九官鳥になりたい
そうしたら、言葉を言えたら
ご主人様に褒められる

喋りすぎて「うるさい」と言われるかもしれないけれど
それでも褒めてくれるんだろう

何度も 何度も
ご主人様たちの ....
灰色のビルの群れから
女ひとり
逃げ出してきた
太陽の汗が溶け落ちる海に
腫れ上がった{ルビ踝=きびす}を浸すため
白砂に埋もれて眠るため

痩せた身体に疲れた眸
躊躇わずに飛び込んだ ....
隣にいるこの物体はなんだ
恋焦がれていたものの
正体は
息をしている人間
だけど
豆腐みたいに壊れやすい
私は手も足も出せないだるま状態
なんだか微妙
私もまた
この人からは
未確 ....
 
 
とても広かった
世界がこんなにも
小さくなって
わたしは人の形をしている

魚になることも
鳥になることもできた
自由なこの世界で

いくつかのわたしが
はみ出してしま ....
つかまえることの出来ない
角の取れた風が丸く波打つ

花ごと落ちてしまったつつじが
こつ、こつと小石にぶつかり
涼しい上流から泳いできた

花街にいる女性の唇のような
程よく熟した艶の ....
詩の生まれ方にもいろいろある
卵生
胎生
卵胎生

生きている詩ならば
生まれて生きる詩であるならば
金太郎飴をちょんちょん切って
毎日数だけ増やしてくってわけにはいかないだろう

 ....
ネオン輝くこの街は、悲しい男が集う場所。

ニコニコ笑う客引きの口車に乗せられ発射台。

業務的で機械的、愛の無い快楽は、悲しい男を寂しくさせる。

地獄から這い出てきた、女は男を見つめて ....
孤独が暴走する
今なら独りでに「大丈夫大丈夫」と
2回早口で独言できるほど
私は放射状の原子力より あ ば ず れ で
ひたすら1(いち)で出来た羅列を好み
行けるところまで、
それを使い ....
春が来て
世の中が明るくなり
手をたたこう
声を呼ぼう

鼻歌歌って
口笛吹いて
首を振って
リズムに乗ろう

夕陽に向って
両手を広げよう
うたた寝したら
夕飯だー!

 ....
pointを下さい
下さい下さい下さい
1pointじゃ足りません

もっとpointがほしいんです
ランキングに載る位、

もう誰も
僕の文字を読んで呉れない

pointがpo ....
■天使がわたしを幻視しているのが見えた。
(ボルヘス『夢の本』非所収)

|
|(縦軸を下るほど目覚めに近くなる)
|

■天使が口を開くとき唇の奥で歯車が動いているのがちろりと ....
月が濃い黄色でいるので
思わず私は
月を増やしました

周りで無数の羽音が
存在を表しますが
それはあくまで
音でしかない
とはわかっているのに
刺されるのではないか、と
震えます ....
「寒いと涙が出るのよ」

視界はこんなにもやわらかいのに

肌を突き刺すような気温、風



散歩に出かけても

猫に出会えなかった



濃い珈琲を舌にしながら

見 ....
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ....
私たちは自由で

行こうと思えば

どこまでも

どこまでも

行けるんだ

雑踏の中

現在地を見失いそうになるけれど

やりたいことは

全てできる

だって
 ....
もしもあの時こうしていれば
そう思うことは数えきれないほどある
一度だけ過去に戻れるとしたら何をやり直す?
って君に聞いたら貴方と付き合うのを思い止まる
なんて笑えない冗談だと思っていたけれど ....
窓に映る窓 沈む窓
手首から土
幾度もひらく
白く小さな花火のはじまり


光なく光ある
言葉の淵の舞をすぎ
針を静かにつつむ手のひら


大きな銀の鳥
唱と踊 ....
筆先に
少しついた水を
ふりはらえば
雨もあがった

かならずそこに
たどりつける

ゆびがいたくても
ほほがしくしくしても

なんて濁った川
を体は流れている
発信しつづけ ....
あのロックシンガーが死んだと聞いた日
街は泣いた

たかが1人のロックシンガーの死で
時代は終わる
終わっちゃう

街ゆく人はきょうもみな
エラそうだ、幸せそうだ
代わってもらいたい ....
事故により遅延

そのひと通りの連絡を終えると

遅延証明をしおり代わりに

読みかけのコクトォを閉じた

いつもなら

行き着く時間

行き着く場所にいるはずの私達は

 ....
俺はどこへ行った

都会に塗りつぶされたか

常識が通じない

言葉がおかしい

話が噛み合わない

ついて行くのが

最近ツラいよ

俺が俺で無くなる瞬間を

この心 ....
(◆◆◆◆◆)←聞き取れなかったとされる箇所

1996
5/7
14:25
病室に落ちていたメモから(スヌーピーの絵柄)
発言者…闇医師B・J
抗ウィルス剤服用後のメモ実験



‥あなたの病気につ ....
虹が降ったら
思い出して下さい
かわいい三角帽の歌う
光のうたを。
東京のN区に引っ越してきた
田舎から出てきて初めての一人暮らし三日目の夜の二十二時くらいに、到着してもらうようにデリヘル呼んだ

拙者は寝所の床の↑にて風呂を浴びた後の。

生まれたままのマ ....
ふいに春風が吹き

桜ふかれそして舞い

その花びらに巻かれ

いつしか春は過ぎてゆく

大人になったら分かると思っていた

自分の存在は今もわからないまま

残酷なように秒針 ....
不思議だなあ
ぼくらには
どうして、こんなに
次から次へと
おおきな地震が
降りかかってくるのだろう。

な〜んにも
悪いことの出来ない
きみにまで。

不思議だなあ〜。

 ....
夜汽車に揺られているということだ
どこかから離れて
どこかへ近づいていく
珈琲を飲み干しただけの私は
すでにさっきまでの場所にも居ない
どこにも居ないのに、ここにいる
誰かの居なくなったそ ....
緑色の風が薫る農道から
また少し小さくなった背中に
懐かしさと見馴れなさがやって来て
目頭を抑えることも忘れ
あてがわれた離れ屋に駆け込んだ

何で報いる事ができるのか
口に出そうとする ....
 
声が聞きたい 寂しい夜
優しい言葉がほしい訳じゃない
何でもない会話に 君の笑い声で 安心できるの
今、電話しても良いかな
 
昨日話したから今日は我慢
どうでも良い間隔に気を遣う
 ....
もっと空は青かった と

つぶやいた君の横顔

遠くを見つめる瞳には

何がうつるの?


君の この先の 未来に

僕がいないことは 明らかで

でも

繋いだ手は ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
きゅうかんちょう。wister...1*09/5/7 23:01
前衛の女蘆琴309/5/7 22:57
未確認物体蒼木りん109/5/7 22:15
明日の予定小川 葉2*09/5/7 21:57
ながれ、ばなあ。4*09/5/7 21:53
恐竜のタマゴ小池房枝6*09/5/7 21:51
地獄の四丁目アカギ209/5/7 21:31
地獄の國のナチス(これは正式なタイトルではありません、仮名で ...不条理の由加...009/5/7 21:22
ランランランペポパンプ8*09/5/7 20:39
pointを下さいAKiHiC...3+09/5/7 20:38
脊椎10010109/5/7 20:05
そうして繋がる高橋魚2*09/5/7 19:26
春に産まれた女の子の話蝶澤2*09/5/7 19:18
ソレイユ夏嶋 真子22*09/5/7 18:29
未来からの手紙空色609/5/7 17:26
オルタネイトワールド1486 1...0*09/5/7 13:50
銀羽木立 悟409/5/7 13:44
ゆっくり歩こう唐草フウ8*09/5/7 12:38
優しさロックうめバア409/5/7 12:25
人身事故による遅延ひとなつ5*09/5/7 9:36
孤独海 猫309/5/7 5:25
(◆◆◆◆◆)カルテ不条理の由加...109/5/7 4:54
虹が降ったら草野大悟409/5/7 2:22
引っ越してから三日目の夜の二十二時くらいに太郎本人109/5/7 1:42
日常より非日常をこめ609/5/7 1:12
ぼくらには草野大悟109/5/7 0:55
夜汽車[group]たりぽん(大...409/5/7 0:54
初夏、故郷にて松本 卓也309/5/7 0:48
45次元☆★1*09/5/7 0:45
告白の丘李伍 翔1*09/5/7 0:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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