心穏やかなままホロリ生まれた涙の一滴が
遠く千マイル ひこうき雲のわきに落ちて

じきに 光の速度も超えて こちらがわへとやってきます

もし 願うことが許されるなら
誰か街路の電線林まで ....
全然論理的じゃない

プレカリオはそういうふうに歩んで
いくものではないでしょうに

全然非論理的ではない
風孕み舞い上がるカイト
急行電車から眺めては

折り重なるシフォンのドレス ....
出口の見えないモノドラマ
無限大に広がる行間
暗闇色のボトルの中
いつまでも消えることのない気泡

秒針だけの目覚し時計
鳴るはずのない遠い約束
ミント味のする後悔の中
いつまでも ....
どんどん投げ込まれる
変化球を
受け止められなくて

ぽんぽんぽんと
ボールが転がっていく

そんな感じに似ている
会話に耐えきれず
キャッチボールを諦めた

グラウンドに
 ....
 言葉は割れるものであり、
 ケツも割れるものである。
 家族も割れるものであれば、
 人間なんぞ、お脆い、モノだ。

 神は最初にナニも言わねえ。
 光の前には嫌味があった。
 ....
浴室や寝室であの二人になじられ、必死に返す言葉も恐怖に震えるから。
声が出ない。
学校から帰る途中から地獄が待ってる。
道端可愛らしい白詰草も蛇イチゴも救ってはくれない。
味方は居ない。
も ....
白いキリンが真夜中にじぃっとこっちを見ている
瞬間を司っているのは彼だったのだ

染み入る群青に抗う力はもう私には残っていなかった
月が青白く光り続けていることに気づいてしまったから

そ ....
月がよく見える夜は
灰色の海の
底にちいさくうずくまる

全暗の底に
手に触れる光も無ければ
キラキラ光る魚もいないのに

何かが起こる気がして

好奇心だけ
それだけで ....
言葉がひどく散文的にしか並ばない時がある
閉じているところがなくって恥ずかしい夜
開ききった眼が生きている明け方
まっすぐに
言葉が届いてしまう夏の朝のことだ

嘘吐く口の中に真実が潜んで ....
僕の輩にいなくていい
釣られプロではないと
サオに想像しながら
山に楽しいから

釣って思っている
友達の取る前に
あっても泳いでいるのだと
サオで食べることを

山の夢に逃げられ ....
会えると知って人に腕を振り
たんたんと自分に続けられていく
まっすぐな並木道を歩いていった
変わることのない緑色の木々がそんな道を

どこまでいくのだろうとそびえる
歩いていくかもしれない ....
世界を救うんは
お前やから
そんな風に惚けたように
言う母親は
年の割には肌がきれいで
触りたくもなる

僕は頷いて
今後のプランを彼女に示すけれど
それにはそれほど興味は持たない
 ....
 きのう、神様を見たよ

 公園のブランコのつくる三角形の奥で

 神様は、がんばってた

 神様だって、がんばってる

 怠け者の寝言、偽善者の讒言

 もういいからみんな消 ....
ちっちゃな庭に
ちっちゃな幸せが咲き
ちっちゃな家に
あなたが咲いている
あふれる光を
咲いている
ちっちゃな
ちっちゃな
ぼくらの毎日
ちっちゃな
ちっちゃな
ぼくらの星に
 ....
(きのう)
晴れた日
顔に両手を当てて
指の隙間からあなたを見たら
胸が痛くなった
そっと手のひらを返したら
日差しがキラキラこぼれてた

宝石みたいな言葉なんて
ひとつもくれたこと ....
人通りの少ない交差点

全力の傾聴で聞こえる

「ジー」の音と共に働くのは

赤や青や時々黄色のランプ

こんな時間にも働く彼は

その姿が見えない場所でも

白の壁や灰のアス ....
俺の前世は猫だったから 
半日くらい寝ちゃうのかなぁ

俺の前世は猫だったから 
雨より先に泣いちゃうのかな

俺の前世は猫だったから 
みるくみそしる同居しちゃうのか

俺の前世は ....
数多
霊たちにも
夜店の賑わいは魅力なのでしょう

毎年恒例の
納涼盆踊り大会

恒例という言葉は降霊に
納涼という音は魍魎に通じます

ひとごみに垣間見る
久しく懐かしい人の面 ....
雨が降る
丘に埋められた木の実の底に
たゆたう森を燃やすために

ほつれた右目から
麦の穂がゆれる
ぼろぼろの人形をくわえて
金網をくぐる裸の猫に
背中にゆれる麦畑に

ちぎれた腕 ....
50歩進んでは48歩さがってるって感じだ
3歩さがって5歩進む生き方のほうが疲れない筈なのに

誤解もうまない筈なのに

敵もつくらない筈なのに

もう四十なんだから生き方を変えなきゃ ....
 *
季節の隅に置き去りにされた白い砂に刻んだ足跡が
風に運ばれて遠く旅立つ
情熱だけが高く舞い上がり青い空の藍に溶け込んで行く
白い雲の切れ間に漂う残像は
光の露となり
沸き立つ夏に飲まれてし ....
定刻でないのにチャイムがきこえる
たとえばデジタル表示が17分を示していたって
耳の中から注意を喚起するような

それは隣のテーブルの女子たちのけたたましい笑い声や
街頭演説や
夕方の店内 ....
今日は
涼しくて助かる
だけど
俺には行くところがない



降る、と言っていた
雨は
どうやら
降らないようで
洗濯物は干したままでいい
だ ....
雨がまた、降り出した
水曜の午後
憂鬱なマクドナルド
心臓の様な交差点
右心房、左心室、
左心房、右心室
そこにある血液と営み
規則正しい信号の流れ
ニューロンからシナプスへ
シナプ ....
仰ぐ日 の意味で葵
さらに
向かう日 と 書きたしてひまわり

なんて太陽が好きなんだ
朝日を迎え夕日を見送り
曇りの日はひとり寂しそうに空を見ている

太陽と同じ
こがね色に咲いて ....
正しいことが全てではない

正しいことは狭い

正しいことは胸に痛い
正しいことは時によって正しくない

正しいことは私を傷つける

正しいことは貧乏な私を苦しめる

お金がない ....
めっきりまんがみたいな人が減ってしまったんだ

人が人を笑い、役割にしがらみ尿をする

腐乱して、虫が孵卵するフランス人のフラダンス

袖から腕、ああ、真っ白い

蟹はいつ空を飛ぶのか ....
たいへんば〜い。


 軽トラの運転席にて。あるはずの街路樹が5本無いということを報告し忘れていたことを思い出して。
空からふるふる雨がふる。
水辺の少女は悲しそうに目を閉じる。
世界中が雨のベールに包まれたように。
ふるふる雨がふるえる肩に、
ふるふるふるふる容赦なく。

正しい回路で廻る血液。
微細 ....
殺人のライセンス
殺人のライセンス
殺人のライセンス
いくらでかうの?

殺人のライセンス
殺人のライセンス
殺人のライセンス
いくらでうるの?

殺人のライセンス
殺人のラ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
青色から、声以外のものを放棄する【純色青色Escape-Ⅱ】北街かな409/7/12 12:52
スパーゼル・フォー・レッド・シアター瀬崎 虎彦209/7/12 10:11
(無題)nonya5*09/7/12 9:07
変化球未完2*09/7/12 5:03
盲目zihan1*09/7/12 3:23
殺されるアサギ109/7/12 3:20
よ、だ、れkillki...209/7/12 3:12
灰色海夜行蓮沼 栞009/7/12 3:02
生まれない夜カナシミルク309/7/12 2:52
釣り番田 009/7/12 2:49
109/7/12 2:31
どうせ世界は終わるやしなかがわひろ...409/7/12 1:57
きのう神様を見たよOhatu109/7/12 1:19
ちっちゃな草野大悟2*09/7/12 0:59
曇り空にうたう日3*09/7/12 0:57
信号器の懺悔邦秋1*09/7/12 0:34
俺の前世は猫だった青の詩人1*09/7/12 0:33
短冊と落とし文月/魍魎盆踊り大会海里209/7/11 23:59
ロアン氷水蒸流809/7/11 23:35
生き方吉岡ペペロ409/7/11 21:19
四季彩/夏遊佐6*09/7/11 19:54
定刻因子009/7/11 18:56
かすれた午後の唐変木ホロウ・シカ...3*09/7/11 18:37
雨と憂鬱とそこに居る事。プル式3*09/7/11 18:27
向日葵照留 セレン009/7/11 17:46
ケチャップマヨネーズ猫のひたい撫...209/7/11 17:01
tutty209/7/11 15:00
本日の独り言 その九A-292*09/7/11 14:04
『ふるふる雨ふる』東雲 李葉3*09/7/11 13:30
アンダンテudegeu...009/7/11 12:27

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