090523



ワタクシは
そこで暗転
私は嘘を
そこで覚醒
わたしはなにも
欲しがりませんと言いながら
水鉄砲を持って
道路に飛び出 ....
夢であったひとと
夢のなかで くらした

どこにいるときも いっしょで
なにをするときも いっしょだった

一つの眼で おなじもの を 見て
一つの耳で 同じ旋律を聴いた

おなじ時 ....
初めての朝は海の中で目覚めた

期待に似たものに満ちた光と
生まれたままの姿で
あの人と二人浮かんでいた

私はすごく幸福で
そうして少し悲しかった
こんなに幸福な朝は
二度とこない ....
中二の国語の授業で先生が三篇の小説を朗読してくれた
そのうちのひとつは中間試験に出題されたが
あとのふたつはただ朗読されただけだった
先生の野太くて高い声が教室をしんとさせた
ふだつきの悪だっ ....
どんなにダメダメでも
ダメじゃないよ。大丈夫だよ。そんな日もあるよって言ってくれる。

ありがとう。そばにいてくれて良かった。大好きなんだな。
そして扉の向こう側になにかがあふれている
閉じていた扉をあけるとそこには透明な顔ばかりがあっちやこっちを向いている
みんなばらばらにどこかにいこうとして
ただ浮かんでいるだけ
あたしもおなじよ ....
白く灯るシグナルに
息をのむ

メールは、きみ

こころがふるえる

ばかみたいに
よろこんで

くやしくて


すぐに返事は

しないんだから
土管にスカートをはかせたり
スカートに土管をはかせたり
博士に土管スカートさせたり
スカートに博士土管させたり
土管にスカート博士させたり
エスカレート土管博士ニタリ
博士似たエスカレー土 ....
 さだまらないか 手品みたいな希望の星 地球

 早々と逝ってしまった あの人のぬくもりを
 ほぼ毎日忘れていること それさえも
 この世のホウリツでは取り締まれないから
 亭々の僕は生 ....
 
 
紅い頬を削がれて
恥じらいもなく現れた
少女の実を
次々と切り分けて
皿に並べていく

自らの少女を
どこかに忘れてきた
ふりをしてる母の
秘められた欲望のように
家族 ....
もう

これ以上

苦しめないで

一生懸命な

その

横顔が

頭から

離れなくて

ワタシは今日も

頭の中の消しゴムで

募る想いを

消 ....
 
 
どう見ても
人でしかない
葡萄を見ていた

同じ売場で
何度も見てるから
店の人に
怪しまれさえした

名前を知ってる
と思った
葡萄の品種ではなく
たった一つしか ....
さよなら
といってしまうと
追いかけてこないこと
わかるから
エレベーターの中の
25秒間を
感じることに使うべきだったって
偶然は
つくってみるもの

ねえ
と問いかければ
 ....
まだ遠い夏を
まだ梅雨さえ来ない5月の空に描いて
貴女は揃えて広げた掌に息をかけ
ふうっと、飛ばす

果てしない宇宙の
一番身近な部分を
少しだけ切り取って描いた世界は
たんぽぽと
ラベンダー
 ....
南の風が
町を抜ける頃

温い昼下がりの射光と白い風景画の塗り籠めた下絵の上に停まった季節の翳り下で
欧風の白亜の建物の天辺に動かない風見鶏が見下ろす窓辺に揺れるカーテンのそよぎに抱かれて

セピ ....
手が

手が震える

震戦は晴れた九月の夜みたいだ
明確で 間違えようの無いことを隠してる
爪の先に焦点を合わせられなくなって
初めて不便だと思った

逃げる者追う者も
僕には同じ ....
すうっと堕ちていくような感覚と
鈍いしびれがあるという
それでいて苦痛ではないらしい

幼なじみのあの子も
隣の席の委員長も
さらにはわたしのママまで
患ったことがあるらしい

大人 ....
夕暮れ時、河川敷に沿って立ち並ぶマンションに灯された
幾何学的なライトを見ながら、「太古からの結晶」と、今朝ラジオで耳にした
CMの一節を反芻する。それから飢えた胃袋を黙らせるように煙を吸い込む。 ....
彼女と仕事をしてると楽しかった
たぶん仕事が終わればそんな気持ちもなくなるって思ってる
ぼくはクリエーターだ彼女は実務をしてくれてる
この広告の小冊子づくりが終わればチームは解散する

ちょ ....
背中を引き破り
翼を産み出しても
僕らは飛び方も
場所も知らない

翼も血にまみれ
ドロドロとした
赤い液体に絡まる


何も知らない子供が
汚れた大人が
ひきこもりの科学者が ....
A)
暖気してる間も醒めない/鉄は塊り
換気してる間も察しない/手付かずの雨乞い

息をしないなんて/囈(うわ)言(ごと)云うなよ
空ばかり請うなんて/蔑むなよ


B)
ど ....
言葉の羅列に侵されてく
そんな瞬間の私

怯えるように痛みの先を舐めて
舌の先に灯った芳香に焦がれた
貴方の瞳が夜明け色なら
私の瞳は最果てを映してた

言わないで口を紡いでて
綺麗 ....
召した、と君は言う

稀薄な意思を養生するかのように優雅を演じた

祓った筈の手に付着したものは黒南風

去り難い指の先に現れた解錠の儀礼

尽力で抱えた儘ならぬ数の哨戒

遥 ....
俺みたいなやつは、死ねば良いと思うよ。

優しさのカケラももってなくて。

どれだけの人が傷付いたよ。

だけどね。

死んじゃだめだって言ってくれる人が居るんだ。

なぁ。

 ....
幸せだなぁなんて緩く生きてるとだめになるし
またどうせやって来る

もがいて悩めと


宿命的だわ


これが業ならば
見えないものと戦わざるを得ないなら

突き付けて欲しいも ....
きょうもだいちにあいたたくさんのちいさな穴を

うめにいくのだと、ひとびとはかばんをかたてにでかけてゆく

ひとつでも穴がのこされていればふあんで

しかたがないのだと、ひのくれるまで
 ....
さやえんどうのかわをむく

ゆびのさきがみどりになって

ぷんとあおくさいにおい



うまくいえへんこと、いっぱいあるよ

っていいたかったのに

なかなかいえなかった

 ....
                        090522



進化をし続けて
人になった途端
ウィルスに脅かされて
右往左往している
マスクが売り切れたから
引き籠もっていても ....
ひとのその哀しいところなんて
簡単には見れやしないし

自分のその哀しいところなんて
簡単には見せやしない

だから、あんなふうにバリア張られてしまったら
捨て身で助けに行くしかないじゃ ....
                 090522



少しだけ
はなにつくのだと
苦笑いした途端に
風が吹いてきて
セットしたばかりの
髪の毛を逆立てる
その一瞬をカメラに納め
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ワタクシあおば4*09/5/23 12:26
しずかな木々 金色の光のなかで・・ゆびのおと009/5/23 12:00
始まりの朝衿野果歩409/5/23 10:17
宇宙の闇吉岡ペペロ409/5/23 10:14
ちゅう[group]つゆ4*09/5/23 9:11
ベルリンモリマサ公1809/5/23 8:02
シグナル柊 恵5*09/5/23 3:32
とろけるカレーサトタロ3*09/5/23 2:58
マンハッタンブリーズ山崎 風雅109/5/23 2:32
林檎小川 葉409/5/23 2:08
ラブレターその2つばさ109/5/23 1:24
葡萄小川 葉309/5/23 0:56
上昇25秒蒼木りん509/5/23 0:08
夏を描く指先遊佐10*09/5/23 0:04
バレンシアの風1*09/5/23 0:00
シャーマンどもは扉を開けない竜門勇気1*09/5/22 23:38
はやりやまいあ。21*09/5/22 23:28
無縁プテラノドン009/5/22 22:48
五月の夜/六月の闇吉岡ペペロ809/5/22 22:06
にんげん蝶澤209/5/22 21:55
『鉄砲魚に跨がっていたら〜』Leaf0*09/5/22 21:18
詩檻[group]愛心9*09/5/22 19:15
『菩提樹の生けとし岬』Leaf1*09/5/22 18:50
幸福。狠志109/5/22 18:29
再来まきちぇり009/5/22 18:16
世界主義者瑠王2*09/5/22 16:38
さやえんどう尾崎みどり509/5/22 16:10
進化あおば4*09/5/22 14:02
よくわからない苦悩ブロッコリー...009/5/22 13:55
ブックオフあおば1*09/5/22 13:49

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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