+8月19日

背が高くていつも
自信がなさそうにしてる
優しい普通の女の子
美しい横顔で
声を出すと歌になる
大切なことは
いつも最後に
こぼしていった


 ....
 五千円貰った。とても嬉しかった。名も無き私が、初めて自分の力でお金を稼いだ。
 今時五千円といったら、他人様から見ると大した金額ではないであろう。しかし貧しい私にとっては、大金である。
 その大 ....
青い空 描かれた雲すくって食べたら きっと甘いだろう 入り口の ない、
壁のような表情をするから
どこから
くすぐるべきか
自らのはらわたを探ってみる


息を、
してないかもしれない
はっと思い
こないだ埋めた
種々に耳をあて ....
よるというカーテンを捲ればひしめき合う点と点と点と
うごめくような小さな目映さでもって
私は朝に傾倒する

さわさわとする入り口
あるような、ないような私の内坪に
すこしだけかかる重み ....
それでもって突如その門の前に現れた彼は私にこう問うわけだ。
「お前は一体何者なのか。ここを通ることが出来るのは、自分が何者かを知っている者だけである。」と。
ずいぶん不遜なことをいう門番じゃあない ....
たくさんのシュワシュワとした幾粒の思い出が、弾けて消えて弾けて消えて
少しづつではあるけど、確実に消えていく

べたべたするのが嫌だからと選んだ無糖のレモン味の炭酸水
ハジケ飛んだ後に ....
                090704



青い日には
詩を推敲する
青春の尻尾を
ちょんぎって
本物の大人になるのだと
言われなくてもがんばるのが
青年後期の
務めです ....
 僕は
 アイデンティティを作ろうとしていた

 そうして社会に出た
 僕は群れの
 外れの
 小さな境目を見つめ
 そこへは行かなかった

 お金を手に
 家族を手に
 揺 ....
                  090707


空蝉の声が喧しい夏
スイカにかぶりつく
誰何されると
直立不動で敬礼する癖が抜けないので
右腕をへし折って
マネキンの細腕と付 ....
 
 
今を指差すと
今ではない
指先がやって来る
するとこの指は
たちまちおばけになる

今を指差す
ことしかない
少しでも
過去や未来ではならない
今だけを
指差すしかな ....
空気とは妥協である
空気を読むということは自分を出すことをあきらめ、
周りにすでに築かれているその状況に自らをなじませることだからである
傷つくことを喜びなさい。
あなたは傷つくほどに真剣だ。

傷つくことを喜びなさい。
あなたは傷つくほどに前向きだ。

傷つくことを喜びなさい。
あなたは傷つくほどに生きている。

傷 ....
 
 
曖昧な
水平線を見つめてる
曖昧なわたしは
空の青と
海の青の
見分けがつかない
ひとすじの
線となり
その向こうに
糸で縫い閉じられていく
待ち針を抜きながら
今日 ....
take one's farewell of life
a farewell talk
a farewell drink
a farewell......

今宵、静寂

転がしたままの ....
立って目に

公園の河原にいた
寂しさをどこかに眺めていたい
誰にも会えないままに歩いていると自分が寂しいもので

川をぼんやり流れていくのなら
誰かに会ってみたいと思っている
公園の ....
光の世界は絶対の中で苦しさだけの
空前の未来もなく愛を求める
絶対の宇宙の中だけれど今はお金を持っている
晴れ渡って探している闇もなく

世界が正しさの内に雲のベンチで
体の構造を天使のさ ....
洗い立てのシーツに寝そべって見上げた残像は
なぜかいつもやわらかな笑顔でした

余韻にしては強すぎて 写真と呼ぶには曖昧で
水のように 焔のように とけてゆきます

残された絵の具だけ ....
甘ったるい猫の声が
夜中の頭脳に響き渡る

肩を抱く君の
冷たい視線に畏縮した
柔らかな雨の午後

本当は何にも
解ってなんていなかったくせに

まるで味方のような振りをして
押 ....
あ、○
満月やんけ
なんも映しよらんが
鏡みたいな○や

あれから何年や?
あれからって、どれから?
そやなあ、ふたりで滝さがしにいって、月見ながら、おまえの半ケツ突いてからや、
はっ ....
空に そして風に
ひとり仲間はずれになった人のうた
掌に そして髪に
愛されなかった人のうた こぼれる

ゆるやかな夜のカーブ
時間をするするとほどく
リボンのように
冷たく光る夜のカ ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
すべていなくなる夢を見ながら
君に似た花を枯らした
テーブルクロスの染みになったギムレットが
僕にはただ、滑稽に思えた

左手に滴る血を感じたまま
深く深く
どうしようもない
何にも触 ....
 
 
 
【the GARDEN of SINNERS】



 今日もまたテレビのニュースで飛行機が堕ちたと言っていた
 昨日の新聞によると世間を賑わせていた殺人鬼が捕まったらしい ....
汚れたうさぎ色の空から
アスパラの雨が降る

雨は次々に根を潜らせ
背中から空へ白いまっすぐな筋を何本も何本も何本も

川の溜まりの鋼の渦に
くるくると浮かび上がるそのひとの「きのう」
 ....
ゼロに集約された灯かり
気がついたら夕暮れてるので
一日の長さの話をして
一日の速さの話をして

袋入りのコーンポタージュは
10個入りだし特別な感じがしないのね
100度を越えても少し ....
鎌の三日月。目指すもの高く。

探し出した体温計の数字もやはり高く。

愛しいまどろみの中で声と瞳がよぎる。

新しい感情と世界。

あなたに感謝。

首に余計な発熱装置。

 ....
こねこがぐったりしてゐるよ
こねこがぐったりしてゐるよ

もうひとふんばりしてみるか

こねこがぐったりしてるから
クモの巣に抱かれた雨粒が
かみさまの吐息に焼かれ
人知れず光を集めては
底なしの池に飛び込むのを見ていた

母さんは居なくなって
波紋すら、
できなくて
何処で見失ったのか
命の終着 ....
あなたに会えるかもって
可能性0.0001%に賭けて
帰り際
小さな鏡で髪型確認
わざわざ歩いて遠回り

でもやっぱり
あなたには会えなくて
以前あなたに会わせてくれたこの道を
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空は人のかたちに似ていく石田 圭太2609/7/7 13:57
一葉の札光井 新409/7/7 13:54
わたあめSorasi109/7/7 13:39
answer talkerあすくれかお...4*09/7/7 13:19
andanteこだま千鳥109/7/7 11:47
扉と掌を隔てる被膜uwyeda109/7/7 9:29
タンサンスイ…109/7/7 9:21
五月雨、乱れあおば6*09/7/7 6:08
私の本doon009/7/7 5:48
現世あおば1*09/7/7 5:23
指先小川 葉309/7/7 4:11
あきらめjam-O009/7/7 4:02
ドMの賛歌209/7/7 3:35
水平線小川 葉309/7/7 3:27
もういなくなる。AKiHiC...109/7/7 3:07
河原で番田 109/7/7 2:54
光へ109/7/7 2:51
願いごと青の詩人5*09/7/7 2:15
なき虫ジャイコ309/7/7 2:00
あ、○吉岡ペペロ409/7/6 23:34
生きてみた瀬崎 虎彦109/7/6 23:17
あおむし銀猫19*09/7/6 23:13
ギムレット智鶴309/7/6 23:06
the GARDEN of SINNERS綾瀬たかし109/7/6 23:06
汚れたうさぎ色のオイタル8*09/7/6 23:06
憂国ヤオハチ009/7/6 22:39
死神のアサギ109/7/6 19:54
こねこがぐったりしてゐるよ三州生桑009/7/6 19:37
モーニングアフターピル佐藤真夏3+*09/7/6 18:59
破裂寸前cass109/7/6 17:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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