制御することができないと ころの躍動感
ピアニッシモピアニッシモ
向かう先とこ ろの充足感
ムーヴィングムーヴィン
ところけてしまうの
ローリング
みてたところの怪電車
いきてたとっ ....
離れてみてわかるって
よく聞く
そうかもしれない
心地よい風
耳をくすぐる音色
そっと触れる指先に
どきっとした
いつも隣にいた・・・
ふと目覚める朝
あるは ....
目は閉じないで
手は繋がないで
どうか忘れて
地下室の鍵は置いていってね
誰にも知られたくないの
死んでいったお話たちを
あなただけに話した物語
ここにお墓を作るから
心の底で死んで ....
駅から我が家への道の半ば
江戸時代に開基された由緒ある寺で
お通夜が営まれている
普段は併設された幼稚園の園児が
遊んだり運動したりしている地蔵堂に
祭壇が設えてあって
地域の生活 ....
明日晴れるなら蜃気楼をみにいこう
僕がまっている何かはまだこず
降り頻る涙の雨を浴びて
脅えながらそれでもなお
コンクリートに覆われた部屋からでずにいた
きてはかえす
....
ねむたくて
ぼんやりしてると
人の話聞いてるの
と雌ライオンの
妻が言うので
雄ライオンの僕は
目の前を通り過ぎていく
バスを見送って
聞いてるよと
ラ ....
窓がくもっているから
遠くの光のつぶつぶが
それぞれじわりとにじんで
ああ急がないと
星がぜえんぶ夜に
溶けてしまうと思った
そうしたら
いよいよほんとうに
わたしひとりきりの ....
重いドスの効いたベース
重たいパンチの効いたバスドラ
ギターの超早弾き
元気の出るリズム
どんなに困難でも
突き進んでいく原動力
歯を食い縛って
腹に力を入れ踏んばる
サイドシ ....
そのひとが指した
暗闇に
また星座ができる
夜空の不確かさに
うなずきながら
長い髪が揺れると
それは五等星ぐらい
小さく笑うと
三等星ぐらい
月影を手に入れるために
なにもか ....
想いを
心に在るままに
伝える
なんてことは
不可能
気まぐれに公園を
掃除してはいけない
それを祈りとする人の
領域を侵してはいけない
それがこの街の朝
求めてもに届かないのか
それとも、手に入れたものを
守り ....
ありがとう。って言葉
本当に不思議で
それだけで
一瞬で
心
が
潤う
嬉しい涙も
悲しい涙も
切ない涙も
やさしく包み込んで
....
わたしの、やわらかいところは
羊水のような液体のなかで、うかんでいる
わたしの、やわらかいところは
いつもたくさんのことで、満たされていて
それをとどめておくことに疲れると、忘れてしまう
....
リンゴが手に取られて
そのままではいられないのか
とふと考える
ずっと木にぶらさがり
太陽を浴びる人生と思っていたら
収穫されて市場に出荷され
知らない場所へ運び込まれ
....
今日も一日が
終わり明日が
やってくる。
チャイムが鳴る
解剖針を
探り針にして
梁に蛍光灯を
つける弟
お袋は
ご飯の用意
寝っ転がっている
親父。
いつだって瞬間を見ることが出来ない
気付いたらつんと澄まして
そ知らぬ顔で頭上を照らす
なめらかな曲線で出来た満月
夜にいるにはあでやか過ぎる
汚れることを恐れていないような
きっぱり ....
初夏の風の流れかたは
グラウンド横にもえる雑木林の
緑の揺れかたであらわされるらしい
美しく思いすぎないよう
美しく思いすぎないよう
丘を登る道を歩く
ふたつ影は千鳥格子に
新緑と樹間を ....
花の名前をもらった少女は
未だ咲けずに居る
若く青白い身体は
誰にも触れられることなく
たわわな花弁のふくらみは
未だ誰も触れない
未熟なまま
腐ってしまいそうな
悪環境
集 ....
090429
バナナの実をもいで
大人たちが笑う
バナナは
食べられても
痛くない振りをしている
南国の
強烈な太陽で
鍛えられているのだ
....
誰か知らぬひとの手をとり
裏の暗がりの路をゆく
鳴りつづける何か
水たまりのつらなり
土の眠り
土の夢
影の家々
光の淵につもる雪
風が分かれる ....
それは
よぢれ
絡み合う
ほどこうとすれば
古い糸のように
切れてしまう
世界を前にした
私 という
存在の脆弱
糸のように
世界とつながる
糸のように
世界から孤立する
寂しむザリガニが一匹、紅一点鮒達の中で泳ぐ金魚に見蕩れていた。今まで見た事の無かった金魚の美しさに唾を呑みながら、ザリガニは近寄る事のできない自分にもどかしさを感じていた。
そこに金魚が、鮒達の ....
君にまかせて 風は吹くよ
ままに まに まに
ここに にここに
おいてけぼり なの でも
ままに まに まに
ふくよ
*
ときおり 吹く風はまかせまかせ ....
{引用=
(海、について
わたしが書こうとすると決まって
おとうさん、おかあさん、砂、星、アーシュリー、を書くことになる。)}
アーシュリー、
わたしがにぎる手綱からするりとぬけだし、
....
少し軽めのコートを着た日
春一番が吹いた日
君のため息がこぽこぽと空を昇って
雨を降らせた日
手をはなした瞬間は
何も考えてなどいなかった
執行猶予が間もないから、と言って
君は ....
空は曇り
風は冷たい
砂はしめり
海は鳴る
深い、深い深い深い
闇のような
死人じみた暗雲が
ひろがる
ひろがる
ひろがっていく
返事は、床を伝わって届く
コンクリを踏む ....
階段をのぼる音がする
子供のからだのまま
大人になってしまったこころで
夕暮れ
母は一尾の魚をさばきはじめる
命の尊さも
生きることの残酷さも
何も語らずに
父は形 ....
その辺に
広がっていたはずの思い出が
重機でもって払いのけられ
作られたきれいなものを
背伸びするクレーンが
積み上げている
くりかえし
くりかえし
さびしかったり
悲しかったりした ....
この風に乗って
君に想いが伝わったら
私は空ばかり眺めてるでしょう
たまに降る雨に邪魔をされても
この想いを清めておくれと願い
シャボン玉のようにフワ ....
花がいままさに
ひらかれようとしていて
うたが人知れず
うたわれていても
読みかけの本の
頁がひらかれて
そのつづきが
つづかれてある言葉が
読まれようとしていても
なおもひ ....
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