誰かが言った
「我慢するんだ」
僕は叫ぶ
「我慢するよ」

アルバイトの説明会場の中に充満した
お金お金お金
生活生活生活
毎日毎日毎日
その空気に軽い吐き気を覚えながら
全てを終 ....
            090604


めいじんと
声に出す
お湯が沸く
水が出る
氷が融ける
腹が立つ
めざす頂き
輝く刃
煌めく星座
名人となる
此処まで来ると笑うしか ....
洗濯していると
泡がモコモコ
もりあがってくる洗剤がほしい
その泡をすくいとって
吹きとばすのが楽しみ
だったのに

二層式洗濯機

でっかい箱の洗剤を
わたしにプレゼントしてく ....
暗い地平の
遥か向こう
白く光る湖
空をかける
黒い群れが
夕陽を遮る
赤赤と沈む
失語の湖水
深い記憶が広がれば

良いものさしができる

浅い思い出は

普通のものさしを作る

普通のものさしがたくさんあればどんなときも

適したものさしを探す作業に没頭できる

良 ....
微かに本が吐き出していた
縁の糸に絡み取られたように
また
導かれた一冊の詩集

図書館で目にすると
迷いもなく借りてきた


けれど貸し出し期間の半分が過ぎても開けず
10日が過 ....
水の精霊にフロントチョークかまして、
扉を開けるとそこは上空。
俺は水色の空にけたたましく赤いペンキをゴボゴボ吐きながら
そうや、自分の接客態度を今一度見直そう、
と、鏡の前で気色悪い笑顔を作 ....
君(久保)は僕の場所を
いつも探してた
街の風に吹かれて

僕はちっぽけな人間だ
君だって似たようなもの

それなのに
君はいつも僕を
探していた
あたかも
僕が特別であるかのよ ....
盛況過ぎて
やんわりと羽根を下ろす刻

語り部達が静かに
酒宴に集まる刻

風の香に君想い
星の下雲に優しさ
月が紅潮する淡さ
選んだ夜道

恋人達が求め合う
過ちを飼い慣らし ....
風のバラ
とはわたしの愛した詩人
の五月
をうたう冒頭のことばだ
しかし
肉厚の花びらをかさね
内部へ密度を増す花は
きみに似合っていない
むしろもろい花弁に
あざやかな色彩で
緑 ....
君のことが大好きだよ
インディアンうそつかない

君は世界一きれいだよ
インディアンうそつかない

僕は世界一しあわせだよ
インディアンうそつかない


もし君がいなくなったら ....
いくつもの光の輪が揺れている
緑の{ルビ踝=くるぶし}が踊り私を誘うだろう
風は耳うちして秘密を告げた
胸うちに痛みに似た喜びが広がり
そうして唇から歌がこぼれ


ごらん
静かな火が ....
夜明けのダイナーにはウエイトレスひとり
明るくならない大きな窓に消えきれない街灯が映り
昨日の夜の残像みたいに向かい合うカラダの
そぞろなタマシイふたつと
それぞれの眠れない夜を過ごしてきたお ....
理想は難く
現実は易しい
理想を捻じ曲げ
現実をこなす

まずいと思っていても
遂行しなければ
ならない
時もある

心が痛む
時をやり過ごし
現実をこなしてゆく
ゴメンナサ ....
大事なものが見つからない

デッサンのときも
カラーリングのときも
いつだって必要なのに

大切なものが見あたらない

モデルを決めるときも
アングルを決めるときも
いつだって必要 ....
リアルに見える鏡に立ち向かう猫


気がつけよ
鏡だよ


それを見つめる





刷り込まれた感覚半分





現実とは

 ....
 
 
わたしは幼い頃
祖父のことを
タキモトさんと呼んでいた

しばらく年を経て
生まれた妹も
タキモトさんと呼んでいた

時は過ぎ
わたしの息子が
わたしの父を
タキモト ....
僕ら離れている
そこにきみがいるのか見えない
歩いている人影が見える
声はまだ聞こえない
風に髪がなびくのが見える
きみか と確信する
呼ぶ声を聞く
まだきみの匂いを感じない
見つめる ....
 朝の庭は

 淡い彩り

甘い匂いを

ほのかな空に

夢見る花は

 微風に揺れ

ふわり

ゆらり

 羽ばたいて

蝶よ
 ....
きみは、知っていただろうか
終わりのない、四月の午後
ぐっすりと眠る、きみのひたいに
ぼくの夢は、文字をつづる

きみは、知っていただろうか
森は、とうとつに、緑の下着をまとい
ふりむく ....
行雲の下(もと)
海が
寸秒の間に、退(すさ)る
午後の
光の浜は凄艶
眩(まばゆ)い砂子の煌き
陽の中に蹲り
精悍な裸の女は切歯(せっし)
焼けた亜麻色の太い隻腕を伸ばす
水平線ま ....
 
 
好き
 
嫌い
 
憧れ
 
憎しみ
 

 
 
全ては紙一重
 
 
感情はとどまらないから
 
人は
 
いつも不安の中に在る
 
ピンクの小石が落ちていた
小石を拾いあげて
進行方向に投げるのも
空めがけて上にほうるのも
つまらないと地面に叩きつけるのも
あなたの自由
問題は
犯した行動に
あなたの欲をいくらの濃 ....
泣いているのに怒られて
今必要なのに
欲しい言葉はくれない

罵倒して優越感

これが私が欲しかった形なのか

違う

全然違うよ

これだけ一緒に居て
私はあなたの心の片隅 ....
しないほうがいいのですが

彼は決まって 付け加える

いずれそれに感化され
まわりのやつらもいうようになった

これでは仕事が はかどらないと
上司は彼を追い出した

彼はただ ....
恋の仕方なんて忘れてしまった。

私はいつも
その人が誰かのもとへ行ってしまってから、
自分の抱えた想いに気付く。

恋の自覚なんて、忘れてしまいたい。
通り雨が過ぎて夕暮れ
虹が出ないかと窓を開ければ
そもさん せっぱと 
がなりたてる小学生が
傘を差したまま歩いた
歩道橋が見えた

やることがないので
テレビは壊れたままで
修理に ....
「 蝸牛 」 


目まぐるしく迫り来る日々は気だるく

居場所を見失いそうなほどの静けさに戸惑いながら

傷だらけの両の手で

決して届かぬ銀色の夜空を掻きむしる。

 ....
車がたくさん通る
高速道路のトンネルに
住んでみたい

非常電話の扉の中
さらにその奥
誰にも開けられない
硬い硬いコンクリートの内側
誰にも見つからないように
こっそりと部屋を作っ ....
さようならと言うことが
お別れではないように
決められた夜明けは
訪れないのです、私の朝に

どんな明日が来るのか
誰も知らないから
眠れない夜も
夢見る眠りも
明けてしまえばまぶし ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
僕と、お昼を。虹村 凌2*09/6/4 22:30
名人あおば5*09/6/4 22:09
泡がモコミチ蒼木りん309/6/4 22:05
フクスケ109/6/4 21:52
ものさし短角牛109/6/4 21:16
闇と親和する度量kauzak7*09/6/4 21:09
アブラハム大臣の大行進清水勇介109/6/4 20:23
久保が僕であるために[group]花形新次209/6/4 20:17
夕闇[group]漣 風華209/6/4 18:34
五月[group]非在の虹509/6/4 18:19
インディアンうそつかないミサイル・ク...309/6/4 15:53
緑の踝[group]石瀬琳々7*09/6/4 13:50
Burn.芳賀梨花子1*09/6/4 12:25
理想と現実ペポパンプ6*09/6/4 12:03
だから私は描けないみっきゅん0*09/6/4 11:15
リアル北星三天0*09/6/4 10:42
タキモトさん小川 葉109/6/4 8:25
ディスタンスtaznu109/6/4 8:24
少女柊 恵9*09/6/4 8:15
四月[group]非在の虹109/6/4 4:00
千言万語月乃助1*09/6/4 2:36
紙一重の感情次元☆★009/6/4 2:16
シュミレーション フィテッシュ秋也1*09/6/4 1:46
ビー子くゆら109/6/4 1:20
ただ、なるがままにpur/cr...0*09/6/4 1:15
ため息むくげ209/6/4 0:50
飛んでいった昨日pur/cr...4*09/6/4 0:48
蝸牛ae96009/6/4 0:24
望んではいけないことチアーヌ609/6/4 0:19
わくらばたりぽん(大...609/6/4 0:07

Home 戻る 最新へ 次へ
3712 3713 3714 3715 3716 3717 3718 3719 3720 3721 3722 3723 3724 3725 3726 3727 3728 3729 3730 3731 3732 3733 3734 3735 3736 3737 3738 3739 3740 3741 3742 3743 3744 3745 3746 3747 3748 3749 3750 3751 3752 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.34sec.