ロックを大音量で流している
車の中でMars Voltaの
Inertiatic ESPがエンドレスで流れている
高音の突き抜けるような叫び
突き抜けた先に光があるのか闇にのまれるのか
絶叫 ....
水面から少し出ている
君の肩の稜線は
涙を誘う
なめらかな肌にハート型の葉っぱ
なんて
ああ
あっちのアマリリスの茂み
ミツバチが蜜を運んでいる
爆撃機は今
どこを飛んでいる ....
血ナマ臭い肉壁
変化
青白く冷たい石壁
交互
夕焼けのように疾走する赤い壁
弱く輝く
「ココはドコなんだ」
「御前はドコにいるんだ」
「神と母は何故ココを選んだ」
「オマエは何者なん ....
秋分の日は久しぶりの晴天
スーパーへの道のりも
穏やかな陽射しに包まれて
欠伸している
のはこの僕だ
スーパーへの近道は
途中で寺の境内を貫いて
道幅が急に細くなる箇所がある
....
僕が机の上に
大きな地図を広げても
働き者の男たちは
こんなものただの古新聞じゃないか
と言ってバケツの水に漬けようとする
ほらここが
僕らの生まれ故郷だよ
そう指し示しても
男た ....
君に
銀の指輪を
贈りたい
友情の
証としての
君に
銀の指輪を
贈りたい
結束の
証としての
愛情の
証としての
怨憎の
証としての
ハウステンボス駅に続く
長いレンガ道は凸凹で
今朝踏み入った水溜りを
たっぷり吸い上げた靴は
とてもとても重く感じた
時々涼しげな
大半は生温い風が
二つしかないホームを
せわしく ....
夏の蒼が秋の青へ
パステル絵の具を撒いたような
明るく ちょっとポップな
空
広げたフトンで
大きく深呼吸
秋の匂いはちょっと土くさい
まだ緑だか茶色だかわからない
隣の家 ....
恵ちゃん、
明日君は帰るという
なのになぜ
恵ちゃん、
メールをおくれよ
君の愛がほしい
君のふとももの隙間に手をつっこみたい
なのになぜ
恵ちゃん、
君は旅人
せめて ....
はだかになれれば
なにもこわくないんだろうけれど
円高
低金利で
ウハウハ投資
プラザ合意
増やせ増やせで
融資融資
そりゃそうだ
まる裸にされたら
みもふたも ....
夢の中のついに砂糖城へ神よ
ほぼ完成で。水中毒, 水死 (DHMO)
林が気象学や海洋学に裏切られていく
何一つ歳月の水の恩恵を受けている
特異な相転移の利用は収斂進化による相似器官にあそ ....
充血についに海水の組成は上する
進化をたどることをエゴ
脇腹の転調ははいてゐる
あざなはれた過冷却水から植物の立っている
「モーゼ効果」に酸素原子は傷ついていない
比誘電率が越境雨の脳に ....
現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実
現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実
現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実 現実
現実 現実 現 ....
新しい報せとともに
伝えられた罪状
希望を記そう
涙につづろう
一緒に描いた未来と
ここにある現実
やはり2つは別物でしたか?
....
「何度も言ってたんだよ」
泣き出しそうな声
嘘など微塵もない
君の綺麗なことば…
いつも足りてない
不器用な僕の声
届くこと ....
何を主とし何に俯くのか
彼は笑っていた
そこに何が見えたのか
それは彼のみが見えるもので
残念ながら私に見える物では無い
ありえない
温度
それのみが祈りを伝える術だったろうか
....
太陽だけを愛していたい
眩い その輝きを
自らの鼓動に閉じ込めて
紫陽花のように
陽射しを抱きしめて
明日を信じていられるように
月の輝きに頬ずりしたいのは
さびしくなったから
す ....
住んでいる町は田舎で
電車は一時間に一本あればよいくらいで
待合室があるのが不思議なくらいで
今日は一冊の小説を携えていて
外は雨が降っていたので
回数券を買った
駅の待合室で
携え ....
ちらい
病気のあなたは ちらい
いつも 優しく 広い あなたが
他の人には あたらないのに
わたしにだけ きつくあたる
それは
嬉しいことでもあるけれど
わたしの 心 ....
ボロボロになったスニーカーを履いてドアノブを回した
幾度か低い気温の風が体当たりして
これから変わるであろう季節を知らせてくれた
樹木の呼吸を受けて
....
もう、ずっと、葬列のターンだ
山裾から行儀よく
山頂までの道のりを進む
お前たちの名前は
アダルベロ
だったり
クロデガンク
だったり
ジグラム
だったりする
高貴な熊や
有名な ....
カラスのむれが
夜をつくって
はやくねむれと
おしつける
よるよるよるよる
ビールを
のんでないから
まだねないんだ
かんべんな。
いつかいなくなる人、お互いにどうでもいい人とは誰とでも入れるどうでもいい部屋でしか会わない。
会わなくなっても、いなくならない人は自分の中にその人専用の部屋が出来てしまうから、そこが空っぽに ....
時々子供のように
自由奔放に本能に従って
手足をばたつかせながら
泣き叫びたくなる
大声で泣き叫びたくなる
本当は誰かに気づいて欲しいのかもしれない
本当は誰かに理解された ....
ほら観てご覧
あれが宣伝行為だよ
釘を打とう
ああ 釘を打とう
右まわりに触れられ
そこにいると知る
笛の音の房
こぼれる鈴の輪
細い光がたなびき
夜を分けるのではなく
既に分かれて在る夜を
ふいに消えた家々を描く
....
矢は左目から入り咽に止まる
わたしは振り返りおまえを見る
今までもこれからも
ただおまえのそのままを見る
はざまにどれだけ
どれだけはざまに挿し入れようか
おま ....
一粒が生み出す
万粒のめぐみに
くらり と
軽いめまいを感じ
くはあ と
空を見上げたら
しっしっし と
うろこ雲に笑われた
出発ゲートで恋人と別れた後、僕は一人で五階へ上り見学テラスへ出て特上ロース
かつ定食1100円を食べた。この前はここで一緒に食べたが今度は一人だ。食べ終わると
そろそろ飛行機が飛ぶ時間だった。テ ....
どんな顔だろう
どんな顔だったろう
帰り道の枯草色の
二人で飲んだ温かいミルクティー
後ろ姿が、秋に沈んでいく
わさわさわさ・・・
籾殻の空気に包まれていたのに
思い出、したたり落ち ....
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