夕暮れ、無邪気に手を振る。

それが、最後を教えてくれた。

そんな記憶。

僕は、誰ともサヨナラなんてしたくなかった。

みんな好きだよ。

だいすきだよ。

サヨナラの ....
ある日突然
子どもたちは先祖がえりをした
背は小さく
言葉を失い
歌うこと
踊ることだけになり

海へ列を作りゆこう
歌い
踊りながらゆこう
砂浜で広がり
ねころぶ子どもたちそれ ....
色即是空を薄野に見てみる。

平日の夜は喧騒と閑散の雑居。
CH3CHO(アセトアルデヒド)の狂気は機能万全な消化器官によって正気へと解毒され、
不思議な靄と化ける。
ネオンが反射し、明 ....
行かなくてはと思っていた
ここではなくどこか

北風の背中には
銀の翼があると思って
それに乗って行こうかと
寒い街中に出て
裸足であるく
身軽でいいと
荷物も何も捨てて
名前だけ ....
ただ、じゃあね って言って出ていった
もう分かっていた
 
でも、ずっと この部屋に座り待っていた 

時間の意味を無意味にして

孤独と虚無が嫌だった

だから、ずっと この部屋で ....
子供の頃、記憶を辿る指
駆け抜けるための玄関
右へ曲がれば大きな草原
跳ね返されるほどの大きな
抜け道
獣道
畦道
辿る指、握っていた手
見上げていた、手
顔の向こうの月、薄い月、不 ....
降り出した雨に
次々と傘が開いてゆく

あたしもつられて
傘をさす

雨の音が
変わる

傘にあたる雨の
人工的な音が嫌い

閉じ込められた
空間が嫌い

傘が重くて
 ....
とどのつまり、その他大勢である

所詮、その他大勢である

君も、私も、だ


どこかの誰かのその他大勢である

したがって、その他大勢である

彼も、彼女も、だ


それ ....
必然と人生で必要なものは

食べ物と金と空気あろう

もともと黒い烏丸には

白い空間など身に覚えのないことだろう

くじびきで決まった神などに

この先の行く末などを

指し ....
ここしか受からなかったんです。なりたいものは?とくにないなあ…好きな言葉は?
(長い沈黙の後)………健康。
ケンコウ。。。

ああ、ベリーが。ストロベリーがブラックチェリーがイヨカンがメロンが ....
諦め、絶望、倦怠、鬱屈
何処からか湧いてでたそいつらが腰にぶら下がっている
不安材料?そんなに生易しいものじゃない
諦め、絶望、倦怠、鬱屈
他人と比べたりなんかしねぇ。不幸自慢もしねぇ
し ....
おんなの額の眉間のあたりに

ワルプルギスの夜は訪れ

黒い瞳は熱をおびて

銀食器のように冷たく暗く輝いている

あるいは柱の様な静けさの中には

緊張の糸と欲望の動脈が絡まり
 ....
川にもいろいろあるようで
長江やらガンジスやら一級河川やら
ただ今、僕の眼前を流れる川には
どうやら名前がないようだ

名前のない川
名前のない橋の下
家庭排水に汚染されたヘドロのような ....
夕刻地平線 紙の切り傷

鼓動にあふれた静寂がふたつ

痛みをともなうのは
前世からの記憶のひとひら

秘めた焦燥は赤色に駆られて 涙をおとす

はりつく体温と
しお、鉄の味

 ....
無拓の折に苛まれる
自分がキライ 呟く

無択の檻に閉じこもる
選べないよ、見えない

御託ばかり 並べ立てる
嘘はイヤなの

望み通りに行けばいいのに

反比例する感情
沸点 ....
うつむいた君のまなざし
梅雨空の雲より重く
今日も紫

かなしいから
空は見ないの
あの深みに沈んでいけたら と願うけれど

かしこいから
夢は見ないの
重力に逆らっても必ず落ちて ....
ぼくの存在は地球にしかない
あの青くてきれいな球体にしかない
夏の匂いのまま貼られたアフリカ大陸
ぼくの存在は
あの青くて半分影のあるあそこにしかない


月にはない

太陽にはない ....
声は聞ける

顔も見られる

だけど

声を発する

顔が見えない


条件付きの日々を

与えられた二人は


偶然の叶う夜に

同じ月を見上げることとか

 ....
端より 染まる
ひと刷け ひと刷け 
うっすら
あかね終わるそらは るいるい
夏の夜に
開く

つくばう宵やみに 
ゆかたの えりを
赤裸な
きみへの
ほてりが すべり落つ

 ....
渚を歩いていたときのことだ。

波打ち際に、細くなめらかな黒い曲線が描かれていた。
それは波の姿を象って視界の及ばぬ範囲へと延々と続き、
足元に目をやれば無数の点の集まりで、なにかの種を思わせ ....
僕たちは行進する
雨と雨と雨の合間を
かなしみの残る青空に
バシュポン
圧縮した空気は開放され
白い弾丸は
砲の初速を逃れた彼方で
小さな羽を広げる

あの
遥か積乱雲と日輪草の
 ....
視界を折られた朝
芽吹いたはずの白い素肌や
飽和したような
そうでもないような
呼吸 鼓動は
やはらかいしろに
還ってゆく

ぎこちない脈に
わたしはただただ泣いたような
そう ....
コンタクトがかわいて
何度もまばたきする冬
きみの歩いてるところが
いちばん好きなのだ

ひとを好きになるって
誰かの強烈な信者に
なるっていうこと

ふいに抱きしめられた
湿った ....
意思のなかに空虚が
ひろがり、朝
何もすることなく、きみは
運ばれていく、
何もないという
断絶が
線路の向こうまで続いている、朝ドアが
開いて、誰も
いないということが
 ....
爛々 爛々

光の洪水に包まれ
さまよう僕たちは
何処にいくの

時間の歯車は止まってくれない
立ち止まって周りを見渡せば輝いていてまばゆい宝石
見たくなくて目を閉じても宝石の まば ....
声にベッドを朝にして
光たちにそれでもいいと
いた魚は空腹だと言い
見つめてひろった果実を持ち
手にしたことを思った

笑ってそれを切っていく
着ている色に
気が確かになっていくようだ ....
 
 
縁日で
祖母が買ってくれた
空色の風船が
手のひらを
するりと抜けて
空高く舞い上がっていった

東の空へ流れていく
風ははるか上空
西から東へ吹いている

お日様と ....
蝕んでいく

内からも
外からも

不用意に赤く
醜く膨らんで

わたしをじわじわと
壊していく
慣らしていく
腐らせていく

絶望の色は
必ずしも闇と同じではない ....
もう、覚えた。

昔の自分の写真、表情が無い。固まって冷えた目をしてる。

布団だけはある部屋でこんこん眠ると色んな音や声が聞こえてくる。いつだって夢の中にいるみたい。それが当たり前になってる ....
               090702




高真空を保つため
綺麗なガラスを探してる
トタン屋根の鉄を材料に
製造中の万能管ソラ
空の守りに使うんだ
ガラスのコップは溜 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
サヨナラの記憶。狠志109/7/2 23:48
ふるる9*09/7/2 23:41
色即是空を薄野に見てみる。四球009/7/2 23:25
名前をふるる609/7/2 23:22
girlkalibo...109/7/2 23:14
在処霜天009/7/2 23:12
傘を捨てる風音209/7/2 22:21
その他大勢那人1*09/7/2 22:19
くじ引きできまった神こめ709/7/2 22:07
入った理由 大学アサギ109/7/2 19:38
雨の部屋虹村 凌0*09/7/2 19:32
魔女瑠王2*09/7/2 18:50
名前のない川熊野とろろ1*09/7/2 18:26
夕刻地平線 紙の切り傷瑠王5*09/7/2 17:54
無選択爆発相羽 柚希2*09/7/2 15:21
紫君子蘭照留 セレン209/7/2 14:59
存在吉岡ペペロ1209/7/2 13:46
通信邦秋3*09/7/2 13:37
夏の宵月乃助7*09/7/2 12:44
海と蟻夏嶋 真子25*09/7/2 12:34
鳩砲佐野権太27*09/7/2 9:50
旅の始まり 祭のあとゆるこ309/7/2 9:44
かみさまはちはちよん6*09/7/2 8:57
_こもん709/7/2 7:31
爛々群青109/7/2 3:24
あこがれ番田 209/7/2 3:20
空色の風船小川 葉409/7/2 2:36
腫瘍ジャイコ309/7/2 2:21
その匂いアサギ109/7/2 2:07
コップ一杯の宇宙あおば6*09/7/2 1:13

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