時期遅れの花見
 
 とっくに散った花びらのかわりに
 輝く緑
 若き季節の息吹


 青空には
 果てを知らない鳥たちが舞い 謳う

 みなの真似する花見よりも

 散った ....
車窓から

いなかのひとなにしてる

いろんなことで時間つぶしてる

人類と娯楽

そのおっかけっこ

人類と仕事

いろんなひとなにしてる

いろんなことでひまつぶしてる ....
山々を裂いて生まれたのはすいけんの水でした
あの時のかぜをおぼえていますか
暴風が吹き荒れ わたしの前に立ち
少しずつさがっていくわたしのせなかを撫でたのはあなたでしたか
日がおちて朧 ....
そうして
いつのまにか
遊園地に入ってしまった
空は青い
コンクリートは白い
わたしはピンクのワンピースを着て
風船を持ってる
歪んだ観覧車
戻って来ないジェットコースター
馬の首が ....
  もう静かに語る
  ひとつながりの都会



  夜の新宿を見つめながらきみは笑っていた



  その手のひらで
  やわらかい声がふくらむ



  どこへゆく ....
庭に日の差す縁側で
かげろうにゆらりと手をかざす
つかめないな
銀のコップが透き通って
細く光る指先の丸み

着られなかった
紺の制服をまとって
うっすらとたなびくおまえ

好きだ ....
ずっととおく
あちらのほうへいってしまった人が
てをふりつづけているようにおもえる
そのしろいすきとおったてのひらが
やみのなかできょりとともに
うすくなっていきながらも
きえずにまだみえ ....
都市の夜を
救急車のサイレンが
次第に近くなり
点滅する赤いランプが
尾を曳きながら
架空の領土への
搬送車のように
ゆっくり 遠ざかる
このまま終るはずだった
今日

昨日の ....
            090415

ちょうの付く字は
ちょうだよねと
幼児のような返事を返す
分かったつもりの会話です

お父さんは
会社
お母さんも
会社
お兄さんも
 ....
初めましての笑顔は
上手くできたかなぁ

傾きかけている空に
問い掛けながら歩く

いつもと変わらない
赫く星を見つけた時

うっかり
故郷を思い出し

張り詰めた気持ちが
 ....
親たちは言ってみればオリムポスに座する神々であいつらはつまり神話の時代に今も生きているさらにその親の巨人族を打ち倒して手にしたその高き山々の頂で毎日飽きることなく饗宴三昧俺たちと言えば神々のおこぼれに .... ゆびさきは
そこで動くのをやめてしまった

あと5センチ
だけなのに
どこまでも遠く

つまさきは
石ころさえも蹴飛ばせなかった

当てることが出来たら
振り返ってくれるかと
 ....
例えば


目が覚めて 君が ほんとに許しきった顔で寝てるのを偶然みつけたり

暗い夜道の先の薄明るい街灯の下で 君が不安そうに僕を待っていたり

お魚を一尾だけじゃなくて二尾入ってるパ ....
うつろな目
うな垂れた首
放り出された四肢
君はいつから
そんなサカナになったの

キラキラ光るあの星も
実は銀紙だって
嘘だらけの世界に住む僕らは
いつだって騙し騙され
それを真 ....
摘みながら歩く
生まれたばかりのあなた

小さな口笛


素足のまま大地を踏みしめる

蔦草はやがて乗り越えられ


くちびる

まぶた

ひとさしゆび


どちら ....
高校三年のある夏の日の昼下がり。
あの日、僕は最高のロックンロールに出会ったのだと今でも信じて疑わない。

鋼鉄のミサイルに乗り込んで、流れるような景色の中で、色々なものを見つけてきた。
見た ....
ここの夜もやがていつか眠るだろう
時が満ちてくずれ落ちる頃だろう

ただのFreeway Drive 昨日の続き
ただのFreeway Drive 気の向くまま

肩落としてないで
 ....
確かにそうだろうね、
僕の中のぼくは呟き
僕が被るボクの振る舞いに
否定という肯定を認める

ボクが前を突き進む中、
ぼくの居場所を探していたら
いつしかボクの皮の手も引かれ
笑えない ....
悲しくないように、パンを食べて

悲しくないように、体をよく洗い

悲しくないように、朝になると起き上がる


焦がしてしまった情熱の抜け殻

いつかを通して言葉が落っこちる

 ....
足下の花びらが
しきりにバトンを渡そうとする
あなたも咲いたらいい
そう言っているのかもしれなくて
ただただ季節はめぐるから


がんばれない
そううつむくあなたの額にも
舞って ....
 床に落ちたパンを摘まんで
 埃のついた面を水で洗い、見えてくるのは
 荒野の戦場
 二つに折って頬張る

 味は
   胸糞悪い
       嫌悪と
       平和の
  ....
 
 
あの夏の日の
電話ボックスの中
受話器を持ちながら
あと一桁ダイヤルを
回せば届く
思いがあった

あの夏の日は
静止したまま
僕は僕の海に溺れ
窒息している

何 ....
 
 
人は
その人の型に
はまるようにして
生きてるのではないか

はまってないから
という理由は
当然ではないか

僕は
今さらのように
君の型になってみる
すると君は ....
キャンセル待ちの
救急車には
今日も乗れそうにない

釈然としないまま
習慣化していく
消防車移動という形式

茶を濁すような車体の
駐車方法は入射角に対して
直角な感じで

 ....
わぁ泳いでる

宴会場に入ったとたんに
女性陣から声が上がる

浅い椀に入った白魚が
勢いよく泳いでいる
透明な体に赤い心臓
鰓が細かく震えている

勢いあまって椀から
飛び出す ....
週末までガマンしてみる あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった


差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ....
 先が折れ曲がっても
 まけるナ がんばれ

 先が枝分かれても
 まようナ すすめ

 先を舐められても
 舐め舐め返してやれ

 キモチだ キモチを出していけ

 え ....
学生時代の友人が
送ってきた絵はがきを
冷蔵庫に貼りました

今、私たちは
いろいろの途中

見栄や意地や
肩書きや、妬みを
貼り付けたり、はがして

あたしだって
とか

 ....
遥かここまでやってきた

僕は僕を忘れそうになって

雨の中
立ちすくむ

胸に渦巻く想いを
吐き出したくて
葬りたくて

だけど言葉が足りなくて

そしていつも
恋にすがろうとするけど

今の僕は
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
散り花見山崎 風雅609/4/16 0:14
車窓から吉岡ペペロ309/4/16 0:06
思い出のはなしRe.1*09/4/16 0:02
きぐるみチアーヌ409/4/15 23:55
草野春心109/4/15 23:25
庭に日の差す縁側でオイタル9*09/4/15 23:19
彼方岡部淳太郎309/4/15 22:08
架空の領土フクスケ009/4/15 20:50
超躊躇あおば4*09/4/15 20:47
疲れた日未完2*09/4/15 20:16
オリムポスrabbit...209/4/15 19:48
超躊躇あ。3*09/4/15 18:38
新しい幸せウデラコウ1*09/4/15 18:29
サカナ浅井実花409/4/15 18:13
楽恵2*09/4/15 16:57
エイトビート風見鶏109/4/15 15:06
Wednesday TomorrowBOOKEN...2*09/4/15 11:38
雪城的邦秋009/4/15 10:15
悲しくないように猫のひたい撫...409/4/15 5:30
咲くら舞うかんな6*09/4/15 5:16
落ちたパンdoon109/4/15 4:45
超躊躇小川 葉5*09/4/15 4:32
人の型109/4/15 3:44
超躊躇木屋 亞万0+*09/4/15 1:17
踊り喰うkauzak11*09/4/15 0:27
ビール焼雲009/4/15 0:26
私達の美しい獣千月 話子25*09/4/15 0:20
鉛筆くんヨルノテガム209/4/15 0:17
しあわせの、マグネットうめバア0+*09/4/15 0:11
雨に消えるヒロシ4*09/4/14 23:54

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