種類別名称 :お酒
商  品  名:水波一夏
原  材  料:米
内  容  量:500ml

格    言:酒は「粋」ではない。
注    意:お酒です。酔うらしいです。危険です。

 ....
夕暮ころがる銀小鈴
にじみしたたる青さと船頭

サイレンの歌に死する。
真砂の青貝に覚めない潜伏

みじか夜 みじか夜
つっと向こうへ鎮座して

さざなみこなみ生むわらべ
みかんの ....
私が犬だったら駆け抜けるでしょう

荒野でもなければ、廃れた街でもない

あなたの闇の中を・・・・


あなたは拒絶反応を起こし

その闇に投げ込まれた犬一匹をいかにして殺すか考える ....
化粧っ気なんてなかったけれど
昼夜問わず私は色んな人を魅せていた。
今日は初めての人。
もう言うことは決めてあるの。
そうね。長いピンで私を引き留めて、
後ろ髪ひきつけてよ。
少しでも傷つ ....
千面体は ひかりを砕いてまきちらす

こまかい粒子になったひかりの粒は 

ひとつひとつが硬質なつぶてのように 

まわりにあるすべてのものを うち叩き続ける

そのおとは

くも ....
孤独感がかなりする。
もうじきいい年だというのに人間として成長していないからだ。
人のせいにすべきではないのだけど、昔も今も人の努力を笑う連中のせいだ!
そんな輩はいなくなればいいのに。消えてし ....
新しいドライヤーだけれど
白くてやわらかい
両輪がふたつに割れる

夢に見たんだよ
耳の後ろの痛さを

口ばしる
側に
置いておいてくれる人の大切さで
判ろうとするのは
恥ずかし ....
「届け!」

そう思い投げたボールは
砂ぼこりの中へ消えていった

小さな少年が織りなした
短い物語は

誰の心に届くこともなく
彼の心の奥へ消えていくのだ

少年 ....
分けもわからず

戦いの中で消える灯を眺めて

そこから沸き上がる

闘志の前に話し合いど意味をもたなかった

わからずやのペンギンは

空を自由に飛ぶなどといった

たわいの ....
たとえばあなたの
ことばひとつひとつが
あたしの細胞の
いちいちに染み込んで

思想からからだまで
みるみる変えていくことや

うまれて初めて
悲しみからでない溜息を
つくりだして ....
時々ここがどこなのかわからなくなる

僕の居場所はどこだろう

心の休まる場所はどこだろう

明日僕は笑っているだろうか

本当に行きたい場所はどこだろう

今日誰かに話した言葉は ....
ロンダの住む赤茶けた家は
アダレの街外れの丘の上にある
朝方、ロンダの澄んだ歌声が聞こえてくるのを
街の人は微笑みながら聞いた

 ※

アダレの街に徐々にネオンがと ....
 
 
ストッキングの
踵のあたりが破れて
熊の顔になっている

その熊に
首筋や背中を
何度も引っかかれたけれど
僕は死ななかった

真夜中
真っ暗な部屋に
NHKを灯して ....
わかった時にわかるのは わかることが重要だってことにつきる。
だって四六時中、それよりも重要なことがあるよって言われてるものだから。
でも、わかってみればわかるよ。わかることだけが、重要だってこと ....
雨の夜って好きだなぁ
ソルティドッグ片手に呟く夜中の二時
ベランダの手すりには雨粒がいっぱいで
むきだしの足のウラに冷えたコンクリィトが気持ちいい

夜って水の底みたい
キレイに澄んだ水の ....
片鱗を
失くした 記憶に近い
きおくとよぶと とおざかる

わたくし自身は そうで在りたいとは
どうしても思えずに隣の席を空けたまま

座ったきれいな女の人は
チョコをおいしそうに食べ ....
ハンバーガーショップで
別れたばかりの彼女からもらった
割引券を使った
本当は君を思い出すために
取っておきたかったけど
期限が迫ってたので
海老フライバーガーを注文した

 ....
白い壁に青色の蝶が舞っている
ひらひらと風にゆれて何度も何度もぶつかって
壁が少しずつ青色に染まっていく
何匹も何匹も無数の大群になって
巨大な青の集団が白を飲み込み
青色に沈む
白い壁の ....
ゆふづくよ
ひとりしづかに
もひよせど
あてなきおもひ
ちぢにみだれり

あかつきに
ふたりしづかに
むつびあふ
はてなきおもひ
ももにもゆはえり

letter or let ....
青い水の中
赤い鯉が泳ぎ
緑の藻が浮いている

 その脇で紫陽花は
 自分の色を決めかねている

青い空の下
赤い蝶が飛び
緑の蛙が鳴いている

 その脇で紫陽花は
 自分の色 ....
見に来たわけではないのです
小エビを掬いに来たのです
けれども夜の二級河川に
いくつか光が見え隠れ

常夜灯が水に映るかと
とぎれとぎれは風のせいかと
思えばふうわり飛び立って
すうっ ....
「時間が欲しい。」
そこまで言うのなら、試みてやってもいい。
我等がしばらく感じ入ることのなかった領域へと
いざなえ。
僕の住む街に国内二次感染が確認された
なんで神戸なんだろう
僕は悲しみに襲われている
地震や感染症がこの街で起こったことに
僕らはどういう意味を見出だしたらよいのだろう
雨が降っている
ニ ....
プロムナードのパノラマには雑木林があり
    雑木林のうえにはもつれ雲があり
  もつれ雲のかなたには空の果てがあり
     空の果てにはなにも見えないが
       なにかがあるにちが ....
何かにすがり付きたくて、何かにつかまってなくちゃ深くて暗い海に吸い込まれてしまいそうな気がして。
そんな不確かな物なんかにしがみついて。

私の友達が違う子と話してるだけなのについなんだか嫉妬し ....
貴方は久し振りに会った私を
変わったと言った
だけど私には心当たり何てない
一体私の何処が変わったの?
何が前と違うの?
私は何も変わってないよ

変わったのは貴方じゃないの?
その問 ....
優しさなんてものは
いとも簡単に覆される

甲斐甲斐し過保護と
揶揄した数式によって

頼もしさなんてものは
いとも簡単に透かされる

曖昧な齟齬と
ちょっとした拘泥によって
 ....
1)
アスファルトの裂け目から
木漏れ日浴びたいが為
懸命に掬おうとした


どこにいたって
どこにいたいんだって


所詮 澆季なんだし
渡世 猟奇なんだし


 ....
雨が降り続く夜を
遮ってしまおうと
戸袋から雨戸を引き出しかけて
ふと 手を止める

視界の端で
何かが咲いていた

雨戸とガラス戸の隙間
わずか2cmの
薄っぺらな空間の足元 ....
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ひとなつの町の酒屋さんに行ったら、お酒の後ろの白いラベルにこ ...ひとなつ3*09/5/17 7:06
夏至こしごえ5*09/5/17 6:09
貴方は拒絶反応を起こし、その闇に投げ込まれた犬一匹をいかにし ...ひとなつ5*09/5/17 5:33
水穏(みおん...1*09/5/17 4:39
ひかりのおとゆびのおと109/5/17 4:16
無音Tama2*09/5/17 3:25
スティング梶谷あや子1009/5/17 3:00
最期の一球ark-ey...1*09/5/17 2:44
ペンギンは空を飛びたいようですこめ509/5/17 1:14
隠し事はちはちよん8*09/5/17 1:12
居場所ヒロシ209/5/16 23:41
ロンダの青い空うめぜき4*09/5/16 23:26
小川 葉309/5/16 23:16
わかった時にわかることヤオハチ109/5/16 23:07
雨の夜の底で朽木 裕6*09/5/16 22:58
ヤオハチ209/5/16 22:43
割引券小川 葉4*09/5/16 21:52
暗闇れもん409/5/16 21:49
六花抄 -I wish you were here-悠祈3*09/5/16 21:41
迷う花亜樹409/5/16 21:30
草冠とレインクラウン/虫の宇宙海里109/5/16 21:18
使徒βへ吉岡孝次009/5/16 21:01
インフルエンザの夜吉岡ペペロ509/5/16 20:56
にびいろの声紋(四)信天翁109/5/16 20:37
欠けてる満月kewpie...009/5/16 20:22
変化夜桜華月109/5/16 20:14
『少年と渡り廊下』Leaf009/5/16 19:45
『グレアを聴きながら蒲公英の行方を想う夕立ち』1*09/5/16 18:59
2cmの宇宙nonya15*09/5/16 18:51
不透明な世界緋月 衣瑠香17*09/5/16 18:35

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