
ごまかしている
ことがバレてしまう
人工的なのだ
....
世の中には絶景と呼ばれる
風景が数多くあります
人は、なんたら百景とか
風景に順位をつけたがります
でも、
それ以外の風景・・・
いままで誰にも
見られることのなかった風景
....
本家にはいつも
猫がいた
本家とよばれる所には
いつだって
猫がいるのだった
お盆とお正月に
本家に帰ると
やはり猫がいた
けれどもその猫は
おなじ猫ではなかった
お ....
夢を追いかける
歳じゃないけど
二人でいつまでも
夢を見ていよう
朝のおはようと
夜のおやすみと
うるさいくらいの
鳥の鳴き声
目に届く数多の緑
夢のように行き過ぎるくらい
変 ....
蛭降る春に地獄掘る
漆黒色した
精神科クリニックの
帰り道
高田橋で下車して
目の不自由な
30歳ぐらいの
太っちょな男性
白い杖を使って
ガードレールの
支柱の
こんこんする音で
道を確か ....
《《《君の集まりに参加しないのは君に相応しくないと気づかれたくないからだ》》》
風の多分視覚細胞に明日に
途上国に青空
液体からの急冷はあやまちの匍ってゐる
冷たい戦士が沈黙に1g ....
わたしは明日旅に出る
旅なんていえないくらいの近い距離
なにがやりたいのかも分からないまま
こんなところまで来てしまった
怖さ知らずに将来のことを口にできたころ
どんな未来を見てたん ....
あ……あります。
あなたに……あります。
あなたの中に……あります。
あなたの体の中に……あります。
あなたの体の中に……いのちがあります。
あなた ....
かたん。
わたしの、やわらかい場所が、いい部分とわるい部分とに、ひとつひとつ解体されていく。いい部分は、礼儀正しくつるんとしていて、感触がない。わるい部分は、どれもいびつに明滅して ....
恵ちゃんごめん
マッチョ野郎に君のメルアド教えてしまった
とりあえず迷惑かけてごめん
君がそんなに軽い女だとは思わないが
マッチョ野郎がいけた場合は
俺もお願いします
まず本
本が絶滅する
たとえば資源の枯渇、高騰
工場で印刷される書籍はなくなり
図書館やブックオフはレンジャーによって守られていて
古書街は聖地と化している
それからネット
イン ....
あの頃
わたしたちは溶けていたね
瑪瑙みたいな空を見ながら
空気はあんなに乾いていたのにね
わたし
まだ忘れていないわ
海にいくと思い出す
きっと記憶や思考は
脳になんかなくて
波の狭間でいつも揺れ動いているに
違いないのだ
幼い頃幼稚園で
真っ白な画用紙が配られると
クレヨンで
好きなものを好きな ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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