風が止んで ガスの元栓を確認し
さっと玄関を出る さっとが肝腎
留まっても良いが それなら
留まらなくても 同様に良い

季節を数え 殻を厚くする 呼吸を整えて
強さは弱さで塗り固めた セ ....
猛禽の切り取る曲線を雲に重ねてみると
南風の通り道がみえるだろ?
無粋な飛行機雲が一直線に
線香の燃えかすみたいに消えていく
なんべんもね、手をかざしたんだ
日差しが眩しかったからね
ふい ....
僕らは虚ろな階段を
カモメのように
カメムシのように
ひらひらと
ごそごそと
やりながら
途方もない一段を
へろへろと
へろへろと
のぼる


 ....
 
 
 
【凛】



 見上げた夜空に咲いた花火

 鮮やかさと、きらめき

 闇に消え。



 見つめた瞳に咲いた恋の花

 戸惑いと、ときめ ....
夢を追い
東京まで来た
有名になれるかな
金持ちになれるかな
豊かになれるかな

自由のメトロポリタン
便利な生活
美味い物食って
しがらみがない

そんな東京のバカヤロウ
一 ....
昼下がり
引き潮の森まで
麦わら帽子に麦わらトンボ被って

森林浴なんて
セミ浴びですねこの季節
血行がよくなるってもんです
音波じゃわじゃわじゃわじゃわ

昆虫はあれで
栄養価高 ....
ゴットン

ゴットン


せいさんぶつ

できたぞ


ゴットン

ゴットン


これで

まんぞくだぞ


ゴットン

ゴットン

 ....
君は呟く。死にたい、と。

僕は知っている。君が僕の何倍も生きたいと思っていることを。



君は叫ぶ。学校なんか嫌いだ、と。

僕は知っている。君が僕の何倍も学校に行きたがっているこ ....
花火大会の夜
外でドカンという音がする

僕の住むアパートは見晴らしの良い高台に建てられているから、アパートの駐車場には花火を見ようとする人がいて
その話し声がする


僕は、子供はうる ....
真夏の汗が
眩くひかる
昼下がり
木漏れ日の中で
樹々の葉の影が
きみの息遣いのように
ゆったり揺れる
小さかった頃の
夏休みの日射しを
思い出しながら
もう戻れないんだねと
か ....
無駄だった
彼の美貌は完全に無駄だった
それは彼自身をも苦しめていた
それなのに彼は踊り続けてた

太陽の光
噴水
日曜の朝
あの娘からのメール
コンバースの靴
青い芝生
子供た ....
みっともないくらい

キミが好き

世界が
美しく見え始めたんだ

キミのおかげで


キミがいなくても

こころの中で

キミの名前を呼ぶよ

呟きながら
俯きな ....
  
水槽を抱えて
列車を待ってる
水槽の中には
やはり駅とホームがあって
幼いわたしがひとり
帽子を被って立っている
ある長い夏の休みの間
ずっと被っていた帽子だった
水の中もやは ....
遮光カアテンの隙間より洩れ注ぐ流線形のオレンヂ光
それは例えるなれば、廃村の呻き声が凝結した色に変幻したという
静寂な深夜の長距離バス内に灯る望郷/涙すら閉じた瞼をも透かして乾かす
 ....
起きてすぐに布団の中で
体の上に重み 体の下に重み
一瞬を出来るだけ長く引き伸ばして
耳を澄ます朝 君を探す朝

引力がそのまま町を
地面に張りつけているなら
それはgravityなどと ....
街は白く染められた
見上げればまた白い月
君はひとつ頷いた
見上げれば黒い空

戻れない道に入った
僕は まるで
誰の目にも入らない
ようなままで

躯は白く縁取られて
隣からは ....
もう何がリアルで何がフィクションか
わからないくらい
嘘をついてきた

嘘で満たしたプールの中に泳ぐ魚たち
本当のことを言うと誰にも相手にされないから
作り笑いを浮かべて 話を作るのがうま ....
もっと俺にメロディーを


そして極上のネギラーメムを


餃子とビールもつけていい?
八月の桟橋の上から夏を覗き込めば
青い空にはキラキラ、ゆらゆらと、
白い雲にはもこもこ、ムックリと、
緑の木々の枝葉にはニョキニョキ、ほんわかと季節の欠片達
そこらじゅうに浮かび上がり、
そこはか ....
期講習では立ちっぱなしなので、足の裏が痛くなる。
クーラーが直撃する場所に教壇があるので、時々おなかが危うくなる。
ので、理由をつけて教室内をあちこちと動き回る。
やっぱり足の裏は痛くなる ....
ぼくの限界はどこだ
地平線を越えれば今のぼくが消えてしまうから多分その領域のこと
見失うこと、その打破のためにテカガミを
ぼくの目線は曲げられる!

アメンボが空を跳ぶ
おなかをすかしたネ ....
コーヒーのほろ苦さと
目薬の爽快感は
身体と一部となり呼吸する
デジタル時計に追い詰められて
日常生活とは何なのか、と
自問自答し仕事する


荒廃した感情を持ちながら
白昼夢に手を ....
秋だ
秋の匂いがする
秋の風の匂いがする
まるで秋だ
去年も感じた
秋の気配だ
わたしが無職だったころ
茹で卵と塩むすびだけはんかちに包んで
毎日河原へ出かけていた
それしかやることがなかったのだ
アンケート用紙とかに
無職
と書くのが厭だったので
仕事を探してはい ....
暗やみでも私の肌を探り当てることができる
素早く正確に温度を感じ素肌に口を這わす
あなたに触れられた場所は熱を帯び
疼いた身体が今夜も私を眠れなくする


例えば露出した箇所はもちろん
 ....
 傷はそっと
 そのまま 風に濡らして乾かして
 触れてはいけない
 ほら
 泣いてしまった
 雨よ降れ 雨よ降ってくれ
 今の彼女をどうぞ
 消してあげてください
無限の闇があるなら、無限の日でひたればいい くちべにを浮かぶうからが脳みそを輝いて舐めてる
溶けている間に食べる、腕を引っ張られてやめる
激しくなりたい篤くならず高くならず

我輩の息で下がる足下の重力が
地球と皆から呼ばれる
そう ....
ぎょっとしたひとはいても
うっすらとしたひとはいない
河原を歩いている
貧血になるまで走って
いつも勝てなかった
僕より背の高かったあいつのストライドを

目指して走っている
必死で走っている

今は
どこにいったのだろうか
不況など ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ビリヤードの比喩で語られる世界は瀬崎 虎彦3*09/8/5 0:37
かげのけいれい[group]たりぽん(大...7*09/8/5 0:23
それでも僕らはきっと祈りのためにホロウ・シカ...2+*09/8/5 0:20
綾瀬たかし009/8/5 0:17
メトロポリタン2ペポパンプ7*09/8/5 0:11
自由詩な葉っぱ録/セミ浴び海里209/8/4 23:41
生産物おかず1*09/8/4 23:09
1/34エルメス109/8/4 22:53
花火大会の夜がん109/8/4 21:53
木漏れ日フクスケ009/8/4 21:09
光を打ってゆりあ1*09/8/4 20:55
キミの名前を呼ぶよ風音309/8/4 20:34
夏帽子たもつ2009/8/4 20:28
「月の砂と背凭れ」Leaf1*09/8/4 20:07
ニュートン・ニュートン瀬崎 虎彦3*09/8/4 18:27
Kristina邦秋0*09/8/4 17:33
フィクションに泳ぐ魚たちwithin7*09/8/4 17:26
神様が本当にいるならばBOOKEN...3*09/8/4 16:30
8月4日/過呼吸に見舞われない為に遊佐6*09/8/4 15:56
帰京前夜北村 守通7*09/8/4 15:47
足音はどこださわ田マヨネ209/8/4 14:05
四隅でお洒落中原 那由多409/8/4 13:21
プル式109/8/4 11:09
わたしが無職だったころ吉田ぐんじょ...49*09/8/4 9:56
サディスティックな…智哉1*09/8/4 6:04
胸の傷doon009/8/4 5:00
_十二支蝶009/8/4 3:13
鼓動009/8/4 3:09
_009/8/4 2:53
ランナー番田 009/8/4 2:25

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