そんなとき
わたしは、ふとおもう

たとえば、いまはいているくつ
をぬいで、みなもにたったらしずまずに
わたりきることができるかもしれないとしたら
それが、わたしのこころをすくってくれる
 ....
「山にするべ」

旗を山にすることもないのだが
うなづくと、あやふやな父は
僕に素直な 海水となる だから
それらは時を 回っていくーバットでもあって

走らずに
目の中をぼんやり ....
(鉄道信号機が故障・停電の際に赤を示すのは
止まる という安全側に働きかけるためである。)











歩けども歩けども青信号ばかりで
空も海も本当は青くないのに ....
 
青が好きなのです
その悪魔は
あくまでも青が好きなだけで
かんたんに
ひとは悪魔になるのです
わたしの

青が好きなのです
わたしも
ほんとうはそのことを
まだ告げてはおりま ....
もしも会社から連絡が来たら
死んだということにしておいてください


まじめに言ったら
笑われてしまいました

わたしが見た中で
いちばんのあなたの笑顔でした

死んだということ ....
書く書く書かない書く書け書く書かなければいけない書く書く書く描く
書かない書く書け書きなさい書くよ書く書く書く描く書いてくださいよ
書け書く書くんだ書け書く書かない書かない書きます書け書け書くんだ ....
 
このバスに乗れば
たどり着けるところが
あるのだろう

このバスに乗れば
待っている
人に会えるのだろう

たとえばそれが
けい子さんだとしても

このバスに
乗らなけれ ....
けぶりのような通り雨を浴びて、
森のすみずみを洗い流す御使い、
木々の笑い声が聞こえるかい?
人影絶えた午後の闇で、

若葉たちの含み笑い、
ひそやかな蚊のまぐわい、
靄に解けこむ花芽、 ....
粉雪のポトフことこと
気軽に
ぜいたくに夏からのブーケガルニ仕込んで

春になる前に
冬はちゃんと来ましたか
あなたのところには

春のための冬じゃないし
春とても冬の果て
なりゆ ....
溶けた氷の跡だけが残った
グラスの向こうに
二、三本の亀裂が入った
空が見える

事故は簡単に
起こるものではない
亀裂から落ちてくるものを
受け止めるための
白いシーツは
もう変 ....
なだらかなカーブを描いて
たどりついたのは朝顔の目覚め
淡い蒼色の奥にひそむ朝露は
静かに{ルビ湖=うみ}をたたえている


めざまし時計の産んだ卵が
フライパンではじけるころ
遠い昨 ....
空想と現実の区別がつかなくなりそうな木曜日
迷い込んだ路地裏で見つけた破れかけのポスター
主役らしき俳優の鼻のあたりがなんとなく僕と似ていた

退屈に慣れてしまうのが嫌で
だけどやりたい事も ....
ゆるゆると電車にゆられて
山奥へと連れられます

川はどこまでも川で
おしゃべりをしながら流れゆきます

 *

雪よ
みて、雪よ

わたしたちずっと
海から生まれたものだと思 ....
あか



うえ



あお



ぬる。

その

いろ



むらさき



ならない





なぜだ?
生まれる数十年昔の、
日用品の、
生活の、
ごく普通の、
静かな生活の、
影に、
それに
出会いたい







 ....
あのひとから乞われた訳じゃない
成り行きでと言えばそんな感じだった
奥さんよりも私を選んでくれた
そんな幼い優越感が無かったといえば嘘になる

幸せだった頃に家族で訪れた事があると話していた ....
より深い夜に 私がいた事を 神も目の見えぬ日に
浅い酩酊のために 貴方は 怒りを おいてしまい
母の 恋に 私は 泣きました

その夜は ひどく 永遠に包装され
空は ありません
犬がいて ....
「平穏」という名の

鎖に繋がれていれば安全で


私はいつも、じたばたと

鎖の届く範囲でもがいてた


日の当たらないこの部屋は

いつでも、じめじめと湿っぽく

私は ....
休日に僕は、打つ?いや
業務によって指、を、打たされる。 
肉はだけど確かにそのことに有り続け、
キーを呼吸し続けるー

だが、
タバコに火をつける
そこに 君と ああ 僕が 生きている ....
命の次に授かった
他には譲れない「名前」や
同じ部品が並んでいたとて
必ず見分けのつく「顔」も

ありのままでは存在しえず
第二の"神"から与えられて
虚構の人をウリ ....
頬に

鮮やかな熱が降って

風が吹いたんです

じゅう、



私の細胞のいくらかが

死んでゆく

(だいじょうぶ、早まっただけ)

(一ヶ月もすれば全て新しい私 ....
あとひとつきもすればさくらがほころぶ

去年はきみと名もない小山をのぼった

ぐねぐねとした白っぽい坂道

わたしたちしかいない公園

つめたくなったマクドナルド

力のない紙袋か ....
駄々をこねて欲しい欲しいといえば
泣いてわめいて地団太踏めば
気付いてくれるのかもしれない
仕方ないねと苦笑の一つでももらしながら
与えてくれるのかもしれない


そうするには
大人に ....
巧みな言葉捌き
言葉たちを想う
消えたいのか消したいのか
人と言葉の微妙な関係
言葉の達人にはなれない
とっくの昔に諦めている内臓の
ほんの少しだけわかる救い
競う言葉たちが駆けてゆ ....
 
冷却期間をおきましょう
二人が
恋にならないように

ほどよく冷却されたなら
ゆっくりと
解凍してみましょう

まだあぶないと
思ったら
また冷凍庫にもどしま ....
ボトルの曲線
タイトの曲線
かつんかつんのOLさん
かかとすりへりうむでへんな声
ださないで
浮かんでて

フルーツ消しゴム噛んでばらばら
吐き出しても残ってる
どうしてこんなことし ....
ながれる

こぼれる

光り光る

こぼれ落ちてゆく
桃色の雫が

落ちては

ひらひら
重なり合い

優しく
咲く


世界に
ひとつだけの
花が ....
二重投稿 高校2年の兼六園球場

デッドボールで死んで、生き返ってまた打席に立った。

折れたバットと、うじが蠢く鳥かごをかまえた。

フォトショでブラーしたような女の子が水半球の中心から僕に向かっ ....
冬の星たちが完璧に支配する
時間のまえには
昼夜の交代儀礼があるらしい
裏庭で絶えず貧乏ゆすりしている
裸木のこずえ
広場で休みなくこだましている
黄色いこえ
市道で盛んにウインクしてい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
わたる、みなもをタマムシ5*09/2/23 1:36
旗の渦K.SATO0*09/2/23 0:03
ブルーデビル因子2*09/2/23 0:01
小川 葉2*09/2/22 23:04
さようなら壺内モモ子2+09/2/22 22:53
書くKETIPA109/2/22 22:48
停留所小川 葉009/2/22 22:45
森、笑う(B)Giton1*09/2/22 22:37
88鍵のためのエチュード/夜とタンポポ海里009/2/22 22:25
返事はなかったnoman209/2/22 21:55
目覚めことこ0*09/2/22 21:26
映画1486 1...1*09/2/22 21:20
故郷ことこ4*09/2/22 21:20
あばぶかおん邦秋009/2/22 21:15
浪漫榊 慧3*09/2/22 21:06
らっかするひと恋月 ぴの23*09/2/22 20:52
何回目かの夜に奥津 強209/2/22 20:25
深爪三奈5*09/2/22 18:00
詩闘K.SATO0*09/2/22 17:55
境界線邦秋109/2/22 17:41
無題ミゼット1*09/2/22 17:03
さくら吉岡ペペロ509/2/22 15:32
いたいあ。4*09/2/22 15:17
言葉と日溜りsya109/2/22 15:05
冷却期間小川 葉109/2/22 14:44
OLさんともちゃん9...909/2/22 14:41
つばさ109/2/22 14:03
試作品「現代(超仮題)」詩集ただよう0*09/2/22 13:29
真理は多様に言い表せる。/Norwegian basebal ...satyri009/2/22 12:05
ゆかりの雫(三)信天翁109/2/22 10:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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