「オスファハン様、どうしてあのようなことをお話しに?」
石造りの牢獄を出ると、オスファハンの侍従長が待ち構えていた。
「控えていろと言ったはずだ。命令が聞こえなかったのか?」
「はっ。それは心得 ....
「わたしはそれを探り出してみせますよ」ヨランが再び微笑する。
「それがお嫌であれば、今すぐわたしを殺すことです」
「わたしはクールラントとの火種を望んでいない。
 お前も、そこにいる傭兵も、わた ....
自分が輪の中心にいないと満足できない
常に人からの賞賛を受けてないと満足できない
でもそれでも もっとほめてほしい もっと賞賛してほしい もっと もっと
どこまで満たされれば満足できる?
自分 ....
もっと自由でいいんだよ 自分をいじめないであげてよ
失敗は避けられないけれど 失敗しない人間なんているかい?
心配や罪の意識は 神様に委ねちゃいなよ
君は大いなる愛で 守られているんだ
友達の ....
もうね
刹那主義でいいかな
でもね
今は過去と未来に
つながっているよ



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
つらいことやかなしいこともこのせかいにはあるね
うちがわからでたことばにはうそがないじゃないか
まっさらなきもちでつたえたいことをつたえていければいいじゃないか

だれときそってるんだい
じ ....
最近のAI翻訳は
時々変な部分もあるが

驚くほど
素晴らしい出来になる事も
多くなってきた

海外の動画などを

同時にいち早く
鑑賞したい時には

ちゃんとした翻訳や
吹 ....
人間はそれをしないと
死んでしまうから
快感を伴う必要がある
飲食する快感
排泄する快感

人類はそれをしないと
死に絶えるから
快感を伴う必要がある
仕事の快感
恋する快感

 ....
中身は何にもないのだ
何の能力もない
だけど何者かになりたいと思って
足掻いている
何者にもなれないのに
踏ん切りがつかない
気付いたら
職にもあぶれ
家族もなく
たった一人の世界で ....
○「人の死」
人の死というものは
あっけないものである
生きている時は
ずっと生きているかのように
活躍している人でも
死ぬとあっけないものである
生とは
一瞬の興奮のようなものである ....
 言語により横たえられた朝なので
 わたしはどのような経路をたどって
 虚しさに到達すべきなのかわからない

 曇っているなにかが曇っている
 カラスが低いところを飛んで
 ごみ袋 ....
今まで「アベ」と吐き捨てるように
呼び捨ててののしっていた連中も
今日ばかりは「安倍さん」になり
あらゆる暴力は許せないと嘆く
言葉の暴力の使い手達が
いっせいにその刃をしまい
自分は始め ....
飾られた街を見て
今日は七夕だと気づいた

雨でも曇りでもなく晴れ

七夕だと気づき
七夕気分が湧いてきた

今日は星が見えるかも
そう思わせる青空

梅雨明け
今年は早かった ....
冷えた身を横たえ
戯れる子らの
遠い木霊を聴く黄昏時
いのちの炎は燃え
たましいが肉を貫く

激情の太陽は沈み
死の予感が広がる
もう還る時は遠くないのだ
一杯の水が欲しい

残 ....
「ハーレスケイド? そんな幽冥界の名は聞いたことがありませんが?」
「それもそのはずだ。他国の文献には載っていまい。
 ハーレスケイドは、時間が止まった冥界、とも呼ばれている」
「冥界? それは ....
「エインスベル様は今、虹色の魔法石による結界によって、
 リーリンディアの監獄に封じ込められているのです!」
ヨランは勢い込んで言った。その急な変化に、エイミノアも圧倒される。
「どうかわたしに ....
私も変わる でも
変わらない
存在や物事もある
私の涙
宇宙の涙



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
精神が折れている
水道のカランの水漏れを修理するのを
交換の必要な内弁と
修理の為の工具を買ってきてから
二週間以上も先延ばしにしてしまった
確としたやる気が起こらない
明日野郎はバカ野郎 ....
たとえばワクチン打ったら翌日、死んでいた
なんて人が少なからずいるんでしょう

報道が取り上げるべきは
そういう人たちだったのであって

この度の不始末、語り継がれることでしょう
一人だ ....
ドアスコープ、ドアホン
居る
小さな刃物のつめたい先端がお守り、待ち構える
なにを?
ぼくの
ゼリー状になった
まっかな
しょうどう
なにか言ってる
同じ音を繰り返してる
ぼくにも ....
小さな顕微鏡を買って、死んだ虫や死んだ葉、花びら、砂粒、髪や皮膚のカケラなんかを、どこまでも大きくして遊ぶ
覗き込んでいると、僕が世界だと思っているもの、それがひとつなどではないことがわかる
そし ....
静けさの含み持つ何か 
自らの心落ち着いた時に
期せずしてやって来る何か

過去へ遡行しながら
未来から到来する
未来から到来しながら
過去へ遡行する

胸奥から込み上げ溢れ 溢れ込 ....
ハハは真夜中になると
冬のある、電気ポットに まだ幼い鶯の、
恋を
香ばしい、縁 で。
のんでは。
首と傾げて
チチ、と ないた
父、とは
汚れた手を添えると また仄かにぶり返した 望 ....
「それは出来ない。ライランテの諸国家では、内政干渉は禁じられている」
「それは平時の場合でしょう。今もしや、再び戦乱が起きたとしたら?」
「それはない。アースランテもファシブルも、今や戦いをする余 ....
そこは、地下室のような場所だった。辺りは薄暗い。
しかし、盗賊ヨランには暗視の能力があった。
その隣で、エイミノアは逡巡している。
「ここは、きっと牢獄のようなものでしょう」ヨランが言う。

 ....
指に指の毛が生えていること
永いあいだ、すっかり忘れていた

まだ僕に夢も希望もあったころ
いつかの祖父らと田植えをしたのに
anataなにをいっていますぬん あたりまえの
物事が
ありがたい
いのちの
ふしぎ



暗闇をぽつんと
独り
聴いていると
宇宙の魂の歌が
私の魂にひびいてくる



魂という
命は
愛に
帰 ....
僕と喧嘩をしようよ
君の星とはこんなに離れてるから
たとえ光の速度で移動出来たとしても
明るい話題も届く頃には暗くなっちゃうね

僕と喧嘩をしようよ
あまりに時間がかかるから
君は怪獣に ....
チーズ

雪解け

かりんとう
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
オスファハンと侍従長(一)[group]朧月夜1*22/7/9 17:53
オスファハンと盗賊ヨラン(十二)[group]1*22/7/9 17:53
ひろのふ022/7/9 17:05
真のスタートライン022/7/9 16:49
※五行歌「刹那主義」こしごえ1*22/7/9 15:21
まっさらなきもち武下愛1*22/7/9 12:38
翻訳対決st222/7/9 11:53
命を守る快感イオン022/7/9 11:51
自称詩人的人間の犯行花形新次022/7/9 10:09
独り言7.9zenyam...1*22/7/9 9:05
到達草野春心022/7/8 23:11
シンゾウ・アベが死んだ日紀ノ川つかさ222/7/8 21:31
七夕気分夏川ゆう222/7/8 18:05
死と自由ひだかたけし322/7/8 17:38
オスファハンと盗賊ヨラン(十一)[group]朧月夜1*22/7/8 17:01
オスファハンと盗賊ヨラン(十)[group]1*22/7/8 17:00
※五行歌「宇宙の涙」こしごえ3*22/7/8 13:51
「精神が折れている」ジム・プリマ...2*22/7/8 10:47
憂鬱、第四波りゅうさん122/7/8 10:02
珍客凪目022/7/7 22:31
七夕122/7/7 22:19
フルサトひだかたけし8*22/7/7 18:48
夏の座敷牢あらい122/7/7 17:14
オスファハンと盗賊ヨラン(九)[group]朧月夜1*22/7/7 16:52
オスファハンと盗賊ヨラン(八)[group]1*22/7/7 16:51
田植えクーヘン10*22/7/7 15:20
honjyaIN0RI022/7/7 15:10
※五行歌 三首「いのちの ふしぎ」こしごえ1*22/7/7 14:22
妻咲邦香022/7/7 11:36
令和4年7月7日(木)みじんこ2*22/7/7 0:21

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