認めなきゃ
じぶんより志しの低いひとに
誹謗中傷されようと
認めなきゃ
ぼくはその毒にやられてしまう
夜も寝れない口惜しい気持ち
そんなものを認めていても
ぼくはその毒にやられてしまうだ ....
ポテトかじって
コーヒー飲んで
寝っ転がって
音楽を聞く
クーラーかけ
今日はグータラデー
パソコンちらちら
キーボードカチャカチャ
サンシャインラララ
川の砂キラキラ
ケ ....
平穏な毎日の中で思い出す
都合のいいきみは
なんだかアニメのようにチカチカして
曲がり角で衝突するために 疾走してみるのだが
ぶつかるのは壁ばかり
たかがメインカメラをやられただけだと強がり ....
ひっそりと沼地のほとりにしっとりと
薄青色の忘れ物
Vergiss−mein−nicht!
人知れず咲く一輪に
ふっつり切れた魂一つ
Vergiss−mein−nicht!
....
仮に我々は静止しているとして
それでも地球は回っているのだろうか
仮に地球が回っているとして
我々が静止しているのだとしたら
動いているのは夕食
カツオ本来の旨味をたっぷり含んだ味噌汁
....
君の横顔
髪のすきまから見える目蓋
決して私を見ようともしないその瞳の輝きを
ひときわ奪うシャドウが瞬く
それは
森の中の樹木に休む一羽の小鳥のようだ
ついばむ木の ....
空が青い理由も
星が瞬く理由も
波が起こる理由も
月夜の影の理由も
雪が真っ白な理由も
銀が反射する理由も
人が涙を流せる理由も
赤が眼に留まる理由も
地球が回っている理由も空気が無色 ....
例えば
すぱあっと気持ちよく切れる
流線型のペーパーナイフ
例えば
小さな蜜蜂の脚についた花粉
のこぼれる音
例えば
南の島のからりとした朝の白いテーブルクロスと
熱々のコーヒ ....
090514
良くない
欲が無いから
良くならない
良くない
良くない烏が
良くない男を囓る
囓るのは狸の癖
良くない狸が良くない烏を囓る
....
みずいろの包み紙
ていっぱいに覆う
ふってくるのは、空
太陽は光線ビームだ
こどもらは眠かろうと
眠くなかろうと
ひもでくくられてるから
寺子屋みたいなところに、ひきこまれていく
で、 ....
うつくしいケモノは
自分のうつくしさも知らず
ただ くろいナミダをながすのでした
宇宙はきらい
人間を抱きしめた手やあしが人間の瞬きや口元が
漂う夢や夢の陰や みえる足元や足元が
彼を素敵にさせるのだろう
海にみ水が入って取れない彼を素敵にさせるのだろ
彼を素敵にさせるのだろう彼を素敵に ....
それは傘マーク寝起きに刺さる尖った音階だ、とか
それはキャブドライバーの憂鬱とケミカルな気分だ、とか
それは雲間に見せる僅かな隙に流れる青空と削れるワイヤーの調べだ、とか
それは息し ....
夢想家
それは夢の中にいるもうひとりの妻
夢を見ているもうひとりの私
夢の中に咲く花を
一度も見たことがない
現実の世界で
あなたは此処にいないから
その花の名前を
....
今日もどこかで
生命が産まれている
今日もどこかで
希望が生まれている
今日もどこかで
笑顔が生まれている
今日もどこかで
新緑が生まれている
今日もどこ ....
広い草原からは
笛の音が響き
音をかぜにのせては
明日に流した
深海では一寸の光も入って来ずに
光という存在をまだ確認したことがない
余りにも酷すぎるものたちで溢れ ....
会社やめてぇーなー が染み付いたコピー機
あなたに会いたくて が染み付いた枕カバー
急げ が染み付いたサドル
知りたい が染み付いたマウスパッド
やりたいことがない が染み付い ....
あのころ
きみが蒔いた
虹のかけらは
かぜにふかれ
悠久をこえ
きょう
ぼくらのちいさな庭に
七色の花を咲かせた
きみは
あのころとおなじ笑顔して
花たちを
いとおしそう ....
海からメールが来ましたよ、ラ・メール
光さす水面下
五月はクラゲも季節です
よつめ花びらたちのエフィラや
うりくしたちの赤ちゃんの
沈み止むことなき花吹雪
外海では
彼らの親が吹 ....
風の手紙は紅に
あなたの想い映し出す
見あげる空は黄昏に
安らぎの瞬間(とき)をもたらす
ただ願う
しあわせでいてね
優しい闇よ ....
したり顔 で
ペラペラの裏側の
幾何学の様な空に
隠された表側が
透けて見えるとでも
貴方も同じだ って
女王は笑っているかも知れない
ジョーカーは留守かも知れない
明 ....
あのこが嬉しい
わたしも嬉しい
あのこが怒る
わたしも怒る
あのこが哀しい
わたしも悲しい
あのこが楽しい
わたしも愉しい
あのこがいない
わたしは微笑む
死ぬことは怖くない
自分がなくなるってだけだから
ただ
死ぬまでは怖い
痛い 辛い 苦しい
そんな感情が怖い
だから自分はここにいる
自分は臆病だから
生きることは ....
海のこどう
陽のゆらめき
浮かんでは帰っていく泡
ゆりかごのリズム
火山のオルガスム
海がめはひとり見知らぬ故郷にもぐる
海のこどう
胎内と殻を結ぶ絆
優しさの渦が孤独を呼びこんで閉じられた世界をつく ....
090513
Kaaaaa!と鳴く
烏
烏のような目をしているね
ガラスのような君の目を
ガチャンと割って
叱られた
思い出を
ア ....
ちょっとだけ、わかったかもしれない。
「頑張れ」「頑張ってね」と言われると苦しい。
認めてもらえてない気がして。エゴだよなあって思うけど。
「一緒にがんばろう」
言われて軽くなった ....
僕が留守の間
初夏の
風が吹いて
春が
名残の桜の花びらを
身にまとい
土手の向こう側に
転げ落ちて行った
昔、狂うほど聴いた曲に縋る
あの音楽家たちは
私を麻痺させたまま停止
狂ったまま
狂ったままよ
愛しさの故
憤慨する
呼吸困難さ
未だ私は水攻めに
自ら溺れてるよ
遠い ....
ゴミを捨てたいけれどゴミを出せる日が決まっているなんて
ヒトの暮らしも楽ではないな
だから
ぽたぽた落としてしまうのね 溜め込めなくて
女の子には月に一度、血液まで捨てる義務があって
永 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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