テーブルに光るいくつかのよだれに
いろいろな画家の画集をめくっていたが
そのあるいはオイルのようなものは
水よりも高いのだろうかと

絵を完成させようとせずに
誰も人のいない画家であろうわ ....
海洋生物たちが海
私は防波堤から 波の
砕けるひとつを見つめている
見られたのは誰なのか

私の海の ミミズは誰
私はいなくなったバケツの私
しかし私の故郷から捨てさせられた
見えたバ ....
画面の中で空が暗くなった

夜になればいつでも空は光をなくす、と画面のこっちで僕は嘯いた

現実味のない画面越しでの疑似体験
興味がもてぬ大騒ぎ

なにが楽しい?

きっと太陽と月は ....
先読みして、言葉を付け加える。
沢山沢山
不格好になって、焦点が分からなくなって
本当に私が言いたかったことはなに?

元々の文はシンプルで
だったはずなのに

自己保身のために、 ....
アベフトシが死んだ昼に新聞記者は訃報を記事に起こし
アベフトシが死んだ夕方にCDショップは特設スペースを作り
アベフトシが死んだ夜にテレビでは追悼番組が組まれた

アベフトシが死んだ夜中に私は ....
{引用=アベフトシにささげる
あなたは僕の青春の多くの時間を奪った
僕は奪われてもなお満たされているという初めての経験をした}


小さなテーブルに
ショットを置いて
安物のタバコを ....
 
 
夏をください
お金なら持ってます
お金ではだめですか
嘘です
お金なんか
持ってません

夏をください
命なら持ってます
命ではだめですか
嘘です
命なんか
持って ....
俺はあんたの事をよく知らないし
あんたも俺の事なんて知らないだろうけど

一つだけわかってる事があるんだ
それを言葉にするのはすごく難しいけど

だから細かいことは言わない事にするよ
お ....
はは、、軟弱だからね
相も変わらずつらつらと羅列しているよ
うつらうつらの間違いだろ
それはうつらうつら「も」だね
正直であることは清貧でありいいことだよ
血まで色を失いかねない貧しさだけだ ....
夕暮れの窓辺から 
あの煙突の上に昇り 
空へ吸いこまれる 
煙を見ていると 

昨日 
頭に来た誰かの一言や 
恥ずかしかった自分の姿が 

いずれ何処かへ消えゆくよ ....
密やかな町の内緒話の中で
厳かな愛を語ろうとする
辻斬りに唇を奪われる時間
六弦が風鳴りを時間に合わせて繰り返している

さっきから、さえぎられている音の正体はなんだい
景色なのかい
心 ....
血が皆既日食のようにやさしく恥じらう今日
思いっきり、おれら
狂ってみようか

そう言えば、狂児という名の詩人がいたよナ
それは、ほとんど、だれにも相手にされない狂気ではあったケレド
奴は ....
何も期待するな
自分を憐れむな

いじけるな


喪失は、いつも唐突である。
失うものは大きく、得るものは少ない。
時は突然私から大切なものを奪い去り、そのことに気づくことができたとし ....
自分で書いた自分の詩を読んで
缶ビールが飲みたくなった
そして今
この時間に
飲もうかどうしようか迷っている

今日、俺はまんまと日食を見てやった
わざわざ南の島まで皆既日食を見に行っ ....
裏庭で夏が入道雲を浮かべている
昔ながらの夏だから雲にも貫禄が出てきた
そろそろ伸び過ぎた部分を刈らなくてはならない

夏を見るたび、思い出すことがある

昔はどこも夏しか飼わなかった
 ....
夏休みに、セミの木に
お願いをしに行きました

明日は晴れますように

残念、
今日は雨だから、難しいかもね
セミが答えました

今度は、お願い叶えてね
今度は、お願い聞いてあげる ....
あたしの目の前で「あ゛ー」と叫ぶアホ面女

あたしゃそれがむしょうに腹立つんだよ

あんたらを涼ませるためのあたしだってのにさ

あたしが必死こいて回してるの知らないんだろ?

あたし ....
少し 暗くなると
蝉の声は木の幹に吸い込まれてしまった
真昼の空は夕暮れの顔をして
いきものを迷わせている

雲の隙間
乱れ飛んでいる鳥たちの向こう

太陽は何処までも陽であった
光 ....
ごはんをください、
と小さく泣いた

たたかないでください、とあばれた

私は私でいたいけど、その一言を伝えることにすらふるえた

やっぱりなぐられた

つかれたよ
お ....
 白くもないぼくの首を 黒くもない少年の手で絞められた音は 霧のように散布した

 青くもないぼくの眼を 赤くもない少女の靴で踏みつけられた味は 露のように甘かった





(メー ....
胃袋から絞り出したが、たいてい
気持ちのいい言葉にはならなかった、そもそも
てめえの中で渦を巻いてるものなんて
薄々は判っていたはずだった
俺が見ていたのは同じ景色
 ....
トンカチ君は
鍛冶屋の息子だった
鍛冶屋の息子だけれど
大工の倅ではなかった
そして、臆病者だった
あんなことが、あるまでは
あんなことがあるまでは、我が懐かしのトンカチ君は
臆病者だっ ....
有り触れた言葉の海で溺れてしまひさうな
有り触れた言葉の川で流されてしまひさうな

飽き飽きとした危機感が侵蝕していく中で
この手を握つて世界から私を連れ出してください

有り触れた愛情の ....
陽は斜めに射して蜜蜂が群れる
垣根には今年も薔薇が咲いた
みんな二人だけのもの
手をつないで小径を駆けてゆく


ぼくたちは (わたしたちは)
村はずれにひとつの廃屋を見つけた
秘密の ....
完成された三角形の頂点。

ふとんまくら俺。

昔、家庭教師が言いました。

人生の内4割は寝てると。

僕は今の所6割マークと順調で。

最後の十年ラストスパート寝たき ....
君は暮れ果てた記号の森ふかくで永遠と出逢うだろう


僕は知っている 泳ぐのを止めてしまった魚 そして地獄を
君は目を醒ますことなく星を抱いている 月光を 浴びながら


甘い偽 ....
わたしの名前を呼んで。

わたしをあなたで確認させて。

あなたに名前を呼んでもらいたいの。

呼んで。呼んで。呼んで。

空が落ちてくる前に。
言葉はなく、光
それは
すべての
不能、わたしの夜よりもきみの
夜が、より存在する
ように、もうそこでは
何も見ることが
できないように、何もすることが
できないように、言葉は ....
その古くて錆付いた門を出ると、少しばかりの階段があって、それを降りると右には大きな公園へ向かう道、左にはサーカス小屋続く道があります。


ロバの皮を被った男が笛を吹いています。
牙を抜かれた ....
対象を持たない殺意が
やるせないまま数日を
行き来している

ぼくが見てきた他人の堕落が
両手では抱えきれない空間を
やはり右往左往している

高校生の衣を着たぼくだったころ
ぼくは ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
番田 209/7/23 3:07
109/7/23 3:06
自然現象ハノ109/7/23 3:05
肥大化する009/7/23 2:40
アベフトシが死んだ日にリヅ2*09/7/23 2:30
鎮魂竜門勇気2*09/7/23 2:23
夏をかう小川 葉3*09/7/23 2:09
鬼へ風見鶏509/7/23 1:58
親友秋也009/7/23 1:00
あたらしい太陽服部 剛6*09/7/23 0:11
追悼ゆるこ109/7/22 23:56
狂気草野大悟2*09/7/22 23:36
循環月焦狼009/7/22 23:24
缶ビールふくだわらま...109/7/22 23:11
夏をかう木屋 亞万4*09/7/22 23:03
23年セミ夜恋109/7/22 22:00
某家電の気持ち新崎909/7/22 20:13
日蝕照留 セレン4*09/7/22 19:20
無し無し009/7/22 19:00
死体の独り言志賀羽音309/7/22 18:36
毎日には特別することがないホロウ・シカ...2*09/7/22 17:59
トンカチ君の甚だ壮絶なる青春ふくだわらま...009/7/22 17:24
exhaust完食109/7/22 14:11
ふたり石瀬琳々5*09/7/22 13:47
グーネーズtutty009/7/22 12:31
shikie.mei3509/7/22 11:58
CALL MY NAMEアサギ109/7/22 11:11
より存在するようにこもん609/7/22 6:31
君と僕の世界sirone...209/7/22 5:31
ルンペン熊野とろろ2*09/7/22 5:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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