誰か私に呼びかけてください

はりぼての海から
髪ふり乱し人魚が突き破って
来るように突然

きれいなレモンが何万個も
緑の丘を転がってゆくので
丘が動いているように見える
そんなふ ....
扇風機を起こしたら
「もうそんな時期なの?
 早くない?」
と言われた


きっと、これから
毎年、一日ずつ
早まるでしょう


そのうちいつか
一年中
働いてもらわなければ ....
このヴェランダから

もう何日もずっと、雨がくるのを待っている

晴れの日も曇りの日も

安らう日を待っている



このヴェランダから

草原は見えないけれど

たく ....
謙虚になった時に
世の中が見えてくる
高慢になった時は
人が見えなくなる

子供に好かれ
老人に好かれ
動物に好かれ
女性に好かれる

老人に心を読まれ
声は信じない
問題を起 ....
神様を殺したいと思った時。

僕は僕を信じようと思った。

目が覚めた時には。

世界が綺麗に見えた気がする。

そんな、目覚めの悪い朝の。

寝ぼけた僕の心。
体液の水たまりのなかでまだあたたかい動かない体を揺さぶって果てた
土を掘り埋めたあとでその上で何日も寝起きした
最初の三日は泣きそのうちの二日は雨だった
僕たちの関係はいったいなんだったのだろう ....
ひとり航海にでる 

一双の沈没船が蜃気楼のように浮かんでいる 

カジもブレーキも効かない

カジもブレーキも最初から付いてなんてなかった

でもここは海

塩辛い海水を飲み ....
好きなことをやりなさい

幼いころから言い続けてきた当人は
ちょうど十時間前にツングースカへ
それから五時間
やっぱり心配だからと
いつものように母は後を追いかけて
十分ほど前には
ち ....
    「 創造 」  作  鉛筆くん




   えんぴつが他人のように独り歩き出し始める
   
   冷たい月の上に立ち
   リアルと ....
切なくて
震えてしまう

心が

君を求めてやまない

君に触れ

唇を奪い

背に手を回し

抱き寄せ

抱きしめ

この震えを

伝えたい

狂おしい ....
みずうみのほとりに
おいていった
うたが
あって

いつか
みずうみのほとりに
その
かかとをそろえて
おいていった
ものが
あった

 *

なめらかに
さしのべる
 ....
 
 
 
白線の内側で
猫と戯れる間に
 
白線の外側で
飛沫は舞い散る
 
白線の内側で
傘を差している間に
 
白線の外側で
光は唸る
 
白線の内側で
煙を吸い ....
 
 
何を落としてしまったのだろう
波紋が生まれ
どこまでも広がってゆく

はじめに体があったのか
心なのか
見分ける間もなく
時とともに
それは

波紋のように広がってゆく ....
きつけ薬はいらない
太鼓がなっても
砂漠に沈んでも
それはそれで、そのままにするから

扇子を燃やして
その間うちわで扇いで
母がつくられた日は過ぎてゆく

しおれた水菜
貴重なじ ....
 
 
電話のむこうに
君はいたのだから
わたしは
分解して探す

真夜中
君からの電話で目覚める
何も話さない
街の音が聞こえる
誰かを探してる
足音が聞こえる

分解す ....
やわらかな境いめに群がる匙
花の音に廻る匙


額と背 二つの灯
ふいに冷える頬
小さな天体の陰


三つの雨のはざまの静けさ
遊具に残るしずくのなかを ....
使い古された感もある言葉だけれど
過去と他人は変えられない、未来とじぶんは変えられる、
でも僕ら大半の凡人は
後悔に酔いしれてみたり
まわりのせいにしてみたり
そんなことをして過去の延長線上 ....
覚悟したはずの心が
弱音を叫んでる
やろうとするけど
やれない毎日
誰かが作った言葉に
殺されてる僕

驚くほど早く訪れる朝と
ただ落ちてくだけの夜
明日が見えない
未来も見えない ....
小さな男の子が机に向かって、何か、書いている。詩を書いている。稚拙だが、情感にあふれた、愛おしい言葉が、黒鉛を犠牲にして、生まれていく。時おりぼんやりと何かにふけっている男の子の姿は、秩序立った世界と .... 生きてるあいだ
出来るだけわらって
思って 泣いて 知りたい


あとどれくらい?




どれくらい?

飛行機雲にぶらさがって
世界を全部見下ろしたら
じぶんの知らない ....
ニゲナイ? と、問う
ダレ? と、問う

問うたびそれは 
私のココロをうつすカガミのように
わずかずつ よじれ
いつのまにか 似ても似つかぬかたち に。

それでも よごと もぐる  ....
残酷な歌を振り払って
君だけを失える楽園に行こうと思う
君の歌うその笑顔は
僕にだけ、ただ冷徹な血を浴びせる

夢にまで見たこの世界の果てを
君はいとも簡単に絶望に変えて見せた
「ほら、 ....
闇でしか眠れなかった私が
僅かな月明かりでも眠ることができる

時が癒すはずの闇の中でさえ
見えぬ両手
そんな深淵でしか
眠れなかった私を

月明かりの下で眠れるようにしてくれたのは
 ....
開発された住宅地
どこもかしこもアスファルト

取り残され島のような土の一区画に
せめてもと植えた花の苗は
ことごとく泥棒されました

なんて素晴らしい住人たち

けれども今年は
 ....
初夏の昼下がり

真紅の花びらが
ぼってりと
頭(コウベ)をたれた

熱病のような愛の果て
姉さんは言う

「自由があったら私は飛んでるもの
 自由があったら私はもっとかわいいもの」

兄さんは言う

「それじゃあ姉さん、足枷はどうなんだい
 縄や枷は心に自由を与えてくれるよ ....
わたしは空に興味がありますが
そこに住む鳥も
そこを通る飛行機も
特に興味がありません


だけど、あなたが
「あ、飛行機だ」
というと
今の時代
さして珍しくもない
飛行機など ....
『得る』と『失う』

反意語であり対等の言葉

でも

『嬉しい』と『悲しい』

感情は対等ではない


ひとつの悲しみの前では嬉しさなんて霧散してしまう
圧倒的に悲しみの方が ....
もしあの日あの時ああしていたら
もしあの日あの時ああしていなかったら

無数の分岐点で別れた無数の私

今よりも楽しい?
今の方が楽しい?

無数の私に思いをはせる


人はそれ ....
蜜は甘い香りを放っていますか?

仕草、瞳にもどかしい気持ちを
抱いたのは何年振りかしら
解き放たれた温もりは
皮肉なエゴイスト

砂塵に消え去る詩人

罪は甘い香りを放 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
呼びかけてふるる3*09/5/13 15:22
せんぷうき小原あき5*09/5/13 15:02
ヴェランダから瑠王1*09/5/13 15:01
介護Ⅱペポパンプ6*09/5/13 12:45
創書日和「永い夢の中。」[group]狠志109/5/13 10:38
2020/序モリマサ公409/5/13 9:05
ここは海猫のひたい撫...009/5/13 8:10
かくも、こうもFUBAR6*09/5/13 4:25
鉛筆くん、、。。ヨルノテガム309/5/13 4:19
今すぐ君を…ダイチ009/5/13 3:56
みすい3*09/5/13 2:46
白線蟹太郎109/5/13 1:28
波紋のように広がってゆく小川 葉1*09/5/13 0:55
気づかないふりかなりや109/5/13 0:41
基盤小川 葉309/5/13 0:20
午後と蛍木立 悟309/5/12 23:57
輪唱吉岡ペペロ609/5/12 23:44
弱音海 猫309/5/12 23:32
立ち上がる時いっと009/5/12 22:47
はしるはちはちよん4*09/5/12 22:35
カガミノヘヤデゆびのおと209/5/12 22:18
狂気の僕智鶴009/5/12 22:10
009/5/12 21:23
草冠とレインクラウン/千草の王国海里209/5/12 20:55
薔薇フクスケ109/5/12 20:46
自由は無いの?兄さん、姉さんひとなつ5*09/5/12 19:08
1mm小原あき9*09/5/12 18:22
永久を望むみっきゅん1*09/5/12 16:20
君に会いたい009/5/12 16:19
蜜ノ罪水穏(みおん...2*09/5/12 14:17

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