いけない いけない
悪いクセ
いつのまにか気付かずにまた
ほうらまわりを見てごらん
誰も居ない
心に鍵がかかってる
空気穴さえ見当たらない
ほうらまわりを見て ....
あ
いつ
いってしまえば
猛る炎に捲かれる鳥
のように死ぬ
黒い道の染みになるだろう
白い蜘蛛が這うだろう
長く続かない事が
長く続く事
あ
いつ
いってしまえば
夜へ ....
水茄子だと思ったまぁんまるの茄子は
なんとただの小振りな米茄子で
サイズはちょうどあなたの新しい彼女の
左のおっぱいくらいだった
ええそうです右ではなく左です
心臓を守らなくてはいけないので ....
歌になにができる
ただ人の心を繋げるだけだ
繋がったからってどうなる
この疑問は間違っているのか
間違っているのか
魔法使いだったら
幸せをたくさん作って
シャボンの玉みたいにふわりと
人に届けるのに
ぼくがぼくであることが
そのまま誰かの幸せになったら
もうこれ以上の呼吸はいらない
鼻をこす ....
10年と少し前まで走っていた真っ赤な電車
50年以上前にデザインされたとは思えない
斬新な色使いの電車は今でも地球の裏側で
タンゴのリズムを纏って走り続けている
メトロと言いながらそこここ ....
眠りのなかから温かく
煙のなかからあたたかく
囁いていく
握り締めて 握り締めていた
握り締めて 握り締めていたのは他のなにものでもない
臭いから剥がれていくなかは狭い
あなたの臭 ....
蝉のように
最後の一週間で
羽化してみたい
飛べるだろうか
そんなことより
左手と右手の違いについて
考えている
ついでに右目と左目について
も、ちょこっと
やはり
....
どこまでも遠い空
小さくかすむ手の届かない雲
冷たさをはらんだ風
刈り取られた切り口をさらす稲の列に舞うトンボ
ただ黙って揺れるコスモス
どこまでも遠い山並み
かすむ道の行く末
寒さ ....
飲料水から1,200mL、食物800mL、代謝物300mLへ約11分の1減少する
ヘルモントのあたためる入浴・温泉、サウナ、につめたいまじりあって
視神経を屈折率が異なり[編集] 活動の落雷など偶 ....
代表的な慣用句の吹いてゐる
あなたのちらす白馬の騎士を厳粛な最も密度が大きくなる
水中における自然の浄化作用の晒された秘匿されるべきものを道でも
未練の修道士が打ち明けたによってのみ温室効果のう ....
化学現象 に あらがい
ベルギーのファン・ヘルモント の 薄まってしまった 闇 が ぬれた 占め
「ボルタの電堆」 は 根づけしよう ....
冷たく横たわったそいつは
人間にもけものにも昆虫にもなれない
5ほん足のいきもののなれのはてだった
みみずにもからすにもこうもりにも馬鹿にされた
5ほん足のいきもの
「せめてここに居るこ ....
首の長い扇風機を買った
赤い羽根を気に入った
風に乗る、生まれたての
プラスチックの臭い
わくわくと吹く風
私はその扇風機を
赤児と名付けた
夏の夜、
仕事机で読書する
私の横で ....
パセリは知らない
そのおそろしさのあまり
セージは見た
あまり気にしない様子で
ローズマリーは赤ちゃん
双葉のように腕をふるわせて
タイム
過ぎ去る意味はなく
訪れる ....
あはははは
あはははは
みんな暇だねえ
俺?
俺はリハビリで忙しいよ
そうです、ここは多忙自慢会場ですよ
暇なやつは向こういけ
いやだったら歩け
自分の足で歩け
....
いつか語っていた景色だったら
巣食っているのは本当なんだろう
少しだけ多くの時間をかけて
誰よりも歩いた気分になれる
腕時計、を外して
その跡を順番になぞる
縛られた指先が千切れると
....
早朝
台風の影響か
東の雲はとても分厚く暗く
灰色の上空に視線を回すと
西の空にすみやかな光源が
薄雲を満たしていた
それは
まだ記憶に新しい
昨日の光景を再現していた
坂の上のミラ ....
(ひらかれる瞳)
どこまでも
森の緑
どこまでも
炎の赤
どこまでも
海の青
どこまでも
夜の黒
(とざされる瞳)
いつまでも
果実の甘さ
いつ ....
師走、六本木、交差点、白人、黒人、雪は止み、走りコンビニへ行く途中、歯がすぐさま乾いてキンとする。
明け方の路面が凍りつき、ずっこけたコインパーキング前の路上、座り込んだまま吐いた僕の息は白い。 ....
息子も中学三年生となった
進学のことで小言を言った
もっと真剣に勉強に取り組め
現実は厳しいものだ
思うようにならないのが人生だ
うつむきながら息子は黙って聞いていた
....
空は
あくまでも
空であり
雲は
いつものように
雲であり
雨は
定義のように
ふり
木は
そのとおりに
そこに
立ち
風は
かぜのままに
ふく
私を救って
私をすくって
夜店の金魚すくいのように
薄いまくを破って
また水に落ちるだろうけど
そしたらまたすくって
ピーターソンを聴きながら僕は考えた
昨日でもなく
今日でもなく
明日でもなく
いつの時かきっと
思い描いた像ではなくとも
それに似た ....
no ocean, no fish
no sky, no birds
no forest, no insects
no world, no poeple
no food, no anima ....
光と水と土だけで
あとからあとからぴかぴかの
緑の葉っぱが生まれてくる
その葉はつるつる美しくって
どうしてわたしは
葉っぱに生まれなかったんだろ
なんて思ったりもしちゃう
....
大谷石の 元米倉
米を 包み込んでいた 倉
お米達の声が 聞こえてくる
今は 人々を 包み込んでいる
その作品を 心を 魂を
共鳴し 響き渡る 声
まさに 筑波山の胎内
布や絵で 着飾ら ....
海辺のテニスコートまで歩いていくと
忘れられた言葉たちが孤独なラリーをしていて
ボールを打つたびに会話をしていた
僕たちは細かく絶望的に分たれた世界の層の間にいるんだ
ここでは漂着する ....
一口に政治家と言うが彼らの有名さ加減はそのままに有力さ加減だとは限らない
徒党を組むたくさんのグループはポーズである
想像では窺い知れぬ層がある
顔の良い奴を矢面に立たせる人間たちはどのようなパ ....
夜道帰り道
いえまでの道のまんなかで
ねこか犬か、なにか抱えたまましゃがんでいる人がいたから
こわかった
今までわたしが言ってきたこと
も何も
きみは君の生きていく道に
なんら交 ....
3980 3981 3982 3983 3984 3985 3986 3987 3988 3989 3990 3991 3992 3993 3994 3995 3996 3997 3998 3999 4000 4001 4002 4003 4004 4005 4006 4007 4008 4009 4010 4011 4012 4013 4014 4015 4016 4017 4018 4019 4020
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.26sec.