いつかふしあわせが うわばみのように
あなたをのみこんだとしても
ぼくらみんなで
たすけに ....
気がつくと
わたし
誘蛾灯でした
あなたがやってくる
くらい小部屋の
軒先の放電
あなたがたの
したたかな逢瀬を
確かめる燐光となって
窓べから窓べ
枯れ井戸をさまよい
....
女性器を眺めたあとに人権を叫ぶ男のあさましきかな 高橋お伝
千羽鶴「折ってください」ゴザ敷いて虚しく叫んだ青春の日々 佐々木禎子
活動家いちご白書をもう一度樺美智子がジャンヌダルク ....
{引用=他人の勧め}
すべて他人
それがいい
他人にはやさしく
他人には親切に
甘えず礼儀正しく
家族恋人友達
いらないなにも
欲しくない
世界は他人
旅人のように
景色の片隅に ....
底が浅い童心に感じている、ただひたすらの潤色。白く露わになる、
積み木を重ねては潰す、みさかいのサイコロをあげる。肉づいた墓に従う。
けらけらとわらっている朧雲は錦糸、赤い姉とあいする、
ぬめぬ ....
人が
歩いている
曇天の街を
霊性がそこいらを
飛び交っている
初夏の清々しさだ
たましいは求めている
この辺境の街角から
自由に飛翔する
その時を
時はや ....
オスファハン・ラ・フェイブルは聖王の御前に立っていた。
膝を屈して、聖王オアシム・ラ・ハグールへの恭順の意を示す。
「今日、そなたを呼んだのは、他でもない。
ヒスフェル聖国の今後のことを聞くた ....
アジェスの森における戦況は、ヒスフェル聖国の聖王である、
オアシム・ラ・ハグールの耳にも届いていた。
早馬の報せによれば、ラゴスとクールラントは苦戦をしているという。
クールラントはともかくとし ....
そのころ、アースランテの王ハッジズは逡巡していた。
「帝都を守っている兵士を、援護に向かわせるべきか」
アジェスの森での戦況は、早馬によって半日ごとに報されていた。
それによれば、双方の軍隊とも ....
過去も未来も大事
だから今を大事にしよう
いろいろあるけど
みんなへ
ありがとうございます
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
こんな侵略をやってしまって
戦争犯罪と断じられてしまったからには
24年の選挙で
5選を狙うのはもちろん
プーチンは死ぬまで
大統領を続けるつもりだろう
なぜなら
選挙に負け ....
○「適応」
暑い日は暑い日のように
寒い日は寒い日のように
雨の日は雨の日のように
風の日は風の日のように
暮らしていかなければならない
○「大義名分」
プーチンも正義のための戦いで ....
どうしてここに一枚あるの
桜の花びらが一枚部屋に
並木の桜は散り始め
清掃作業で忙しい日々
運んできた認識はないけれども
付いてきてくれた幸運な花びらかも ....
人間の優先度は
衣食住の順と思っていたが
サバイバルの達人は
住食衣の順だと言う
ホームレスだって
寝床レスではない
身を守って眠るということが
一番大事なのだ
どんなに不幸であっ ....
舞い降りて来る
舞い上がり
舞い降りて来る
喜びの翼が
明るい陽射しに照り映え
二重三重に輪郭を揺らしながら
救いの天使よ、
今日こそ歓喜に打ち震え
私たちの日々の無力を
吐 ....
街の灯が、ダイヤモンドの高潔を
つらぬきとおせばカッコ良いのに。
飛んで虫。ふところに入る、ちょっと待て、
虫は嫌い!てか怖いんだよォー!
遊びでね、大大阪(だいおおさか)のミ ....
晴れている
ぽかんぽかんと
晴れている
飛行機雲が伸びていく
遥かな航跡が光っている
沈黙に世界は覆われて
青い青い沈黙に
今世界は覆われて
わたしにできることはな ....
アイソニアの騎士も、エインスベルも、
アジェスの森の戦いでは、脇役の一人にすぎなかった。
主役は正魔導士たちと、前線にいる兵士たちだった。
それにしても、この戦いは激しい。
エインスベルは ....
アジェスの森での戦いが始まってから、一週間が経った。
今、残っている兵士たちの数は、アースランテ軍が五万九千人。
ラゴス・クールラント連合軍が四万五千人だった。
「これでは消耗戦にしかならない」 ....
ラゴスとアースランテの初戦は、一昼夜にも及んだ。
もちろん、ワイジェの丘の戦いを加えれば、二戦目である。
兵士たちは疲れ切っていた。というのは、
双方の魔導士たちが召喚獣を大量に召喚していたから ....
○「諸刃の剣」
ふだん何気なく使っている言葉だが
言葉で人を殺すこともできる
言葉で人を生かすこともできる
○「今」
年寄りは
今を楽しむしかない
明日はわからぬ身なれば
○「 ....
何もない画面に向かって
キーボードの文字を打つ
指先だけからおれが生まれる
生まれ変わる、何度でも いつでも
海に沈めたグラスの中の水
青空に掲げて陽に透かして見る
輝いた
揺れて輝く ....
たそがれよいときこころも濡れる
あおぞらゆく春みあげて歩く
うたをうたって笑うあなたの
しあわせいろのみらいが視える
この街いっぱいおれんじそまった
空からき ....
X線
囀り
翡翠
季節を食べ終えて妖精は床下に眠る
たてものの屋上から見える木
その枝の集まりにはカラスが眠る
昼間、子供たちに小石を投げつけられたのだ
ときおりの短い夢にぶるっと身震いしながら眠る ....
ものごとを
裏から
或いは斜めから見る
それは俗にいう
「ひねくれた見方」で
良くないことのように思える
しかし、この嘘と建前で
塗り固められて
真実に少しも近づけない現在では
一万 ....
知恵が足りない線路上の進み具合は怖いと云う、
立ち止まってこたえを、
その黄金律、そっと顔を上げる。
地道に取り片づける生理現象は、
泥を固めているのか。
撫で摩る、と刺青の、風のよ ....
言いたかったこと
言えなかったこと
音を持つ前に
雨に戻して
あなたの頬を
優しく歩きたい
そっと拭う仕草で
嫌われても
透明な傷跡に
責任を持ちたくて
もうとっくに
....
抜けるような
美しさが
花開き
時が経過する
微かに
彼女の息遣い
ふるまわれる
原色の舞い
高揚し
忘却して
上昇する
下降する
もう一つの朝
もう一つの夜
もう一つの可 ....
遠くからでも
桜だと分かるぐらい
よく目立つ
窓から見える街並み
桜が春の良い所教えてくれる
風に運ばれてくる薫り
今に染み込み華やかにする
桜が多い地区
魅力的な街に
....
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