用件は声が聞きたくなったとか
何となく様子が気になったとか
そこからスタートして一時間は話せた
やり場のないストレスだとか
日常のくだらない鬱憤だとか
ぶつけあってはまた今度って笑ってた ....
目の前には
いつ処刑されるかわからない毒ガス室がある
監視の目はいつも光っている
体は彼等の思いのまま
されど
されど
されど
....
いらない
欲しがったりしない
夕日も、太陽を奪っていく時間も
カロリーゼロドリンクを
餓えたキャンプにばらまく悪夢
眠れない夜の寝苦しい暗闇
幸せの意味、
....
果てなく見える影も地球の青のように見える
上り過ぎたものおともふるうく
手髪の中でつかめない割れたかななみを
果てなく見える青も地球の髪の毛のように見える
うえでいきることがこわくはない
生まれてきたことはなぜだかわからない
生きていることがわからないわけではない
ひとりでいることがわからないのではないかね
塞いだ。
窓を閉め切った。
勝手口も、玄関も、全て塞いだ。
もはや、自分の呼吸しか聞こえない。
誰も訪れない、自分だけの世界。
安楽の母の子宮の中のような気配。
盛りの ....
雲を抜けて。
空を抜けて。
宇宙まで。
透き通って見える。
あぁ。あぁ。
この呼吸は。
全て繋がっているんだ。
膨張し続ける。
空の隅っこまで。
たたかって
たたかって
かなしみをえらんで
かなしみにえらばれて
たたかった意味さえなくして
月がゆらぐ
夢がとおくに消えてゆく
それでもおまえ ....
勝手に逃げたひとのせいで
今日も電車は来ない
向こう側のホームから
数日前に死んだであろう
女の嬌声が響く
もうすぐここも
ひとで溢れ返りそうだ
後ろのベンチからは
少女の ....
捩じった螺旋の肉体
白々と夜薔薇を広げ
遠方より 船が近づいてくる
颯爽とベッドから抜け出して、
夜中の台所に立つ
喉を鳴らして水を飲む
女(金属的な恥毛 踝の中の胡桃)
あ ....
この両手いっぱいにこぼれるくらいの
ガーベラの花束を
小さなベッドルーム埋め尽くすくらいの
美しい花束が
君にとても似合う
雨が降るたびに
少しずつ秋が
近づいてくる
言い訳も ....
―朝
ビルの階段を降りて行くと
何かの軋む音がする
たくさんの
時間の積み木が
押し合い
こすれ合って
順番を決めている
―歩道を歩く
山桃の並木が
慌てて生え ....
みんなあいつの事笑ってるけど
テレビの向こう側の事だから
笑ってられるんだぜ
こんな詩書くつもりじゃなかったけど
書かずにいられなかったんだ
風呂に入り
全身泡だらけになりながら考えた ....
誰かが死んだけれど会ったことすらなかったから
去年の私が買ったパンジーは花開いていた
加速したいくつもの車が近くの国道を通りすぎていく
赤や青は何が違っていても日差しに根を張って
今日の部 ....
暗い車輌が
過ぎて行く
きしる車輪の
音を残して
どこかに消える
儀式の時刻
中空を漂う
待ち人の視線
遮断された
昨日・今日・明日
の私
水族館で
深海コーナー
ダイオウグソクムシ水槽の前で
しゃがみこんで
ひらひら
なんとまぁ
水族館のスタッフは
餌付けに成功したらしく
(それまで何食べてたんだ?)
最近では
....
冷たい夜僕は君の中に降りていく
空に花が咲いてる
雨の日は 蛍光灯の白がよく映えて
あの花は いつにも増して色鮮やかで
世界が色で溢れている
みんなが空を見上げ
上の方の何かに祈りを捧げている最中
あたしたち ....
いつまでもとぼけてなんていられない
時計の電池はもうすぐ切れる
首筋に這う刃物の切先はじわじわ侵食してきてて
皮膚を緋色に染めるから
本格的に食い込む前に 早く早く
夢見心地で歩けていた ....
甘い飴を舐めるように
夢を語ってきたけれど
それももう卒業かなと
飴の包み紙を丸めた
極彩の果てに
生き残った、
青色の悲しみ。
生まれたての風に
愛されておいで
咲き乱れた、
もみじの海に
忘れられた銀杏
ぼくは煙草をふかして
淫靡な夕暮れを誘い出した
彼 ....
ゆっくりとかつしっかりと
時間は流れ
あわてない
ゆったりと歩む
オーラを感じ
時間がゆるりと流れ
しかし多くの事を成し
頭はフル回転
もし背中に羽が生えたら
未来にはばたき ....
《
ああ……
ケーキなんて嘘さ
優しげな瞳をしたあの人は
甘い期待に励まされた
子供たちを裏切った
食卓のうえを見る
歪んだ顔が曲がって映る
ケーキなんて嘘さ
白い皿には何ものってい ....
夢は遠くに想うもの
捕まえてしまうなら
ひとひらの雪のように
儚く淡く消えてゆく
夢は遠くに想うもの
辿りついてしまうなら
鮮やかなあの虹のように
儚く淡く消 ....
うだうだとした生活をしていたら、
4キロ、5キロ
あっという間に8キロ増えた
主治医に指摘され
ようやくダイエットを決意する
今までは普通に生活していても
増えなかった体重
代謝 ....
090326
80点の出来だけど
盛り上がったから
良かったね
皮肉な笑みを浮かべて
蝶々は海を渡る
風が吹くから
大丈夫かなと思ったが
そ ....
キミがその手を伸ばす
私はキミの手を包み
キミは私に愛を描き
私はキミに愛を詠う
高貴な空を見つめ
積木を積み上げる私達
一つ一つの言の葉に
私は恋し
一つ一つの仕草に
キミ ....
馬鹿っぽい
酔っ払いの愚痴話に
あきれて
すぐに話題を変えたくなるけれども
それで酔っ払いの心の問題は
解決しないので
あえて
その問題の中に
ダイビングしてみよう
酔っ払いは嫌いだ ....
暗い薄墨色の空を
綿ぼこりのような
存在感のない雲が満たしている
空がすごく低い
薄い夜空から落ちる雨が
僕の身体に滲みこんでいく
街灯に透ける僕の指
二重にブレてぼやける
街 ....
トランプ遊びしてる
息子とカルタで
きっと何か間違えてる
けれどもそれは
それで楽しい
ためしに
どっちが勝ってるの?
と息子に尋ねると
嬉しい
とだけ答える
....
3783 3784 3785 3786 3787 3788 3789 3790 3791 3792 3793 3794 3795 3796 3797 3798 3799 3800 3801 3802 3803 3804 3805 3806 3807 3808 3809 3810 3811 3812 3813 3814 3815 3816 3817 3818 3819 3820 3821 3822 3823
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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