小学生くらいの子らが
稲の先に休むトンボをつかまえて
羽を毟り取り
わあわあと
隣の子は
首根っこをつまんで
勢い良く捻り
けたけたと
楽しげに
笑っている

びいびい ....
嘘つきたくて
小柄な爺の世迷い言

小僧よく聞けこの俺は
15の時には家出して
街から街への放浪暮らし
幾度も幾度も死にかけて
山の上から街を見て
谷の底から月を見て
たどり着いたが ....
密生している高木が
お辞儀をしているのでした
すると明るい時間に立つのは
随分とひさしぶりだと解ります

きらきらと光りに靡いている
真っさらな仮面をつけている
その地獄のやうな風が ....
船乗りのいない朝は 突然やってくる

脳が白い朝焼けに揺れる

瞼から忍び込んで 水平線を引く

船腹をなめる波が 意を鎮めて{ルビ誘=いざな}う

船体の軋む音が 孤絶した海を助長す ....
朝靄の折々重なり薄紫に

ほのかに明るく心地よき

香りいづこより聴こゆ


水音の感ありて

寄れば俯く人影は

ゆるり振り向き穏やかに

微笑みたたえる女貴人の

後 ....
月がとても綺麗ね
アホと呼ばれすぎたみたい
明るすぎるから
だから
迷子にならない内に
最後のママとのお家に
帰ろう

なんかさなんか最近さ
何とかと煙は
高いところ
目指すって ....
切ない瞳で彼を見つめてみよう。
心の内奥に潜んだ哀しみに、彼が触れられるのかどうか試してみるの。

その瞬間に、とある心地良いハーモニーが聴こえたのなら
目の前の世界が少しだけ実感出来ようにな ....
私はとうとう文章でしか喋れない
現代病にかかったらしい
すべて 0と1に聞こえてしまう
変換する脳が 唯一ひとらしい


宇宙が自転をしていると仮定すれば
溶け残った氷のような地球は ....
始まったばかりの夏
の土の中、まだ摩擦の悦びを知らぬ柔かなお体の、蝉の
けれど夏の終わりにはカサリ摩擦死するお体のそのお顔の
死んで乾いた真っ黒い眼球をもう浮かべてしま ....
ひとつしかない身体が傷ついていく
潰えては芽生える花のように
太陽が昇り、一日の終わる頃に
気泡のような涙を浮かべて

あともう少しだけ頑張って、なんて
純粋で、自分勝手な願い
アンチロ ....
幸せの一時が
紫煙の曲線の様に流れて消えて
部屋を出て行った

追いかける左手を右手で制して
時間を止めてみた置時計

シャワーの放物線をローアングルで眺める
ゆっくり
ゆっくり ....
そとは 篠突く
{ルビ=雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨}
{ルビ=雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨}
{ルビ=雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨 雨 雨} 雨

失うほどに ....
忘れたわけじゃないよ

ただ忘れようとしてるだけ

どんなにラララと歌っても

ふと寂しさの穴に落ちるんだ

小さな小さな穴なのに

逆にそれで落ち込んで

圧迫する息を丸呑み ....
あ どうも こんちは
暑くなってきました でもまだ梅雨のようで
雨がしとしと降っているんですよ 降ったり止んだり。
雨は好きなほうですね
大雨や雪ってナンダカじっと見ていられま ....
やせっぽちのきみは
ちょっとやそっとじゃ
笑わない
女の子はなんでも
くすくすけたけた
笑うんだと思ってたけど

あっそこでは笑うんだ


栗色のベリーショート
奇跡の歯並び
 ....
寂しさの夜を歌おう
ものの寂しさにいつも
消えていくその歌はない
君へと捧げるこの歌を
さび付いた工場の跡地から


寂しさの朝を歌うから
寂しさの歌にいつも
何もあらわれるものすら ....
いくつも寝静まっている
屋上になったいくつもの水色に
やがて黒になって 緑になって
そうやって頭に夜に沈んでいくのだろう

夜のどの辺だ
そして神保町は
僕を夢中にさせた表参道と
小山 ....
信じるものがあれば情報なんてなくても生きて行ける。

多くの人は雨が降ればカサをさすだろ?

それを見て今日は雨降りなんだと思えりゃソレで十分だよ。

カサをさすかは自分で決めるけどナ ....
跡や全てが醜い。
消えてしまえ何もかも。
外に出て熱いフェンスの上を裸足で歩いたら髪の温度で温度計が割れる。
確認するまでもない暗闇。
空に語り掛けるや崩れる。
どんなに顔がくずれても
涙がかわいたらお化粧をなおして笑顔をつくる
顔を洗ったらまた泣けばいい
悲しみや寂しさは敵じゃない

どんなに足が痛くても
夜がくればねむり、朝がくれば目をあけ ....
おいで おいで
こっちは楽しくないけど
苦しくもないんだ

眼の前に詰まれた錠剤のシート
此れを全て飲み込めば
いいだけ、

それでは終わらない
灯火は消えない
甘い甘い毒を飲み干 ....
バーに行けば オーケストラが行き交う

饒舌なバーテンダーが指揮をとり

客は各々の楽器を手にする


銀行員の男性は総銀製のフルートを吹く

離婚歴のある女性が笑うようにピアノを叩 ....
ひ〜とりぼっちの世界には♪

悲しみもなにもないから〜

自由にこの世界を見下すことが

出来るんだ〜♪

友達いらない家族もいらない

恋人もいらない他人もいらない

何にも ....
生身の傷みを知った日に
熱い苦悩は溢れ出て
愛が刻んだ哀しみを
包む優しさ
つらすぎて
糖質70%オフ
なるほど
ですか
そうですか
三本目だしね今日の500缶
軽くてイイからね
まあついつい
だよ
で70%はいったいとね
気まぐれにね
なんですかまあ
一人酒してん ....
ビニール袋の柔らかさに
頬を染めた私は
君と手を繋いだまま
6月の冷たい雨に嫉妬した


鬱屈した気分を
なんとかしたくて
床下の君を
掘り起こしてみたけれど

既に冷たくなった ....
 この世の者ならぬ 
 あの(瞳)が 
 私の心の暗闇を 
 覗き込む時 

 空に薄っすら浮かぶ 
 あの(瞳)を 
 私もじっと 
 視るだろう 

 目の前に立つ 
 あな ....
いそいそと絶望へと駆け出す
海辺にて(砂を蹴り、ジャイロを傾けて)
つま先立ちでピルエット(革靴のまま)
肩でそろえられた髪に光降る

白い砂の一粒一粒に(印象によれば)
思いを託すような ....
あたりまえって
君は言うけど
大事なことなの!
知りたいよ

あなたはなぜか
悲しい顔

いつか君の一部になりたい
それが禁じられた想いでも
たとえ君に拒絶されても


なぜ ....
白い部屋 白いベッド
時計の針だけが 静かに動いてゆく
私は此処に
囚われている それとも
護られている

開くことのない窓から
中庭を見やる あかるい芝生に 木洩れ日が
揺れている  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
三途一ノ瀬 要209/7/6 17:38
嘘つきの……とある蛙5*09/7/6 17:10
可変の風長押 新109/7/6 17:07
船乗りのいない朝瑠王4*09/7/6 16:59
柊 恵5*09/7/6 16:14
精神異常者の禁句tutty009/7/6 15:41
きゃとる109/7/6 12:34
おとのしゆるこ109/7/6 9:25
オニキスA道化409/7/6 5:57
縫い合わせる傷かのこ109/7/6 4:22
timeテルテル坊主2*09/7/6 3:33
紫斑月乃助4+*09/7/6 3:30
キャラメル伽茶309/7/6 3:04
7月6日だって詩なんだものヨルノテガム309/7/6 2:59
やせっぽちのきみはちはちよん11*09/7/6 2:48
誰かへの歌番田 409/7/6 2:33
日曜の夜209/7/6 2:27
15/40BOOKEN...9*09/7/6 1:24
医療ミスのアサギ309/7/5 23:25
それぞれの夜八月のさかな209/7/5 23:09
SiKabaNeAKiHiC...209/7/5 23:06
奏でるものたち瑠王7*09/7/5 22:51
ひとりぼっち行進曲こめ6*09/7/5 22:19
抱擁柊 恵2*09/7/5 22:17
酔っ払いのウィッシュ (愚痴)よーかん009/7/5 22:00
ジャイコ409/7/5 21:35
望遠ノ瞳 服部 剛209/7/5 19:47
海辺にて瀬崎 虎彦209/7/5 19:33
man eaterマダコリ009/7/5 18:49
asylum塔野夏子4*09/7/5 17:58

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