責任は重大だが
昼寝
二度寝
全て終わらせた時には
あなたの匂いがいい
香水の名前に興味なんかないから
何度も迎えた朝焼けと
選べなかったリボンの夢
解けていくよりも絡まりながら
あたしいつの間にか裸足にな ....
「賤吏を甘んずるを
潔しとしなかった」
どうしても
納得がいかない
自らを前提と考えていたから
想像を超えた世界は
悔しくて苦しくて
このままいくといつかきっと
虎になってしまいそうで
いつ ....
曇り空のしたで花は
晴れているときよりも
色を立てている
匂いも溶けだしている
晴れているほうが
よいことになっているけれど
晴れだけでは
人生の春秋が富むこ ....
今は遠い貴女へ
身も心も離れた今でさえも
魂だけは
夜毎、貴女へと帰りたがって僕を離れて行くのです
僕を見捨てて貴女へと帰って行くのです
今夜もまた
僕は、魂の脱け殻となり
それでも貴女 ....
生きるほどに
すり減ってゆくとしても
僕は原石のままでありたい
たとえ自分の中に
トパアズやエメラルドみたいな
そんなきれいなものが隠れていても
僕は原石でありたい
たとえいびつ ....
Hey, Let it go!
夢の国へ
DCT
好きなあの娘と一緒
ソウメンが伸びちゃうよ
甘いとうもろこし
美味しい新種のみかん
ウメの塩漬け
おばちゃんに追われて
逃げ ....
乾いた指先は死の前触れ 曲がった爪が擦れる音は最後の扉が閉じる音
何故こちら側が地獄なの 内側が表だと信じていたの
息を止め耳を塞いでもひび割れた錯乱が体中を食い荒らす
私はもう限られてしまった ....
薄暗いクラゲのランプの中で
向かい合う僕ら
口の外に投げ出した落とし穴に
僕は嬉々として自ら落ちた
パフェエを食らう君のまつげが
パリンと跳ねて
雲のような肌に浮かぶ唇のふくらみが ....
嘘を3枚出して
幸福を200g買って
涙のおつりを受け取った
涙のおつりを出して
愛を2個買って
嘘のレシートを捻り潰した
綺麗事を繰り出して
涙のおつりを買おうとしたら
....
君はいつも
留守勝ちで
玄関には貼り紙
「ただいま外出中
直ぐ戻ります」
いつまでも経っても
帰らない
温泉に行ったのだろうか
それとも
見知らぬ土地へ
しりこだまを抜きに行ったの ....
うすめられ 重い
緑の水
咽の狭さ
滴の擦る音
昼の天体
気づかれぬ祭
諌める仕草に揺れる
河口が海へ捧げる花
けむり ざわめき
あふれ出る影
....
平等という真実が
最も厳しいと
優しく貫かれた路
自由という言葉が落とされた
gustのように
わすれもの
水に浮かべてみれば
遠くへと届くだろうか
風の気持ち
....
遅刻しそうになって
朝食を喉につめて
走って小学校に行く
教室に入ったとたんに思いだす
今日は図画工作の日だ
先生から新聞紙や糊やハサミや色紙を
持ってくるように言われていた
ぼくは ....
ひとごとのように
じぶんをかんがえたい
XさんはYさんに
やさしいことばを
かけてあげたかったのに
ふたりのあいだにもうひとつ
アルファベットがあるきがして
そのけんきゅうに ....
愛ってなんだろ
ぽつりと吐かれた言葉がフローリングの床に落ちて
それは真っ黒な染みになった
白いワンピース
春色の爪
茶色のフローリング
漆黒の染み
ピエ ....
まだよるかもしれない
あさのおばけが
しろいかげをおとしてる
またよるかもしれない
おうとうきのころ
よるのつぎにきたあさの
とてもはやすぎた
かるたあそび
....
{ルビ敝履=へいり}&{ルビ弊衣破帽=へいいはぼう}の尊厳なぞ、あるのかい
不快な入り口/不快な出口
不甲斐ない朝/不甲斐ない夜
そろり、そろりと近寄る閉塞感
それは深い怠惰な深い深い溜め ....
笑え 笑え 世界よ笑え
偽善と罵れ
笑え 笑え 私よ笑え
心と身体は別物
人間だけが被れる仮面を
さぁ 笑え
偽善と罵れ 仮面を被れ
お前の仮面で
....
夜が明けてしまえば
君の正体はバレるんだ
嘘で塗り固めた
何よりも堅い仮面がはがれて
隙間から溢れ出る真実に
君は悲鳴をあげるんだ
上書きした嘘は
重かったろう
....
ぽつりぽつり
滲み出る
落涙を正米に変えてみる
なにものも無駄にせぬのは、女の鑑(かがみ)
それはそれでも、炊いでみれば思い出す過去世の味、
苦い飯(めし)
食べきれず
....
雪の街が歩く
滑り転んで株価が白む
女が女学生になって
子供のような澄んだ顔で
街の夢案内人になる
魅入られたのはスリップした男と女の衝突事故 ....
クジラが壊れる/ネコちゃんの生命という線/
犬の線を描くまたは、引く/
おサルさんの規則を作る/イルカが自然から学んだそれは/
微生物1、と、微生物2、と、微生物 ....
灯のそばでうっすらと伸びていた その木の影がわたしの道だった。
ひたむきに 踏み外さないよう ゆっくりたどる。
かたくなに 閉じて 進む。
ひかりを割いた道 わたしを護る。
て ....
まるくないから磨くのに
まるくないから悲しんで
磨かなければ磨かれない
あたりまえのことだから
ぼくは血肉で受け入れる
真夏日の夜風なびいてる
お店のひかりが道 ....
くるね
月面から
なんだかくさいものども
薄くのびっぱなしになった
水の網が
どぼどぼくるね
泥水を渡って
めんどうなからだを
しょって
がやがや
くっちゃべってる
たのしそ ....
もう、
戻れないのかなあ...
こんなにぎくしゃくしてない
あの頃の自分に.
どうしていいのかわかんないし
ずっとこのままじゃ
いつかダメになってしまう.
そんな気がした
出来る事ならもう一度だけ
....
夕暮れの
韓国料理店の
店先に
出された
長椅子
の上に
地球儀が
鎮座する
海の色は
リアルに
青く
塗られている
くせに
陸は
ピンクだの
レモンイエローだの
....
ヘンゼルとグレーテルは
かしこさとかわいらしさで人気だけど
ほんとのところは
名前がよかったんだと思う
ヘンセルとクレーテルだったら
だめだったと思う
魔女にも勝てないし
道にも迷わ ....
うわあちょっとすごいじゃない
もうこんな素敵な風景に
すぐさまさるぐつわをかませ
何もしゃべれなくするんだ
そして静かに、静かに
風景が
あたしの中に
満ちる
まで
....
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