決意したのだった
私の光を遮るのだ
築き上げられなかった現実の瓦礫を
日陰にし、住処とし
さらに淀んだ感情を!

優しくしてくれるのかい
沼の水が揺れたのは
沈黙と手を取り合ったためさ ....
山育ちの私が
山のない街で生活をする

心には山型の穴が
ぽっかり空いたまま

当たり前にあった日々が
遠くなっていく

この気持ちを
誰がわかってくれようか
 
 
僕らは出会った
地上から空を見上げる
距離でしかなかった
そんな僕らが

とても遠いところから
生まれてきたような
そんな僕らが

買ったばかりのノート
一ページ分にも ....
ほこりくさく薄ぐらい部屋の隅っこで
{注孤独なジョージ=ガラパゴス諸島に生息するガラパゴスゾウガメの亜種の最後の生き残りの1頭の愛称。英語だとLonesome George}がキャベツを食む音がする ....
立ち上がれない右手の朝方を示しながら
先端は灯となり先端の義足に変更を甚だしく
響く
通り雨は果敢なき猛然であったでしょう
博愛主義者の音色を卑下する
均一化として
あなたは今
凝固した ....
夢を見ていた僕を、君が笑った
くだらない私を
貴方は今日も愛してくれるのね
何もかも失った世界の中で
君の体温すら不安定だった

君がいるから
僕は今日を生きていた
例え
現実以外で ....
私は未だ
まどろみの中
目覚まし時計が
鳴っている
わかってはいるけど…


地上に舞い降りた
織姫と夏彦
感動の再会も早々に
夏彦は両手いっぱいの
高級ブランドの紙袋を持って
 ....
アタクシという混合が、キビンな嫁を夢みる夜


人生を賭けた油虫
ピーピー豆の葉にて早濡

粛々にして縮小する気持ちと、死ぬ覚悟のない面構えを足して2で割って、衣を着け揚げたらコロッ ....
ごらん、
きみのさかなは
もう
あんなにとおくまで
とんでしまえる

あめいろのひれは
けっして、
つばさには
なれないという

そんなでまかせで
まんぞくするのな ....
あるテレビ特番の早押し問題で
四択の中から見つけた正解
水色ドレスのシンデレラ

ある夢と魔法の王国の
お城はシンボルで合ってたっけ
水色ドレスのプリンセス

夢と魔法は心地いい
豪 ....
  桜雪 or雪桜

室内の悶悶より
鳩森神社の桜の木の下へ
風が骨まで滲み込ませよう

ふいなところに盛り上がるピンクの雲
ピンクの雪がふわふわと舞う
地面で踊る
この陽気な季節
 ....
竹やぶ輝くきらきらん
おじいさん竹切り驚嘆
小さき姫現る忽然
大判小判もどんどん
家屋敷豪華絢爛
大事に育てる過分 

かぐや姫の美貌 皆賞賛
三人の男持ち込む縁談
姫突きつける難問 ....
桃が川をつんぶかんぶ
おばあさんこっちゃこー呼ぶ
持ってって切る一分二分
桃割れ嬰児跳ぶ
おばあさん喜ぶ
おじいさん尊ぶ

おばあさん桃太郎おんぶ
桃太郎遊ぶ
はげむ文武
鬼退治に ....
夜空の月と昼下がりの菜の花はよく似ている

時に道しるべになり
時に風景のアクセントになり
時に心奪われる

瞬きの方法を忘れたら空を見上げる

際立つ眩しさに気をとられると
いつの ....
今日は土曜日だということで
ぼんやりと近くの河原に出かけた
ニュースでは
お台場特集でみなとみらいはとてもにぎわっていた

土手に上がると一面に白く
河原 広がった
中学生が必死でランニ ....
拷問室の中
小さな窓に見上げた 水色は
僕を水色として照らした 瞳に
その 小さな窓を 嫉妬させた 

ハワイにも
トップレスにも水色はあった だが
微かな笑みで 拷問室は 君を
ヒタ ....
歌い放題のために
近くのコンビニで割引チケットを手にする

歌い放題のために
電話予約を事前に入れる

じたばたと、

逃げてはいかないが歌い放題の
羽はしっかりと握りしめ

「 ....
幾重にも
重なりあって咲く花を
うとましいと思ってた

たとえば

やさしさが
それに似ている

見送る母は
いつも多弁で

服装のこと
カバンのこと
髪型のこと
友だち ....
明日いなくなる

そんな夜の中に

もしも
あとひとつ願いをかけられるなら


もう人間にはなりたくない


そう言ってみたい


できれば背骨のないものがいい

命の ....
それは子猫にしては無理のない話で
信号を見ることも横断歩道を渡ることも
所詮はできはしない相談だったかもしれない
ただその軽やかな身のこなしで
何度かは成功してきた国道の横断
今朝はほんのち ....
山から吹き降ろす冬の風が
裸の木立をゆするころに
この村の家々の軒先に
縄でくくられた猫が
何匹も何匹も下がる

この村の特産品である
ほしねこを作る作業は
山から雪混じりの寒風が吹き ....
闘う気がしない
打たれて
打たれて
這いつくばって
ドロ舐めて
苦くて
しょっぱくて

それでも
これでいいのかと
どこからか聞こえる

負けっぱなしじゃ
終われねえ
終わ ....
きのう
飛び去った飛行機のように
蛾が震えていた
取り残された最後の技師が
数値を記録し続けている
薄汚れた窓硝子の向こう
森を走っていく少年あるいは少女の白い素足が
境界を飛び越えなが ....
そんなもんなような

まだまだなんだというよな

そんなままでいたいような

まだまだまだまだまだまだだ

桜吹雪にまかれて

寂しさと楽しさと窮屈と使命感と

広がる世界を満 ....
ウンディーネの
こころの中の
森には
小川が流れている

古い
悲しい
物語が
赤い糸の輪のように
ぐるぐる廻る
騎士とニンフの
終るために
始まる
物語
水界の定めに
 ....
あなたには支柱がないのです
あなたには支柱がなかった
腕時計を忘れてきて気付かなかったけれど
僕はもうこんな時間まであなたを抱きしめていた
あなたには支柱がなかった
だからいつまでも抱きしめ ....
ちょうどいい
をさがしてて
ちょうどいい
をこえました

もどるのか
ちょうどいい
もうにどと
ちょうどいい

さがしすぎるから
ちょうどいい
すりぬける

うごかない
 ....
この世界で呼吸することを

肺が拒絶してるらしい

それならばいっそらくにしてやろうと

息を止めてみたけど

とめてみたら

心が 生 を欲してた

あたしはどうやら

 ....
神話は 連行せず
閲覧室の平らかなテーブルへ と
招致する。

組んだ腕に身を預け 上から
覗き込む。さて ──


「・・・こいつら、馬鹿ばっかりだ。」
何の為に生きて
何の為に死ぬか
分からないまま
死んでゆく

一万年後には
誰も私の事を知らない
一億年後には
人類は存在しない。

宇宙から見たら
人間なんて
砂粒にも満たな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
未練がましきは我が儚中原 那由多209/4/5 8:46
鬱憤未完4*09/4/5 4:28
別れの距離小川 葉509/4/5 3:24
孤独なジョージ亜樹1*09/4/5 2:47
量の間違いや欠陥井岡護0*09/4/5 2:27
僕の手を智鶴109/4/5 2:23
夢の途三之森寛容6*09/4/5 2:03
遊離して畳崎幹人009/4/5 1:56
さかなびと山中 烏流7+*09/4/5 1:53
シンデレラの本音相羽 柚希3*09/4/5 1:38
桜雪 or雪桜里欣009/4/5 1:22
韻を踏むかぐや姫ふるる4*09/4/5 0:43
韻を踏む桃太郎2*09/4/5 0:38
月と菜の花あ。3*09/4/5 0:33
ディズニー耳K.SATO2*09/4/4 23:55
ムチ0*09/4/4 23:55
ミスターチルドレン0*09/4/4 23:54
桜の音(ね)uminek...5*09/4/4 23:53
カワリニ1*09/4/4 23:00
ねこせん山田せばすち...209/4/4 22:54
ほしねこ309/4/4 22:52
とう意秋也1*09/4/4 22:29
エネルギー片野晃司1809/4/4 21:51
新入社員短角牛109/4/4 21:42
「水妖記」(ウンディーネ)フクスケ109/4/4 21:41
あなたには109/4/4 21:32
ちょうどいい?木葉 揺3*09/4/4 21:21
生きていたいBOC109/4/4 20:36
だってよく似ている吉岡孝次209/4/4 20:32
人生なんてペポパンプ10*09/4/4 20:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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