今日の空はなんて美しいの
青くて
あああの空に殺されたい
もう私
死にたい
生きる意味なんかないよね当たり前だよね
大学に行くのは
みんなが行くから、に決まってる
それ以外に何か理 ....
さよなら、20世紀のかなしみ
戸惑うばかりに時を紙やすりで削り
緑が朝の雨に研がれていく
薄暗い台所では 食べる営みの準備
食い繋いでいく真摯な必要性を包(くる)む
食べもしないのに ....
坂を上がると神社があるのはどこも一緒
神様は高い所に祭られるのが好きなのかしら
生れつき高い所にいたのに
退屈だから下界に降りて来たっていう話しもあるし
なんならデパ地下なんてどうかしら
....
日曜日で小学校は休みである
縁側で日向ぼっこをしながら
ナシナシナシ
とぼくはつぶやく
自転車に乗れないのはおまえだけだと
次兄がぼくを小ばかにした
ぼくは言い返せないで澱んだ気分を
....
細い紙で作った輪の
内側にできたその道を
宛ても無きまま歩き続け
知らない間に辿り着くのは
微かに違えるはじまりの場所
巡り戻りし新たな昔
次の景色は未知の現実
....
今までの感情を全部吐き出したなら
嬉しさも悲しみも悔しさも虚しさも
幸不幸も
ただの涙になるんだろう
ならば
ちょろっと流した涙でめげてる私は
....
戦争について考えることは
それは有益なことなのだろうか
平和についても
それは有益なことなのだろうか
幸福について考えることこそ
有益なことなのではないだろうか
戦 ....
めにみえているものが、しんじつとは、かぎらない。
わたしがおんなのこか、おとこのこか、ほんとうのところは、だれもしらないのかもしれない。
あのおとこのこだって、ほんとうは、かわいらしいことり ....
/7月14日
バスを待つのは孤独な作業だ
ショーウィンドウに映写したすがたは
まるで霊体みたいにみえ
もしほんとうにそうだったなら
きみにもおんなじ
感謝と崇拝と
それいがい ....
地表から湧き上がる夏を
青草は隠して
かすませて美しい
ゆらめく
蜻蛉の影から
夕暮れのひかりへと
だれかの想い出が
続く
そうやって
かみさまは遊ぶ
へばりついた空音
....
あなたのその
ちいさくつよい
あたたかな手に
わたしはどれだけの
今を与えられるだろう
あなたにどれだけ
こたえることができるだろう
ことばのないふたり
眼差しだけが優しく ....
車窓に悪態をつく
相変わらず灯りも少なく
溢れ出る水蒸気に煙る
陰鬱な故郷
まだ話はついていないと
背中で悪態をつく街を尻目に
「とりあえず帰る」と
戻ってきたけれど
駅から続 ....
僕は死んでいる
肯定しながら生まれてしまう
魔法に 人は存在しない
人は そして 僕の他人で
僕は そして ぼんやりと捨て去られた
他人だろう そして
僕の闇に知らないけれど
勝 ....
僕がイエスで君はノー
君がさよなら言えばぼくはこんにちはを
そんなことばあそびをしてみても
日付は変わるし仕事は続く
ペイパーバックライターになりたいんだ
黄色い潜水艦に棲んで
航海日 ....
口に出して言うてみて
もしテレビついてたら消してな
家族がおったら ちょっとはなれて
一人ぼっちやったら ちょうどええわ
「生まれ変われるなら
もっと一生懸命生きんのに」
言う ....
そこで「実
は」とどう
せ始まった
ばかりの振 と
りで続きみ
たいにどこ
で/今際、
ニノウデ
君の腕で
ら 茹でて/
抱か ....
いつもは閉じられている
一直線の情報の
蛇口をひねったのは
自分だったのか
センサーだったのか
間違えて、反応されてしまった
いずれにしても、ブライアン
許可もとらずに経歴を話した
....
ぬるい空気と湿度の交差が
ここに存在している
佳く判りすぎる図式
不味い菓子を口いっぱいに詰め込んで
なめし革で誂えた皮膚をみる
糖分を取りすぎたさかな
僅かな
猥らと自らを模したモ ....
秘密の恋
こんなこと誰にも言えないよ
誰にも相談できない
女の子に恋してるなんて
先生に怒られちゃう
君の哲学
君の言葉を
私は愛する
この危険な恋
君への思いは私だけの美しくて儚い ....
紙に綴ったら
納得できねえもんができた
それはいい
よくあることだ
ライターで火をつけるか
マッチで燃やすかで迷っている
咥え煙草で少しひよって
今回は
ポカリを縦にぶっかけて
蟻が ....
名札についている安全ピンになかなかどうして不安になるのでしょうか。服に穴を開けるときに針が皮膚まで達してしまったらなんて、そんなことがある訳ないでしょう。
ピストルに安全装置がついていてそれでも人を ....
緩やかな助走から
蹴伸びする季節が
完成されたフォームで
越えてゆく
夏の高さ
背中に近いあたりの
肋骨を支えている
僅かな緑陰を選んで
少し歩いて
少しの水を飲む
* ....
謙虚に
遜り
でしゃばらず
控えめに
驕り高ぶらず
頭を低く
人に仕える
我慢する
人を見下さず
人を敬い
高きものとする
反省します。
顔をうつむかせ、喘ぎをもらして、ひがみ、濁った目をさらして
額にしわをよせ、眉あいにしわをよせ、目の玉は高速で震えて、
日常を犯さぬように、注意し、二律背反の就労をこなし、
おだやかに激情を ....
まいにち
あなたのてをにぎりしめることができる
ときめきが
わたしのなかにみちあふれてゆく
まいにち
あなたのぬくもりをだきしめることができる
....
人生の最終目標は「ラプラスの悪魔」って訳じゃねぇし
知りたい事は多いけど全てを知りたいって訳でもねぇ
そんなチートコードみたいな力は欲しくねぇ
覚悟は必要でそれが幸福に繋がるとしてもだ
あ ....
気づけばいつも目で追ってて
君がこっちを向いたらあわてて反対を向くあたし
馬鹿みたいに単純
気づかれたな??
って思いながらもついつい目が君のほうにいっちゃう
だってかっこいいんだもん
....
げんそうを知りたかった。
えいえんが分からないから。
げんそうをどういうものか僕はみてみたかった。
えいえんがなかったから。
♯
ほしとほしが干からびて補えなくなっ ....
珈琲屋に寄って一休み極めてる間も
彼が桟橋を一番先まで駆け抜けている間も
彼女が砂浜から上がったテトラポットの上で踊っている間も
秒針が俺の人生を刻一刻と追い詰めていく
みたいな事が言い ....
Night and Day
君の抜け殻やさしく抱いて
霧のスキマに朝から一人
言い訳をポケットいっぱい
詰め込んでひたすら歩く
僕ら春の夜光虫となって
ふよふよと浮かんでる街に
....
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