ゆうきがないんだよね
って
いっ
てるじ
てんでそれはもう
すで
に
やるきがないってことなんじゃないのかなそういうことなんじゃないのかな
恋愛の醍醐味は、失恋後の愚痴というけど、本当なのか。
それは恋愛未経験者にはわからない感覚だ。
さて、今日も脳内姉とにゃんにゃんしてこようか。
涙が乾かないうち
また雨が降る
密やかな夜に
闇明かり ぼんやりに浮かぶ
眠る女の細足を
そっと撫でた
まるで性器を生ける白磁の質肌
たまらず、頬鼻をそ ....
こんな世界。あんな世界。
二つ予定された親の手術の一つを終えた晩。実家の風呂場にて。意味不明。
大きく
深く
熱く
重い
それは
宇宙に似て
海のようで
太陽に近い
身体の中身
揺らぐ大気であり
積み重なる地層
満ちて欠ける月であり
自転公転を繰り返す地球 ....
長めのタバコに
黒ずんだジッポー
傷だらけの革財布
着信のないケータイ
愛想の化粧を施し
常識の服を着て
社会の砂漠を渡る
それが私
記憶の中の地図を広げて
迷いの嵐に巻 ....
その顔で笑って
(あの表情で笑って)
その口で呼んで
(あの声で呼んで)
その体で抱きしめて
(あの心で抱きしめて)
あなたのいない
あなたへ
誰かの中 ....
甲高い空の
青を透かして
下弦の月とすれ違う
夢の満ち潮
風の凪に
追いついていく
クラウディ・クオリア
たなびくかぎろい
こころゆれない
レイニー・クオリア
果てしな ....
僕らはどこでも眠れる
可能性の、結果として
拘りを隠しましょうか、誇りを仕舞いましょうか
まっすぐな道をまっすぐ歩くためだけの
呼吸、でしょうか
道は裏返りながら繰り返されて
それ ....
【星に願いを】
私は愛を知らない
どうやら生まれたときからそんな感情がなかったらしい
だから私は人を愛することを知らない
他人にとやかく言われても冷たい瞳 ....
あなたには教えてあげないわ
そう言って海がからかうので
べつにきみから教えて貰わなくてもいいんです
そんなだいそれたことでもないし
いそいで答えをだす必要もないことですから
と、いくぶん拗ね ....
悲しいほど 絶対に許容しない
化石みたいだけどきれいだよ
ながくかかったよ ながながと しっとり
じっーとしてるよな
ひとむかしまえの誠意なら ロックで
ごまかした手前 ....
くにゅくにゅ列車が
小さなバス停にやってきて
ダチョウを三羽乗せて行った
ダチョウたちが仲良く
キャラメルを分け合っているのが
窓の外からも
なんとなくわかった
何も無い妹の ....
ここ一週間の生活は
まさに堕落という他ないくらいな有様で
でも気持ちは確実に回復しており
やっと脳に私の世界が生まれ
あと少しで筆を握れるだろう
愛しくて不器用
正面向き合ったら ....
ある夕方
妻が台所でエリンギを持って立っていた
しげしげとエリンギを眺めている
じっくりと観察しているようにも見える
よりによってエリンギだったので
エリンギを握っている妻 ....
居場所を求めた僕に、それは貰えなかった。
心地好かったはずの、あの場所には僕からのサヨナラ。
君は、僕に微笑んでくれた。とてもとても、ゆっくり休めた。
アリガト。
けれど、そん ....
一器官の不定期な激痛と鮮血のしたたるお月様の期間
太古からの生命の流れと、生きるもの達への意思の残酷さに思いをはせる
生まれる前から揺らぐ淡いお月様、、、伝えたい事がたくさんある
大好きなあなたと
笑顔をともに重ねたい
陽の見えない換気窓から
影とほんのり外界の時を伝える
*
枝豆をパチン・パチン
鋏でとってゆく
土のにおいが
なぜか懐かしく
ゆらめい ....
あなたが地上から旅立って間も無い今
こうして語るのは月並みだが
友達でもないのに僕は言う
マイケル、
あなたが音楽の神様に選ばれた
天使のように
あふれる歓びを踊りながら歌 ....
向う岸めがけて石を投げる
不様なフォームで
何度も 何度も
自分の何処かにへばりついた
決して懐かしくない想いを
危うげな放物線に託して
思いっきり放り出す
届いたことはない ....
明後日の今頃には
きっとわたし、泣いてる
ハナキンなんて言葉が流行ったっけ
週末の空気はほこりっぽくて
ろ過された部分だけを吸い込もうと
口を無意識にぱくぱくとさせる
大嫌いなもの ....
下を向いた少女の
影のような髪の毛が
風にたなびく
後ろに流れていった影たちは
空の淵、聳える山の向こうへと行く
山の向こうには
海がある
誰も知ることの出来ない、触れてはいけない黒 ....
わたしの、隙だらけの皮膚を突き抜けて
メタセコイアが生えている
臓器はいつしか記憶を失くし
葉脈を血液だけがめぐりつづけいる
あまりにむごい手つきで
世界が わたしを愛してや ....
ため息が指に絡んで取れない午後
自由のきかない爪先が憎くって
歯の根を鳴らす不気味な横顔
この足は誰の意志に従って
懐かしいと思わせるこの道を歩いているんだろう
夕暮れが落下してくる
夜が ....
毎日毎日、私は生きてる。
何かを食べ、何かを排出し、何かをして、生きている。
毎日毎日、私はこなしている。
終わりなく続くように見える、隙間の開いたつり橋の板の上を、
無言で一枚ずつ渡るように ....
野良犬は偉いなあ。
餌の在処を知っている。
何処でも眠れる。
愛嬌の振り方、
愛想の尽き方、
腰の振り方、
土の掘り方も知っている。
毛色は違えど群れの秩序を守り、
殺さない喧嘩も ....
シグナルを待つ間
雨の音ばかり聞いていた
せつなさが押し寄せて
あわててアクセルを踏めば
頬を伝わる涙に気付く
外はサイレントレイン
あなたの声も聞こえない
まるで逃げるように車を飛 ....
この不景気で
「ありがとう」は
あまり回ってこないから
大事に大事に抱え込んでいた
街中の
誰もがそうやっていたら
いつしか
「ありがとう」は
街から消えてしまった
....
ゆっくりと終わる話
そればかりの会話は誰が居る訳でもなくて
少し肺に残している
こぼれそうになる、胸から
腕が痺れて
それもゆっくりと離れて
なんでも無いから名前を呼び
残っている砂 ....
3682 3683 3684 3685 3686 3687 3688 3689 3690 3691 3692 3693 3694 3695 3696 3697 3698 3699 3700 3701 3702 3703 3704 3705 3706 3707 3708 3709 3710 3711 3712 3713 3714 3715 3716 3717 3718 3719 3720 3721 3722
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.23sec.