誰かの逆夢になっちゃったみたいです。
謝るけど、胸のすく想い。
呪文を唱えればどこかで人は苦しむの。
私の魔法はまるで自由自在。
カエサルごっこも飽きちゃって眠いです。
世界のタグを ....
まだらの黄昏スカイ
ライフジャケット身に着けて
沈んでは浮かぶ
太陽が丘に居座って
パラサイト パラサイト
幽霊が丘に居座って
パラサイト パラサイト
生命科学にのっとって
胸 ....
跳ねる小虫がとても目障りで
ティッシュを数枚重ねて包み
一思いに握りつぶした時
口の端は確かに歪んでいた
誰かが主張する正しさとやらの裏側には
賛同と共感を請う自己愛が垣間見えて
どう ....
世界中で新しい音楽がどんどん鳴りひびくのに
その総てを網羅できない自分は
トイレの
便器で
頭を抱え
冷凍庫の中から引っ張り出した氷を
口内で
舐め回し噛み砕き
溶かしている
自分一 ....
磯の香りをまとったおばはんに身を委ねて
吉継は考えていた
このおばはんは
俺のような若い男を集めて
意味の分からんことをしている
壁も床も真っ白な
がらんとしたこの殺風景なアトリエの
( ....
またやってしまった
と煙草を吸いながら彦蔵は懊悩した
それは毎夜のことである
だからもううんざりしている
今日も何もできなかったということに
一日を無為に過ごし
それを繰り返し齢を重ねるだ ....
言葉を書いている
何を書くかなんて決まっていない
昔のことを思い出している
何を考えていたかなんて覚えていない
人のことを考えている
それは誰を思い出そうか考えていた
僕は
....
あんさん、覚えておきなはれ
京都のおんな、みんながみんな
はんなりしてるおもたらあきません
御着物似合うおもたらあきません
夜の先斗町はえらいにぎやか
酔っ払った兄さんたちがふらふらと
....
おれは
あなたが好きです
いつだって
あなたがどうであっても
好きです
おれは
太陽みたいな
笑顔が
好きです
輝くヒップが
好きです
どんなに
あなたが
なって ....
ずいぶん前から
四人に分け与えられていた
空間は
たった一人に占有されていた
十七年近く
四人で分担し合っていた
空間は
たった一人に委ねられるしかなかった
残された空間に
話し ....
セックスのあと遠い耳鳴り
あの日の鼓動を耳が覚えている
ふたりで生きてゆくんだと思った
だけどそうはならなかった
月が外灯よりも白かった
青灰いろの道を自転車で歩いた
....
わたしたちが内包するそれら、のために、わたしたちが今なりた
いこと、なれること、掴む。
空に尋ねると、纏められているらしい。私たちはどうやらそこで
一つに。手の届く範囲の、街中で手を広げ ....
僕の 微熱
少しだけ 上がった 体温を
冷ます風が ゆっくりと
夕暮れを
つれてくる
もう
少しだけ 遠い
昔になった 君
僕の 前 ....
ヨギル記憶とフルエル手
儚すぎて悲しいかな。
そうじゃなくちゃ生きていけなかった。
ただそれだけのこと。
そこに私の意志があるかの違い。
過ちをみとめられても認められない ....
ふざけんなも昨日まで
俺の頭腐ったくさい
振りまくってた手も
呆けているだけで ダレてるだけで
誰も彼も今のうち 楽しい自己愛で砂の城作ってる
俺も今がやり時だって
ニヤニヤ笑う 冷え ....
おまえの
細く白い身体が
夏の日差しに消えてしまうようで
俺は
泣いてしまいそうだ
生きたいよ
本当は叫びたくて
溢れる涙に
託したくてでも幼くて
愛しているよ
本当は伝えたくて
いつか泣き止んだら
笑って言えるかな?
独りきりの夜が多過ぎて
夢の中のキミに ....
剥落し俺のサステインは人見知りで
-------------- -------投擲す謎のループは憔悴しきりで
目に映えしサイナスは白濁し揺れ動く
------------- ------ ....
元々
私はワタシという
貴方はアナタという
混じり得ない表層
どうでもいいような
どうしようもないような
有象無象に惑わされるくらいなら
纏わりつくような煩わしさに浸かった日 ....
梅雨にうたれながら
名のない暗い橋を渡る
向こう側に行きたい訳でもなく
ただ
濁り始めた広い流れを
見たいため
曖昧に濡れてけむる
遠景を見ようとして
俯瞰ではなく
流れる川の音と
....
パン屋のお嬢さんが
背中をさする手つきで
生地をのばすものだから
もう 薬は要りません
開けては 閉める
逃げ道を塞ぐ
冷えて固まったガラス
透き通る壁の中
発酵したい、ね
....
友達に今度
デートするんだって?
あの子の事が好きなの?
そんなの言えるわけないよ!
どうでしょうね?!
と言ったら、遊びなの?
と言われてしまった。
ご想像におまかせします。
と ....
真っ暗な部屋の中
東に傾く月
かつては私にくっきりとした影を与えてくれたのに
今となっては嗚呼遠く
星座のシャンデリアが揺らぐと歌ったあの日は
こんなに遠い過去だったのかと見上げて思う
....
減給。
幸いリストラにはかからないが、
急な 金銭の変化に
金縛りにあったように
思考が停止する
二人だったときと違う
育ち盛りもいる
5人と2匹の大所帯だ
食欲はなくなり ....
北極星が動かないのは
何故だろうかと考えている頃
地球は静かに回転している
北極星が動かないのは
地軸の延長上にあるからだと気づいた頃
地球はやはり静かに回転している
動いて見える ....
そよそよと緑
つめたーい黒
心地よい青
じゅるっと甘い赤
走り回る黄
かぶと虫の茶色
たくさんの色
夏という字が
憂鬱の憂の字に見えてしょうがなかった
僕にとって夏はまさに憂鬱の季節だった
小・中・高と、ずっと水泳の授業が嫌だった
僕は無類のかなづちなのだ
小学校の時、テストで無理矢理25 ....
いろんな
ガシガシに組みあわさった
知恵のわが
眼のまえにあるけど
なげだすわけじゃなくて
くぐると
自分を打ちつけないで
すむよ
そそろ、そろろ
水分のとんでしなびた
レ ....
やまいも、そばつゆ、こおり
山芋、蕎麦つゆ、おつゆ、小売
鳥が鳴きますよ。チイーチイーチー地位
俺は鼻血がたくさんついたティッシュを丸めながら
鼻自我、鼻自我、と呟く
「左へ曲がりま ....
こないよ
こないよ
このまま
こないひとになるのかな
って
ぶつぶつ頭蓋骨の中でつぶやきながら
階段を下り
上り電車の風を見送る
制服の女の子が柱によりかかって
携帯を耳にあてる ....
3714 3715 3716 3717 3718 3719 3720 3721 3722 3723 3724 3725 3726 3727 3728 3729 3730 3731 3732 3733 3734 3735 3736 3737 3738 3739 3740 3741 3742 3743 3744 3745 3746 3747 3748 3749 3750 3751 3752 3753 3754
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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