考え過ぎて物質の根源まで行ったらその危うさの恐怖に襲われ、
言葉が支配する一つの物について確実と信じられているものを疑ってみたら
もうキリが無い。
一週間眠れる薬。いつか骨と皮に。病的願 ....
部屋に戻るとそのテレビにはワイドショーしかやっていないが
持っているゲーム機もファミコンしかなかったので
絵でも描いてみることにした
木枠にキャンバスを張り込んで鉄釘に打ち込んでいく
....
自分でいけないのか
泳いでいないのはなぜなのか
考えてはいけないのだろう
ただ私は泳いでいく
ゴーグルの向こうに見えてきた
ラインのように沿って進んでいく
プールで泳いだ
カエル ....
火が回るひまわりみたいな花火の中で
芽吹いているひとつのちいさな双葉
焼けてはじけて回転している火の中で
佇んでいた名もなき息吹は
戸惑った顔で夜空に助けを求めていた
滑り台を滑り降りる ....
ああそうだったのか
机に書かれた小さな頃の落書きに
思い出し笑いをして
俺にもこんな時期があったんだなと
不覚にも年老いた感じになっていた
家の柱につけられたせいくらべの ....
つばめの描いた空の季節を
きりりとつま弾いた爪痕が
胸の奥で道程をたどってゆきます
命あるものの、ほのかな光が
湿った夏草の先で揺られています
防波堤で砕ける波が
どれほどのう ....
ドーナツショップは今日も混み合っている
女子高生はイヤホンで耳をふさぎながら
ケータイをしきりにいじくってる
若い母親は子供をあやしながら
育児雑誌をめくってる
バイトの女の子たちは絶えない ....
鏡に映るは頭蓋骨
湯気に煙るアンモナイト
砂場に描いた渦を飲み干し
喉に裂けるは根の無き林檎
音にはならず口惜しき様
無言の放射を裸体に感ず
(命あるものまるでただ
渇きを ....
おれは一番好きだ
七夕月の落日が。
日中こき使った交感神経に
安堵のシグナルがともされる気がして。
あれほど隻影に対して威張っていた ....
拍子抜けした生活が
瓦礫が崩れる不規則さで
僕の足元を揺るがす
緩みきった生活に
バスドラムの楔を打ち込めば
新たな秩序が脈動する
巡る季節を細分化して
今日という静けさ ....
公園 ベンチ すべり台 / 砂浜 海岸 カモメ ウソ
思い出 思い入み 夢 人生 / 色 恋 手紙 切手 空
月の記憶 魚の言葉 / 波の調べ JAZZ 偶然
愛 ピアノ / ....
料理のためにはさしすせそがあって
書くためにはかきくけこ
砂糖と塩と
酢、醤油、味噌がこの順番なのは
砂糖や塩は浸透圧で
味の道を開くからだというね
それで
書くことは書きますこ ....
来年のこの日を迎えられないことを前提に生きている
死は怖くはないが申し訳ない気持ちが胸に溢れている
あと一年世界平和でも目指して日々を生きようと思う
あとはお任せだ、果報も訃報も生き ....
晴れには現実逃避
すぐ後ろまでせまる現実が
怖いのだ!
ああああああああああああああ
あああしおとが聞こえる!
早く早く目の前に飛び出せ
横断歩道など
呑気に渡ってる場合じゃない ....
インストールがとまらない
きみのサイボーにかきこまれた家族のDNA
浸透圧で水がにげていく
あの、、コントローラーが調子わるい
AボタンのBボタンのLRのLR‥‥
/
いつだってL ....
あ、目にゴミが入った。
擦っても擦ってもとれなくて、違和感がずっと消えない。
涙を流しても余計に前が見えなくなるばっかりで。
右目で左目に入ったゴミを観察しようと努力していたけど、いずれなにかが ....
ちゃんと眠ったのに昼間歩きながら眠れそうに眠い。
起きたら顔に新聞の字が印刷されてた。
社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ
清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない
正しいことを振りかざしても、それが伝播しな ....
夏の夜はどうも苦手で部屋は21度設定に
寒いな、でも気持ちいい
そのまま寝てしまうのは癖になってて
朝、喉に違和感
いつもの電車で学校へ行く
カーブがガタガタとうるさくて嫌になる
....
昨日見上げた満月が
今日は少しだけ欠けている
影は闇に溶け
そこはあたかも「無」が在るよう
日々欠けゆく月に情を抱き
辛くなるばかりの心を沈める
明 ....
運命の軌道に乗って
急接近する二つの星
ついに最接近した僕らは
僕らだけの引力に惹かれ
互いに触れ合った
その衝撃は殻を砕き
僕らはひとつになっ ....
夕暮れ間際のジェット機は誰かのために帰ろ
うとしている。吐き出した言葉を誰か、が飲
み込んでいくような、当たり前。涙を零した
いように、零して。溶けたいように溶けてい
くあなたを隣で見ていた私 ....
燕たちは毎日忙しそうに
低空飛行で私の横をすり抜けていく
目にも止まらぬ速さに遅れをとり
ぶつからないと分かっていながら避けようとする
よくもまあ人身事故を起こさぬものだと感心しながら
前方 ....
プライベート
の日記みたいなものを心底必死にねつ造あるいはコンフェッションする
ミクシーとかSNS系の
わりに狭い空間みたいななかに
さまざまなジャンルの人々に公開することについての
その意 ....
輪ゴムを弄んでいたら
ぱちんッと弾けて切れた
がまんして がまんして
耐え切れなくなって
もうやめたッ
自分だけの ひとりよがりを抱え込んで
苛むのは やめにした
閉じていた ....
わたしたちは土色の平安である
朝焼けが空いっぱいにひろがると
モダーンなモルグからアルコールをしたたらせ
ただよいはじめる
恐怖はすでに漂白され
不安は未来とともに消えている
わたしたちは ....
地面が赤く輝く
次々と生まれるルビー
祝砲と産声が織り成す交響曲は
誰の目にも美しいのだ
皆が同じ方向を向き
歓声があがれば
そこに美しさはある
逆を向いてはいけないし
向こうだな ....
深夜、ダベりつつ考えた
世の中の人は、自分が望んだとおりに生きてる人なんかいやしないのよね?
ではみんなは理想を諦めるすべを知ってるはず それはなんだろう?
「望む道へ歩む人はいるでしょう
....
遠くの波を
うごく荒れる白の高さを
見ながら翻弄されて
ペンギンの色と形
消えたり見えたり消えて
法則を学ぶ人たち
ときに海に立つ時
聞こえる笑は波動のように ....
と、その人は言った。
なんとも不思議に穏やかな笑顔で、
世界の涯へでも
身軽にリュック一つで出かけられそうなほど
軽やかな足取りで。
すべてはよりしろになる
悪しきものも
良いも ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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