安売りした自分
零れた落ちた時
笑われる
必然に
呪われる
必然に
親の愛情貯まらなくて
愛の無い大人に成ったようで
彼、全身の骨を
等しく
折られています
折れていれば ....
(大人になった)と思う時
すでに楽園は、消えています
幼子のこころそのもので
世界に瞳を開く時
この胸はいのちの歓びに高鳴り
すでに楽園に、入っています
( 知恵の赤い ....
さっき食べたケーキが
もう喉まできてる
おいしいおいしいママのお菓子
過剰摂取した糖分が
私の脳を揺さぶっている
ストレートティーの味は確かで
お楽しみが無くなった
ママ ....
ラッキーなことに、虫歯が出来た
私には砂糖をおつまみのように手掴みで貪る習慣があるので
虫歯くらい出来て当たり前といえば当たり前だった。
砂糖はどんな食べ物や飲み物にもよく合う。 ....
ねえ
今僕が話すこと全部忘れる
数になって苦しめる
苦い日毎の道具も
位置を理解しない
「何の為のあなたなの」か
知らないまま抱いてしまう
一日の半分あなたにあげよう
あとはず ....
私は事実に戦く
あふれでる悪霊に
どんな名前をつければいい
晩夏の夕日の中に見たあれは
途方もなく優れていた
混ざり合い せめぎ合い
光を放ち そのくせ暗黒で
愛でもない 憎悪でも ....
駅のホームから
見上げた丘の絶壁に
ひとりの{ルビ向日葵=ひまわり}はまっすぐに立ち
遠くから僕へ
小さい太陽を咲かせていた
*
昨晩、不思議な夢を見た
....
お皿の上の
丸く盛った海老ピラフに妹は
グリンピースと人参をのっけて顔を描いた
半分食べて欠けた顔の
真一文字の口は悲しげに傾いている
幼い妹
どうか最後まで食べてやって
姉さんは風 ....
{引用=ぼくたちの未来は いつも、さよならで終わっていくの?}
地球儀をまわしすぎたせいで
透きとおっていたものが
濁っていく
あの日、
チョークで描いた線路が滲んで
二十 ....
戻れるのだろうか
土を踏みしめて歩く
背の低い草に
皮膚を破られながら裸で
今にも雨が降りそうな
空を眺めている
戻れるのだろうか
世界は見知った世界に
少しも似ていない
埃っ ....
海に階段が見えたらのぼりましょうか。 つきとほしの光をふんだんに使った階段はとてもきれいですよ。 えいえんはとおいですが。
「えいえんとは マカロンの色ですか? ワインの年月ですか? シナモン ....
おまえは自分でかわいらしいなどと思ってはいなかった。
まわりはかわいいという
しかし、おまえは自分が不細工と
信じていておどおどしていた。
幼稚園からの帰り道
手をつなぐ同級生がわずらわ ....
俺は基本的には何も信じない
信じていることに背く人間を許せなくなるからだ
俺は人間が罪を許す瞬間だけを信じる
そ
の
う
ち
飛
び
立
て
る
だ
ろ
う
な
ん
て
甘
....
虚ろなひとみ
おぼろなあなた
しだいに視界は闇へと旅立つ
ゆらゆらゆら
くらくらくら
足元は暗がり
枕元には明日のひかり
暮れていく町並みは
最早昨日へと過ぎ去 ....
ねぇ、ママ
硝子の靴は
彼女にしか
履けないんだよ
暗闇は
僕らを照らしては
くれないんだよ
そうだろ?ママ
ケータイのメモリは
減らじとも増えもせず
....
「もう大丈夫」
これほど安心する
言葉はない
「隣にいるから」
「私はいつも貴方の味方よ」
と言われる。
玄関を出る
ドアを開けたら倒れ込む
貴方がいるから
酒もタバコも止め ....
どんなに遠く離れていても想いが二人を繋いでいる
同じ星空を見上げてみれば愛する人に想いは届く
フォーエバーラブ
という団体のセミナーでその話を聞いた私は大変感銘を受け
愛し合う二人の想 ....
愛する人が500人ほど集まって
陸上競技大会をやっているから
ちょっと見に行きましょうかと
全然愛していない人に誘われたので
今天ぷらを揚げていて手が離せないため
また今度誘ってくださいと言 ....
尿道から練馬までの切符を買って
わたしのお金は尽き果てた
明日からどうやって暮らせばいいの
生活評論家の鳩胸先生に訊いたが
鳩胸先生は生活評論家ではなく
元大関の空間デザイナーだったため
....
死んだ僕を
続けるように
信じて眠り
明日を向いている
死なないことを
ぼんやりと信じて
人間ではないことを僕だから
人間ではないことをなりながら
歩く 歩くことが大切だ
....
言葉を、
知っているように、
つかむ、白、そこにつかむ、
黄色、
風景、
水色や、赤や、
黒もある、
花火の落下、
手を伸ばし、
手につかみ、
手にして、
のばしたこの手に
....
土曜の朝から
日曜の夕方まで仕事をして
家に帰ると
妻と息子が家の前で
途方に暮れて立っていた
買い物に行こうとして
鍵をかけて抜いていたら
鍵が折れてしまったのだと言う ....
【残】
蛹は繭の中でドロドロに溶けて
美しい蝶になる夢を見ながら
自らの身体を壊して新しい形にするの。
やがて夏になり ....
使い慣れた携帯電話
真夜中に新規作成の画面を開いてる
『結婚します』その一言を
知らせるべきか迷ってる
今の幸せを一刻も早く知らしめたい
でも知らせてしまえば全てが終わる
これは未練か ....
こうして同じ形の月を見るのは何度目だろう。
コンクリートでできたこの部屋には灯りひとつなく、
窓はあの高くにひとつだけ。
それにも、頑丈な格子が嵌められている。
目の前の、重そうな ....
夜中に
急にきみのにおいを思い出して
困ってしまった
ほら、
あれ、
なんだったかな?
あのにおい
きみの体温が隣にないことに
妙に動揺してしまっていて
どうしよう
眠 ....
夜に開く花々に茎を突き刺し続けた男は死後
手の生えた花に、その肢体の隅々まで鉄の茎で刺され続ける
死後の性行為は互いに刺しあう
男は茎を股座に
女は刀を鳩尾に
紅白の体液を撒き散らしなが ....
真夜中タクシー、ランドマークは、レンタカーショップ。
跳寝ル。
シュワって熱が弾けて、空気に溶け込んだ。
想 良好的時間。
君がくれたプレゼントに気 ....
働く必要がなくなったから
辞めることにしたの
(なんだか ここにいても つまらなくて)
扉が閉まるのを見計らって
坂本君
いままでありがとう
関わったのは
この会社の ....
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