人がいる
渇いた街に

人がいる
湿った街に

二つの温度差によって
街の正しさが
計れるというならば
正しさとは何でしょう

涙に暮れて生きる人と
泣く意味もなく ....
あらかじめ堕胎された革命の
水面にたわむれる残像
指先につまむことのできる
計測不能なオーピアムの胞子たち
溺れながら夢を見る
草原を走る深夜の列車の窓

音楽はいつもきまって理不尽
               090624




行人偏と禾編がケンカして
別れた
離婚したのではなくて
別居しただけだと
読者を
隣人を
父を
母を
弟を
叔父を
 ....
「クローゼットの中を見れば相手がどんな人かわかるものよ。」と、彼女は言った。

ビル屋上。隣に座るOLたちの話を、同僚らとともに聞いていた。
同僚らが彼女たちに声をかけるかかけまいか
決めあぐ ....
玄関先にサナギがいることは知ってた
でも飛び立つのはもっと先だと思っていた

蝶のサナギが破れていた
下を見ると、羽根の折れた蝶が落ちていた

とてもきれいな羽根をしている
畏れ多い姿に ....
対岸の浜で諸手を振って儀式張るカニたちはもちろんこちら側からは見えない。アサリ取りの漁師の舟が水面に突き出た竹の近くに浮いている。そこには何本もの竹がある。
当たり前のようにあった堤防は何でもない ....
きっと

この世のすべては

過程なのよ

肩の力も必要さ


誤解は和解のために

平衡は無限遠点で交わる

ユークリッドなんて大嫌い


幾何学に愛を

未 ....
季節はいつも虫の鳴き声に寿がれていた
それがコノ、苫屋の蔦茂した夕暮れの
遠い景色の移りゆく様の記憶
土と草と太陽と
月と
日の燃えさかりの向こうには
為てやり顔の


ご機嫌なの ....
月に酔う

目眩く色彩など

有るはずも無く

耀く孤高は闇に聳える


見えるものは虚飾しかなく

光の実存その存在を知らず

色彩のみが色なのか

概念を破壊せよ ....
熱望して誰かの魂に着床したらいいと
喉元潤した後の顛末はオルタネイティブ

割れた閑談は事無きを得た所為
肥えた筆談は早々に退散です


どんなに見積もったって
場末のステージで育む御 ....
 

いつの日か届くと疑わなかった僕らの文明が崩壊していくのだとしたら、
今密かに繋いでいた手を解こう。
肌を寄せ合うだけで満足なら受理されない契約書を破ろう。
叡智を極めてもあの{ルビ巨= ....
私たちは同じ星に生きている けれど
たくさんの歌が謳う様に
本当に 同じ空を 見ることができるか

どこか南の小さな島では
太陽が月に隠れるというが
私の町に暗い昼は訪れないように

 ....
どこからともなく
聞こえてくる
真夜中の祭りの
雑踏に耳をすます
 もういいかい
古くて日付のない記憶が
唐突に甦る
 まぁだだよ
暗くてよく見えない顔
と 真夜中のかくれんぼをする ....
コチラ泥沼アチラ地獄で
這い上がるのも止めちまって
心も体もしな垂れて
もう嘲笑ってよ
ホラ視てクレクレ

右から左へ流す言葉
脳に焼き付く前に蕩けて
虚空を睨んで泡を咀 ....
最も欲しいもの

最もいらないもの


毎日へとへとに
疲れて
寝る
苦しい

腰をやられ
膝をやられ
心を痛め
多くの人の愛を感じる。
貝を漁るコククジラの背
巡り辿る源流の砂壁のようだ
果てた、終には打ち上げられた骨、骨、骨
巨大で、かそけき命の塵に項垂れた、項垂れた、項垂れた
刻み続くよ、時は砂塵へと
あの鯨の大 ....
泣いた。小さなサリナは口足らず

言葉足りないと
ねぇ、何も伝わらないね


そう言って流す涙
君の全てを物語っている様に感じた

僕は君の全部を知ってるよ


意地っ ....
いつもの普通が、
普通じゃなくなる瞬間、たまらなく怖くなるのは自分だけなのだろうか?



ある日、
繋いだ母の手が、違う女の手だった。

お昼にいつも食べるおにぎりに、誰かの指が ....
きみが去っていった寂しさに耐えかねて
やけくそで立候補してなんとか故郷の知事になったのに
きみは帰ってきてくれなかった
やっぱり宮崎の田舎はいやだったのかい?
金柑とマンゴーと地鶏と宮崎牛じ ....
うるう年に生まれたので、四年にいっかいしか年を取りません
目下のもくひょうは人類平和のために
ごはんを残しません
となりのおじいちゃんが言いました
戦時中はこんなぜいたくはできんかった
おじ ....
5歳の僕は風の中にいた。
底の町から吹く風は暖かかったが、
上の町から吹く風は冷たかった。

底の町から吹く風を顔面に受け止めて
膨らんでゆくと
僕は虫になって舞い上がった。

谷の反 ....
夕暮れは冬の茜色
窓辺にはバラ
ひとつひとつ、凛と咲いている

病人のひどい言葉を
なかなか許せないでいた
自分のことはすぐに
許すのに

さっきまでは
持って行こうと思って買った ....
肌を逆立てる岩は
海峡のこちらに隠れ
蒼暮雨(そうぼう)の丘は煙(けぶり)の中に
輪郭という硬さを失う
選ばれし紅(べに)の焼印に
私の濡れた唇は、許された水の細粒子をまとっては
なおさら ....
朝、晴れた日に空き缶を洗っていると
庭に群生する雑草の命の横溢に圧倒され
水遊びをしながら裸で駆け巡る稚児たちの嬌声に
私の心も浮き立ち
自らの空白を忘れてしまう

先程まで生きていた彼ら ....
  心

自分の宗教を心の中で
否定しだした
一から十まで数え上げた
自分の宗教の欠点

今朝は目覚めて
妻のため歌を作った
二首の歌を
妻の携帯に送った

心って不思議だ
 ....
サバーン サバーン

砂浜に打ち付ける波を
追いかけるだけで
楽しかった

7歳の夏


ザバーン ザバーン

初めて友達だけで大人な
感じ
焼きすぎた卵焼きを詰めたお弁 ....
外国を使っていちいち郷愁をあおるやつら
東北弁にセンチメントを感じてから言えよ
するめいかでロマンを語れ
できないならそれもい
全員一回死んでこい
そしたらそれが今だ
自然に勝てない芸術だ ....
牛には角が2本、かなり大くて、いつもら涎をだらら垂れいる。
あと、牛のいるところはかなり臭い。

犬は色んな大きさだいる。だいたいワンキャン鳴く。
しょっちゅうハァハァ言っている。鼻が濡れて ....
久しぶりの天気に気がいってて

あたし首筋に塗るのを忘れた

プラタナスの木陰をえらんで歩いた

もうあきらめながら一日を過ごした

一日にできることなんか知れている

十年かけて ....
オレの胸の奥底に深海魚が眠っている
時折目を覚まし尾ひれを影のように揺らす
鬼灯を口に含んだように頬をふくらませて

きゅっきゅっ 
と小さく鳴く

月を見る猫の目のような
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
乾湿球小川 葉1+*09/6/24 22:46
hS for the musique瀬崎 虎彦109/6/24 22:44
乾湿球あおば2*09/6/24 22:41
ビアガーデンプテラノドン109/6/24 22:37
さなぎHTNYSH...209/6/24 22:20
儀式009/6/24 22:17
非ユークリッド柊 恵9*09/6/24 22:15
庭先の夢HTNYSH...109/6/24 22:14
柊 恵4*09/6/24 22:13
「猿の剥製〜Monkey on the table」Leaf009/6/24 21:08
宇宙のボレロ雨を乞う209/6/24 21:06
見えない星照留 セレン109/6/24 20:14
かくれんぼフクスケ209/6/24 20:12
飽きた。AKiHiC...209/6/24 20:04
欲しいもの、愛ペポパンプ7*09/6/24 19:46
「かそけき命は鯨の背に生きる」Leaf009/6/24 19:43
小さな小さな女の子蓮沼 栞509/6/24 18:53
普通に1+09/6/24 18:47
マイ・ファーストレディ山田せばすち...1*09/6/24 16:12
遊園地ふるる4*09/6/24 14:51
そこの町[group]……とある蛙13*09/6/24 14:26
凛とふるる5*09/6/24 13:05
「蜂鳥」(humming bird)月乃助4*09/6/24 12:28
夏の陰within7*09/6/24 11:57
生田 稔109/6/24 11:57
さざなみ群青109/6/24 11:22
おさけのみsk109/6/24 10:10
夜空唖草吃音109/6/24 2:42
プラタナスの木陰吉岡ペペロ409/6/24 1:39
深海魚shu509/6/24 1:13

Home 戻る 最新へ 次へ
3690 3691 3692 3693 3694 3695 3696 3697 3698 3699 3700 3701 3702 3703 3704 3705 3706 3707 3708 3709 3710 3711 3712 3713 3714 3715 3716 3717 3718 3719 3720 3721 3722 3723 3724 3725 3726 3727 3728 3729 3730 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.23sec.