貴方が仕合わせだと私は不仕合わせなの
貴方が不仕合わせでも私は不仕合わせなの
如何したら貴方と二人で仕合わせに成れる
嗚呼そんな事
所詮無理なの無謀なの
分かっているわ
そ ....
一昨年の
夜店ですくった
金魚が一匹
水槽の中
いつも
そこにいるのが
あたりまえの
或る朝
白いお腹を
空に向けて
ぷかりと
浮かんでいた
涙は
流れなかった
....
若しかしたら全部嘘なんじゃないか
この痛みも何もかも
だって私が考えなければ今までと何も変わらない
きっと過去の出来事がフラッシュバックしているだけなんだ
それで勝手に痛みを感じた様な ....
貴方の為に綺麗に成りたいと願った
けれども願いは見事に崩され
見向きもされない無様な私、、、
如何して私は、貴方が好きなんだろう
死が冬ならば
棺に花は入れないで
死が春ならば
棺に花は入れないで
死が夏ならば
棺に花は入れないで
死が秋ならば
棺に赤い落葉を敷きつめ
芋みたい ....
この
ゆめ
みたい
みたい
な
な
生
性
精
政
声
....
暇つぶしーの塊が
四季とりどりの歯を見せる
さんさんきらめく太陽が
つきささるよに反射する
幼稚なぶよぶよ
ぷすんぷすん
昨日も見たのね水平線
今日もないてた山田くん
明日もどうせ ....
そうね 魔法かもね
この広い世界であなたと逢えた。
そうね 出来るかもね
二人ならば いつでも何でも。
ほの暗い
雲のもとでたたずみ
空をつかむ
透けている火影姿のこぶしから 零れる灰が
無風地帯へかえってゆき
つかみとおすこぶしは
遠い声にもほどかれることはなく
透明 ....
父の命日がある季節
春
お墓参りもあまり行けず
貴方がどんな人だったか
よく知りません
私が私として生きている中で
一番イヤだったのは
貴方の世界に引きずり込まれ
貴方の ....
岩の間に覗く空
険しい顔したアブラゼミ、
繰り返す事を惜しまずに、
悔しいだけの花の中、
泣いた顔を晒け出し、
口が裂けても、いい子でいたい、
ヒトデを撒いて、いい子でいたい、
ずっ ....
皮膚病で傷だらけになった身体
爪を立て掻き毟る
こんなのは私じゃない
真っ赤に染まる指 力を加え抉る
カラオケでオールナイト
喉を押さえてまで搾り出す声
吐き捨てたい、叫び足りない
....
空を食べた
仲睦まじいかえるとかえるが飛び跳ねてハイタッチした
オギャ―と雨は生まれ
君に「雨がえるクン」という名をプレゼントする
....
放たれた音が大地を震わせて
私の細胞の隅々までを揺らして
鼓動さえも支配して
{ルビ終=つい}には私自身がその音になって
耐え切れずに鼓膜は聴力を失った
イヤラシイ。
あなたの音と ....
明るい金属製の音階を
来る、行く
夜の回送電車の
黄色い、黄色い、硝子、硝子の
細切れのがらんどうを映写され
まばらに浮かぶ顔面は
いたずらにスクリーンと化している。
....
考える
自分と、
自分以外のすべて、の存在だけが
この世の真実だったら
私は孤独に耐えられない
私は怯える、外に敵意がなくとも、内には不安が充満している
亀のように心を出し入れしな ....
玉葱のにおいがしている
玉葱が匂いになって
何かしている
夏祭り
まだ日は高く
午前中のうちに宿題を終えた
小学生たちが集い
がまん大会に参加する
冷水が満たされた青い ....
霧につつまれた煉瓦通りを突当たり、
古いビルの地下にその店はあった
暗い夜の匂いが滲みついた長尺のカウンターには、
いつしか様々な顔と顔が並んでいた
俺は雑音の混じるオスカー・ピーターソンのピ ....
乗った瞬間に途切れた緊張感で
その場に座り込みたい気持ちでいっぱいになった
夏の終わり。
白い丸テーブルにハの字に座り
君と目を合わせて話すことが出来なくなった
....
しあわせは
小さな小さな積み重ね
コツコツ貯めたつもり貯金
毎日磨いた白い靴
豊かに実ったリンゴの木
高くそびえる富士の山
海の向こうの水平線
寝ても覚めても ....
平行線の夜
交わることのない
夢と夢
眠りは静かに
明け方にたどり着くまで
光の速度で
目覚めると
あなたがそこにいる
朝日を浴びる
わたしのように
二億光 ....
やっぱり
すげ〜なあ
と、おもう
マリリンモンロー
と
おまえの
まるい蒼穹のひかり
あなたと一緒に
通ったことのない道を歩いてみたい
さくら咲く丘の上
そんな綺麗なメロディに乗せてみたりして
手を繋いであるきたい
「ちるちるみちる」と
変な ....
街に出れば誰かの視線が痛いだろう
でも悩める人よ
そんなものに負けないで欲しい
悩める人よ
励ましの言葉など欲しくないだろう
自分ひとりの力でどうにか出来るだろう
....
何本か入ったら
道に迷っちゃって
そうしたら
住宅街の奥に
小さなお店があって
わたしは自転車をとめて
そこへ入った
テーブルの上にはメニュー
カレーとチャイとラッシーを頼んだ
水も ....
さくら さくら
遠い さくら
僕の心
どこに消えた
さくら さくら
花の声
追いかけて
君へ届け
命の香り
透ける刻を
風に揺れ ....
胸の中 封じ込めてきたのはね
捨ててしまいたくない思い出だとか
忘れたくない温もりだとか
触れれば消えてしまいそうなものばかり
口の中 封じ込めてきたのはね
あの日言えなかった台詞だとか ....
りんごは赤いという人もいれば
りんごは青いという人もいる
痛みを可哀相だという人もいれば
痛みを笑う人もいる
いろんなひとがいて
あんまり堅苦しく考えすぎれば
....
嗚呼、嗚呼、桜が咲く。
蕾は我の内に在り。
我が記憶、我が命。
糧に育った花が咲く。
胸を内から食い破り、
{ルビ強=したた}かに儚い{ルビ桜=はな}が咲く。
悲しい流れ星はただひたすらに
空を駆けては消える
初恋なんて基本的に細胞戦争
港で起きる波は
一定の旋律を奏でながら波をうつ
彼岸花が咲く季節に人は死ぬと
....
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