君の手のひらで
雪は溶けていく

それは
僕の涙だと

君は気付かない

季節外れの雪は
僕の思いなのだと

君は気付かない

そして、君は
誰かの腕に抱かれて
雪は ....
私がいなくなる

私がいた場所から、私がいなくなった

私がいなくてはならなかった場所から、私がいなくなった


私がいなくなった場所を訪れた

そこには私はいなくても、私でない ....
『開くドアにご注意下さい』に肩を寄せて複線の枕木を数えていると踏切を抜けるたびに警音がして頭から数え直すハメになるが、その猪突猛進警報のおかげで路面電車以外の地上電車は、他の交通に妨げられるこ .... 海に沈殿した子ども達を
耳かきで掻き出す
「わたし早くママになりたいの

餌を求めるように
口々に主張する子ども達は
飽和した酸素に触れたとたん
波に揉まれて白い泡になる

灯台の ....
ひとりで育ったホルトの花
透明な花粉にむせて
おとうさんは毎日
緩く息を止めた
時々家に来たトロバスに
一緒に旅立ちを(そっとして置く事を
決めた親友も、乗り続けている
ぼくはなぜ何人も ....
ぼくは、綻びかけた水
燃え渡る花、降りしきる炎 それでも
常に飢えていて
誰かの 立っている処からは
分かれはじめた
友だち達
いま 遠く港の閉じていくのが
みえるでしょう
ぼく達に、 ....
偶然はいつしか奇跡にかわる

コンクリートとコンクリートの間で

巻き起こる突風を浴び

どこかからながれる

なんらかの原因で流れ込む黒いガスを

僕は吸い込み体内にと ....
ちいちゃな水溜りに
蟻をひょいと浮かべては
もがく様子に薄笑い

生と死、表裏一体の瞬間

否定は出来ない征服欲

いつの頃かヒトは人と成り
あまた欲求を抑え込む
解放の時期は死ん ....
赤子をポストに捨てる母親は自らの不遇に涙するのか

捨てられる赤子は産まれた時から泣いているというのに
 
 
夜が青く明けてゆく頃
除雪車の音が聞こえている
ひとつの戦争のように
降り積もる雪を魂に置き換えて
作業は続く

まどろむ真冬の月の目は
わたしたちと同じ
出来事だけを音で ....
しんりがすき

わたしは追いかけるしんり

楽しいことがすき


一番すきで楽しいものがあるから

わたしはしんりを追いかける


人が苦しむのがきらい

だか ....
さくな
さくら
もう、す・こ・し

さくら
さくな
が・ん・ば・れ

さくな
さくな
さくら
さくな

あの子が
ここに
かえって
くるまで
少しだけ前よりも大人びたキミの声

ぎこちなかった再会に

穴埋めをするかのように
キミの心を探して

やっと手を繋げたような気がした


あの日なみだぐんだのは

い ....
街のあらゆる隙間から
浸み出てくる泥に追われて

JR駅構内の暗がりの
打ちっ放しのコンクリート壁に
ひっそりと身を寄せる

壁に走るひびはハイウェイ
ところどころ露出した
砂利 ....
かつて一日の始まりが
夜明けでも
日没でも
それはどちらでも良かったのです

かつて夜明けや日没が
一日の始まりでも
終わりでも
それもどちらでも良かったのです

けれども
昼の ....
he said watch going to like everyone ,he said got soul! soul go to my hope,

what is just to yours ....
カルピスの底みたいな白濁色に
おぼれてしまう人を笑うことなど出来ない


明かりがいつも灯っているわけではなく
でも闇ばかりというわけでもない
はっきりしない色に囲まれて
遮られた視界を ....
in dark,fire in myself,he got to god,
sick stacked tell me,look tell before,
what sad,sad talking  ....
 
 
春の影が歩いている
人のふりをして
わたしのふりをして

わたしが振り返ると
影も振り返る
いったいどんな過去を
振り返りたかったと言うのか
影は

わたし以外に知らな ....
山小屋があって お互いに区別のつかない たくさんの小人が 暮らしているらしい 一つも窓がなくて 丸いテーブルを囲んで おいしいごはんを食べている その時うしろの方で 微かな鳴き声が聞こえて もしかした ....        眼を見開いてもいいのだ
つつじが丘の鉛色した もがりぶえにも
         プリズムいろを放つ
   「血」の意図は息づいている と

      耳をそばだててもいいのだ ....
嫌な奴とは
付き合わなくていい
共感できる人と
付き合えばいい

心の苦しみ
心の痛み
心の傷
心の過去

嫌な奴とは
口をきかない。
好きな人といる
心が満たされるって
 ....
竹の音
剪定の音
切符切りの音
みかんの皮

トランポリンで
飛び跳ねて
コーヒーの匂い
三線の音

じゃららん
宝石沢山つけて
どこ行くの?
無欲自然
氾濫する
春の本流を立ち泳ぐ
辺りには甘い毒素が満ちていて
脳から先に侵されてゆく

あらゆる感情の結び目は解けて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断さえおぼつかないまま
い ....
 
 
 
枯れた花と風の色が
変わりそうでずっと見ていた
 
流れて行く雲の顔は笑っていた
そんな気がした
 
 
このまま世界の中に
紛れてしまえたら良いのに
 
壁の空 ....
□二十二歳

夢見る春の日の昼下がり
桃色の風に吹かれ顔を綻ばせた魂は
三十を望めないことを直感した
冬にどやされ春に癒され
季節風と共に歩む魂は
道が途絶えていることを知った
丁寧に ....
□悲しみの一人旅

悲しみが流れていった
悲しみはミズナラの葉に乗り流れていった
初めての一人旅だった
悲しみは沢を越え堤防を眺め、いつの日かの冷たさを思った
夏の気だるい湿気から ....
 窓際を覗く
 あなたの瞳は
 いつも
 風の彼方の
 虹を探している

 窓際を覗く
 あなたの耳は
 いつも
 時間の足音を
 聴いている

 窓際を覗く
 あなたは
 ....
おぼろ月夜に
醤油をかけて
チュルルと
流し込んでも
うしろめたい後味が
背筋を駆けるだけだからって

桜の散り際を
ゼリーで固めて
トゥルルと
頬張っても
安っぽい哀しみが ....
かつて空き地だった道路を前にして、
置き石のようにガードレールに座った君よ!

軽トラックが、廃棄解体寸前のオーディオを
山ほど抱えて走っていく。死んだも同然。とはいえ、
車輪の音とともに虫 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春の雪いのせんと209/3/20 23:46
私がいなくなる猫のひたい撫...209/3/20 23:39
形容詞警報しろう109/3/20 23:34
潮騒ことこ4*09/3/20 23:06
シンシア梶谷あや子609/3/20 22:53
トロワ609/3/20 22:52
馬鹿でかいBGMこめ809/3/20 22:04
個人の世真紅1+09/3/20 21:50
落涙桐野修一2+09/3/20 21:44
除雪車小川 葉709/3/20 21:41
いつまでも歩きたい青風109/3/20 21:30
桜さくな草野大悟5*09/3/20 21:28
涙のきもち青風2*09/3/20 20:59
壮佑19*09/3/20 20:05
色鉛筆のためのパレット/天長地久の長い午後海里109/3/20 20:02
day everyone奥津 強109/3/20 19:04
カルピスあ。14*09/3/20 18:46
sick before good myself奥津 強109/3/20 18:42
春の影小川 葉409/3/20 17:52
エピローグ砧 和日609/3/20 17:34
独り言(三)信天翁309/3/20 17:01
NOと言える人ペポパンプ7*09/3/20 15:34
タンタタン3*09/3/20 15:33
春乱佐野権太25*09/3/20 15:14
ディバイダー蟹太郎209/3/20 12:19
二十二歳林 立平109/3/20 11:50
悲しみの一人旅109/3/20 11:05
『窓辺の彼女』あおい満月4*09/3/20 10:57
春景色nonya11*09/3/20 8:56
空いた土地プテラノドン109/3/20 8:21

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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