ジーンズに挟んだ船にまたがってそこを進んでいく
自転車を転がして
鉄パイプに銀色の輝いているのを いくつもの魚を見た
篭に入った自分ではないことを 思いをめぐらして
僕は望んだ誰かではない ....
僕は結局 あの時は
食べずに高くて手が出なかった その味を思い出しながら
帰り道を歩いた どうして あの時
裏通りの黄色いレストランでは
中に石畳の街の その場所を
着いた海外のホテルに併設 ....
宇宙で
きみと待ち合わせして
渡しそびれたままの手紙を
きみに渡したい
そしてそこから
もう一度だけ
やりなおしてみたい
終電が終わったあとの
ちいさな水たまりみたいな
駅前 ....
閉じた眼
ひらこうと思えばひらけるけど
まだ まどろんでたい
そんな かんじ
そっと まるで君がかいものに
出かけるように当たり前に
さっきこぼれた味噌汁が
君によって片付けられるような気がしてた
それは随分先に通り過ぎてった事
今から数えてもどれくらい遠いこ ....
今日また嘘をついた
私と女の子たちはカラオケで流行りの歌をたくさん歌う
でも悲しくなったから
泣きたくなったから
一番最後に最近ギターが死んでしまったロックバンドの美しいロックンロ ....
なげきのジョー
洗髪中。意味不明。
公園で
深呼吸をする
気持ちいい
日が差して
そこはパラダイス
お茶飲んで
まったり
ゆったり
くすぐったり
ケヤキって
どんな木
石がきって
どんな石
夏休みで ....
ぱぱ
ぱぱ
大好きよ
心の中は、あなただけ
会いたい
いますぐに
あなたの声を聞きたいの
優しい声を聞きたいの
手 ....
自動ドアから
ドヒューゥッ
と押し寄せてくる冷気に
斬新に感動する触覚がきもちいい
が
ドアが自動に開くすばらしさを
あたしはもはや忘れている
「あぁ
あの小規模デパート ....
やがて季節を失った君
感覚の鈍る 僕は
時間の流れだけを
ただ感じていた
涙は
どこへ向かうのか
この笑顔に
君は気付くだろうか
痛みと引き換えに
何を得 ....
色々な形がある
男の子も女の子も
繋がったように見えても
巧妙な仕掛けで途切れる
まるいのと四角いのと細いのと太いのと
白いのと黒いのと優しいのと意地悪なのと
好きになるのもあなた ....
氷の角度の緩いほうから
あけるつもりもなくあけた扉から
かわいた風が入りこみ
指のふくらみのはざまに熱い
奏でること
月から目をそらさずに
奏でること
奏でつ ....
ふと、した時
この世の全部は、蜘蛛の糸に覆われているのではなかろうかと、
心配してしまう
心配性の僕は
心配してしまう
勘ぐり屋の僕は
ふと、した時
魂の全部は、蜘蛛の巣に捕らわ ....
金粉塗れの快楽
金粉塗れの快感
金粉塗れの全能感
金粉塗れのクラスメイト
金粉塗れの教育者
金粉塗れのPTA
金粉塗れが蠢き
金粉塗れが集う
作り替えられた学園
....
お前の庭は宝石箱ではない
その石は動き
お前には医師が必要だ
星から生まれ落ちた子供などどこにも居ない
お前の窮屈な庭に安住出来る者などない
占い師の僭越は
一切を箱に閉じ込めよう ....
琥珀にねむる
つややかな夕暮れは
いつまでも立ちすくむ
あふれた記憶の
樹海に沈んで
すべては満月の光で撮影された。
松林を戴く巨岩
水の流れ
滝
睡蓮
竹
巌(いわお)
水の流れ
渦巻
すべては満月の光で―――!
....
初めは
頼りないくらい淡い色
重ねる度に
人のこころのように
深い紅花色に
変化する
でも
一番好きなのは
染め初めの
消え入りそうな
淡い色
君の歪んだ妄想をぶち破りたくて
ことばを固めて
ぶつけても
時間の壁は揺るがない
君が紡ぐあいのうたは
100年前のアリアで
わたしは踊れない
きっと君は知らない
幸福 ....
。
四角い硝子の内側に
ぶわぶわしたひとびとが
等間隔に産み付けられた卵のように
ぎっちりと隙間なく座っている
人間ではないふりをした顔は
電灯に照らされて
生気がないように青白い
....
体が鉛のよう 心に少しずつ重い時間がのしかかる
それでも
貴方と一緒に働いて 共に時間を過ごすことが
一番幸せなのです
心の中のちくりとした感覚は
貴方には幸せな家族がいるからでしょう
....
現実世界なのに現実から浮いている
ふわりと白いくせにぴりりとした空気が漂っている
座っている青いシートの椅子さえも虚空に感じる
この世界でもっとも異世界に近い場所に来てしまった
しずかなの ....
押してみました
濡らしてみました
息吹きかけました
触れてみました
カサカサでした
今日からボクのものです
好きにさせていただきます
先ず
シャワーを浴びて
それから
ベッ ....
わたし
蝉の脱け殻を着て雨を凌ぐ
小さな鳥になって、
探す
虫入り琥珀のえいえん。
跳ね上がった水の群れ
地面に海面に雨粒
幾万幾億個もっと、もっとだったから
よろよろと力なく流れ ....
{引用=窓からどこかの海の匂い
裸足の記憶
真夏の少女
炭酸みたいな少年
君は忘れた
僕を忘れた
僕は忘れた
僕を忘れた
太陽をたべた夕立
生ぬるい風
熱くなる空
....
あんまりきれいなカーブは
あーうまく曲がれないかもって、思う
誰も恨んじゃいないけれど
みんなの幸せを祈るほどのMPがない
どんなに透きとおった南国の海も
あたしにとっては、 ....
夜になったばかりの砂浜に
喪服で佇む一人の女
黒いドレスに黒いハイヒール
光沢があるのは纏められた黒髪のみで
女の黒い部分のほとんどは
艶もなく影と夜に吸収されている
波打ち際にしゃが ....
いつの間にか捨てられていた 僕の渡したピアス
何の予告もなく
前触れもなく
いつから途切れたのか 君の送信が
何度 受信を選択しても
新着なし と表 ....
宇宙は溌剌としていた
滴るような蝉の声が宇宙に降っていた
病院ですれちがう人々はどんな人も
それぞれの生や死をしのばせていた
ぼくはそれに無関心を装いながらエレベータを探していた
ぼ ....
3633 3634 3635 3636 3637 3638 3639 3640 3641 3642 3643 3644 3645 3646 3647 3648 3649 3650 3651 3652 3653 3654 3655 3656 3657 3658 3659 3660 3661 3662 3663 3664 3665 3666 3667 3668 3669 3670 3671 3672 3673
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.29sec.