「僕が愛おしいと思う女は他人が見たら欲情もしないような女だったんだ」
と雨の中で呟き煙草を放り投げる
傘なんて大嫌いだ
全身を複雑骨折してしまえばいい傘なんて
不貞腐れて雨に濡れて歩き ....
――一寸お暇頂きますわ、また今度いらして下さい。…あなたがどんだけ別嬪でいらしたかって?そんなら昭和に戻ればいいわ。

こんこん!まあだだよ。ごんごん!まあだだよ!がんがん!
ああ誰もいない ....
彼女の傍に頬染めて、
口もまごまご、喋れども
愛しいあの娘の目の先は、
いつも霞が架かってる。

鉛をごろりと入れたよな、
伝えられないもどかしさ、
顔をぱちぱち叩けども、
鏡に映るは ....
     詩を書いてゆこう



俺は詩を書いてゆこうと思うよ
なぜ
何のために
何を目指して
詩を書いてゆくのか
なんて、そんなこと
知らない
毎晩、缶ビールを飲むのと
同じ ....
君の影 おいかけてた
でも素直になれなくて
隣にいれる 今が
そのままであるようにと

会いたくて
会えなくて
もどかしい距離
中途半端な
想いが 今も
笑顔に棘をさす

あの ....
近づく夏の気配に
風は
荘厳なパイプオルガンで
真実の歌を歌う
季節の波間へ
消えかけながらも
風は
光 いざないながら
真実の歌を歌う
初夏の風がとおりぬける

昼下がりの空を見上げると

あの日々の

香りがした



『帰れない』

をおぼえても

『帰りたい』

と願うの



お ....
ざぁざぁ 
それは大雨の日のこと
大きな木にてるてる坊主が

ぎしっぎしっ
太い枝をしならせるてるてる坊主
私よりも大きいてるてる坊主

くるくる
横風にてるてる坊主は煽られ
てる ....
僕はためらっている
この線を踏み越えれば
新たな自由と新しいルールが
一塊の石礫ほどの重みとともに
待っている

逃走の線からも逃れ
逸脱を繰り返し
棄てられるものは全て棄て

も ....
白い壁に掛けられた 
金の額縁には 
名も知らぬ画家の描いた 
淡い水彩画の少女 

朝の光に透けながら 
すきま風に膨らむ
カーテンの窓辺に佇む
黒い瞳の少女 

日々多くの人と ....
 
 
クラゲの心音がする
放課後
筆箱の中で

黒板消しが羽化するのを
慣れない手つきで私は
手伝ったのだった
 
ひっそりとした
カーテンの向こう
湿り気のある列車が
外 ....
橋をくぐる橋の向こうに
ひとつおきに壊れた灯があり
ひとつおきに鳥の背を射る


青のなかの金
金のなかの青
朝に昼に 夢をめくり
めくりめくり 剥がれ落ちる

 ....
このCafeの机の木目は 
人の指紋に似ている 

この机は今も時折 
森にいた頃の懐かしい記憶を 
思い出している 

  * 

自らの枝に留まって 
朝の唄を森に響かせる 
 ....
きらめく翅は昔のまま時を止めている
胸を針でつらぬかれて
整然と 並んでいる 蝶々

展げた翅は風に乗れない
標本箱の中で
宙に浮いたまま止まっている

壊れないようにからだの芯を避け ....
そこには愛が無い
愛を感じない
私は嬉しくない
私は苦しい

自分は良いと思ってしていても
私にとっては嫌な事
セクハラと同じ
人の気持ちが分からない。

人の心を玩ぶ
私は暴言 ....
泣きそうな でも幸せそうな顔で 君が笑う
見たことない その笑顔に 僕は一瞬にして止まって

あぁ だめだ 捕まってしまう

逃げて逃げて     ただ 逃げて
見えない 気づかない ふり ....
夢の続きを見るために
ぬぐいきれない
やさしさに染む
 夜に泣き
 夜を咲かせて
 また夢になり



夢の続きを見るために
つかい慣れない
火に冷める
 いつからか
 ....
喧騒のなか
細い雨のメロディ
梢にしがみついて
姿を変えてみる

みんな
どこへ向かうのだろう
遠い、稜線をこえて
あしたも、あさっても
きゅうに
手をつなぎたくなって
あなたの ....
そうかこれからはもう
小さな公園で手をつなぐこともなく
いつまでも手を振って明日また会うことを
誓わなくなるんだ

僕らの道は花
風にゆれておぼつかない
緑に光る茎や葉っぱ
時々は誰か ....
月夜に犬を連れて散歩に出た。
境川という神奈川と東京都の県境に
流れる川の畔を歩く。
橋のたもとまで来ると何やら小さな生き物が
何匹も橋の隅をぞろぞろ動いている。
アメリカザリガニだ。
 ....
大切な人々の顔を
思い浮かべながら
彼は軽やかに飛び立った

掴み取るはずだった花束に
指先さえふれられずに

行き交う車の音が
彼の歌をかき消して
静かにおりてゆく
 ....
赤  黄  青



鳩使いは突然僕らを放つ 

バンゲ達と肩を並べて立ち止まり

注意して

また慌てて渡る



白い吊り橋を抜けて

角を曲がれば手慣れたマイホ ....
父が死んだ


些か早い気もしないが


今は小さな白い灰でしかない


小さい頃は


父と網を持って蝉ばかり捕まえた


その後50円握りしめ市民プールに行ってかき氷 ....
黄色いクウペに乗って

ネルハまで走った



陸続きで異なる文化に向けて

ボクはパスポートを片手に

滑走路になっている国境を歩いて渡った



違う通貨でも
 ....
ずん、と重くて
食べづらくて
あーもうめんどくさい

でもでっかくて
うんとあまくて
食べ終わるころには
しあわせ
言葉を持って
大人になって
みんな忘れてしまっているが

赤ん坊には小さな合図がある

小さな両手を差し出して
結んで 開いて
ママ! おっぱい!

切なそうな声で
「ふ〜ん」と ....
ルルルル ルルルル

口ずさむ 歌声 響き

フフフフ フフフフ

笑い声 あなたと 見つめ合う


さっきまでの憂鬱も癇癪も

嘘のように晴れて

あなたの優しさに感謝した ....
 
 
バスをおりて
はしをあるいて
ははとわたる

なぜかは
おぼえてないけど
たしか
こうじかなにかだった

はしをわたると
またバスにのって
となりまちへいった

 ....
ハローベイビー

自分が本当に欲しいものを知ってる人間がいったい何人いるだろう?

みんな迷っているんだよ

もちろん君もそして俺も

ここまで優しく言ってんだからわかれよクソビッチ
 ....
何をするにも
理由がなければいけないというのか
脈略がなければ危ういのか
根拠がなければただの願望って
願望がない人間はただの豚だよね
飛べない豚よりただの豚さだから
戦争するのにも理由が ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
[group]虹村 凌309/6/17 23:03
ヴィオロンの滑走aidani...009/6/17 22:40
横恋慕109/6/17 22:21
詩を書いてゆこうふくだわらま...209/6/17 21:59
あのね〜言えない想い〜春日野佐秀109/6/17 21:35
初夏の歌(真実の歌)109/6/17 21:30
理由美雨009/6/17 20:59
てるてる坊主新崎409/6/17 20:36
亡命前夜within309/6/17 20:28
窓辺の少女 服部 剛16*09/6/17 20:04
放課後たもつ1009/6/17 19:59
火 目 飛木立 悟509/6/17 19:47
Cafeの机 服部 剛009/6/17 19:39
標本箱照留 セレン309/6/17 18:55
あるB型の人ペポパンプ6*09/6/17 18:48
きみがわらうウデラコウ1*09/6/17 18:47
夢の続きを見るために千波 一也4*09/6/17 18:44
さよなら、鳩佐野権太17*09/6/17 18:40
ワンピースがゆれる時ふるる8*09/6/17 18:35
月夜の散歩shu809/6/17 16:03
SuicidePiroue...009/6/17 15:09
林檎 檸檬 マスカット瑠王1*09/6/17 14:40
ヒナゲシの頃伽茶309/6/17 11:44
センチめんたる。LOW009/6/17 10:10
恋はあげパンはちはちよん6*09/6/17 8:20
小さな合図マリエ1109/6/17 6:33
題名のない詩409/6/17 6:22
うかい小川 葉409/6/17 3:16
森ガールに捧ぐudegeu...109/6/17 1:52
きらい209/6/17 1:19

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