夕方の
涼しい時間に
畑に行って
枝豆を採る


ぷちぷちと
ひとりぼっちで
やっていると
夏の空気は
本当は
どの湧き水よりも
澄んでいるんじゃないかって
それを独り占めし ....
街は色彩と四角形が多い
色と形を捨てた僕は
自動車の中から窓越しに
後ろへと緊張していく風景に
様々な情緒の斑点を投げていった

山道に入ると木々が道路をにらみつける
おびえた道路は身を ....
向こう岸に着くまでの

短いようで遠い距離

必ずやって来る

この日を待ちわびた

光が眩しくて

とても霞んでいるから

僕らには見えないけど

きっと出会ってるから
 ....
太陽が隠れて
みんな空を仰いでる
普段は俯いてるのに
今日は特別みたいだ

見慣れない光景を
待ち焦がれ憧れて
拝んであやかって
過ぎ去って忘れて

神様を見たことは
一度だって ....
まえがみが目にはいるから

髪をみじかくきった

それでもまだ、目をつつくから

いっそのことぜんぶ抜いてしまった

違う、ではなくて

入るのではなく

突つくのでもなく
 ....
 青空と木々がまどろんでいる おだやかな日曜日
 
 水面に 銀いろの滑る釣糸が射す
 そこかしこに波紋を浮かべてゆく
 それをただ見ている おだやかな日曜日
 
 水面に 銀 ....
夏休みがはじまったときの
希望に 量のあるラーメンを
入れられていた ぼくも
商いに ぼくの

儚い魂を終わらせたい
声を出して行きたい
窓の光へ
ポップソングを 欲に
すりつぶ ....
夏だというのに歩かされていく
コイン駐車場に
車を止めて 僕は
スーツを着なければならず
営業車で
知らない街を巡っていく 水の
温度はどのくらいだろう 裸で
日差しを存分に浴びてい ....
もうあなたは寝ているかしら

わたしの中は あなただけ
あなたの中は わたしだけ

ほかには何もいらないわ


もうあなたは寝ているかしら

わたしの中はあなただけ
あなたの ....
どこか遠くを見つめてる
それは未来か
絶望なのか

最終列車は
いろんな感情
載せては降ろす

ホームを抜けると
孤独か
安らぎなのか

無機質な光に
優しく包まれたり
影 ....
夕べ 翻した真実に
君が 綻び 揺れる

零れ落ちた素顔に
君の横顔が被さる
いつも何かに怯え
それでも笑ってくれる

背中合わせの夕暮れ
お互いの本も読み終えて
『その時』が怖く ....
どうやって生きてゆけばいい?

いつかの君が問うた

打ちのめされて
倒れそうになったとしても
張り付けられた
楔のお陰で叶わないんだ

信じるモノを失って
腐敗した世界に生まれ堕 ....
その箱から音がする

空っぽだからといって捨てられず

そのまま放置しておいた



その箱は色を変え

かつての水色も消えかけて

ただの箱になったころ



その箱 ....
残暑の照り返しで
肌が焼け
時折そよ風が
吹く

植物は
じっと耐え忍び
里芋の葉の
水滴

クーラーの音
工事の音
鳥の声
トンボの波動態
秘密が
秘密が欲しいの
太陽の光に照らされて
私あの娘の秘密知ってる

ごめんね山田さん
私止まらない
ごめんね先生
私止まらない
ごめんねヒロくん
私止まらない

私止まらな ....
『まずぼくの体にかんしていおう
 耳は生えているようで
 目は埋まってるみたいだ
 だから表面加工をほどこしても
 けしきはちっとも変わらなかった』


バスでシオリをなくしてしまった
 ....
眩しい舗道に
蝉、おちた

鳴くのをやめて
飛ぶのをやめて
褐色の羽根に
ちりちりと熱が這い上っても
黙って空を仰ぐ

  
  湿った真昼をまとい
  木陰にくっきり分けられた ....
ほんとはみんな大嫌いだし
みんな大好き
世界が僕/私たちだけのものになればいいのにね
そしたらあのスコットランドの大きな古いお城に世界中の不思議な動物たちと一緒に住むの

でも君はやっぱりあ ....

染みるだろう
痛いだろう
秋風は特に

包まれて
ほろほろと
愁思に触れ
湧き立つ淋しさが
吹き毀れる度に

両の手で目を塞ぎ
アスファルトの丘の上
下るように影が放 ....
俺様「長文乙。今日も不作だったぞ」
神様「俺様、畏れながら不作とは……」

俺様「たわけが!」
神様「ぎゃああ!」

 神 は バ ラ バ ラ に な っ た

俺様「寸鉄の人を殺すポ ....
「惑」


GPSも届かない生暖かい闇の中で

使い古した答えを隠し持ったまま

手探りで小洒落た出口を探している

近視で早合点でメタボな僕の気泡




「星」
 ....
どこへ飛んでもいいんだよ、という
やさしい解放に
抑えつけられている

  この羽を燃やす人がいる
  大気圏への怖気を見抜いて
  好機とばかりに灰にする
  灰になるまで
  後ろ ....
さようなら
さようなら
みんな簡単に手をふるけど
この夏は
一度きりの夏

君も
甘夏色の帽子をふって
家路につくんだね
なんの兆しもなく
啓示が降り注いでくる
みどりの空の彼方から
呼応するように
たましいの最深部で
あらゆる種類の
絶望のかたちが
砂糖菓子みたいに
崩落してゆく
無限に共鳴する
あ ....
まにまに

君の背中に空を見上げてた
決着はすでに着いている
失うよりずっと前に君は
僕の心を連れて旅に出た

知らない街の懐かしい場所も
懐かしい街の知らない場所も
素敵なものに出 ....
人を見る目がない目で
僕は毎日誰かの顔をみている

のうが無いといわれた脳みそが
鼻くそをほじくる僕を支配している

手に職をと言われて
いまだに手つかずのまま
両腕が仕方なくぶらさが ....
時が満ち
やっと芽が出た

芽は好きなことができる喜びで
いっぱいだった

その夜 芽は
ささやかな人生を抱きしめて
ねむった

ねむった

それきりだった


ここに
 ....
結婚してから
一人で食べるご飯が
美味しくないのです


それはただ食べるだけで
一品だけのおかずみたいに
具のないみそ汁みたいに
ジャムもバターもついていない食パンみたいに
パサパ ....
こんなとこで
一人暮らししてる女の
アパートはめちゃくちゃ質素で
内装がどうとか
隣の空き地が草ぼうぼうとか
それ以前に
とても悲しい

おれが帰るときに
また絶対来てや、とか言う
 ....
いつもと変わらない朝
当たり障りのない会話が
日常を往来している
彩りよく、順序よく、体裁よく
まるで雨上がりに見える虹のように
実体のない会話が
街を覆っていた

ぼくは唇の上に
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
えだまめ小原あき7*09/8/28 11:16
高原牧場葉leaf909/8/28 11:01
77葛西曹達309/8/28 10:46
日食109/8/28 10:44
こぼれてはおちてゆくカゲロウです瑠王1*09/8/28 10:43
釣り堀北村香織109/8/28 6:54
悦楽と商売番田 009/8/28 3:14
プールの冬309/8/28 3:13
184黒川 蔵人009/8/28 1:17
『素晴らしき未来』海 猫209/8/28 1:04
霞む微笑漣 風華109/8/28 0:33
イノセンス[group]109/8/28 0:33
箱の音mayaco209/8/28 0:00
ペポパンプ4*09/8/28 0:00
夜の神様と秘密ゆりあ509/8/27 22:27
アンダーザ ラインさわ田マヨネ509/8/27 21:46
夏の軌跡銀猫9*09/8/27 21:28
あの橋の下で君とゆりあ209/8/27 20:43
「秋風に晒されて想う日の夕暮れ」Leaf2*09/8/27 19:53
ミクシイの晩餐zihan0*09/8/27 19:27
四行詩四態 <4>nonya7*09/8/27 18:37
羽骸〜it's of good behavior〜伊月りさ1*09/8/27 17:48
甘夏渡辺亘009/8/27 15:54
受精大覚アキラ509/8/27 15:09
まにまに瀬崎 虎彦8*09/8/27 13:14
めまい乱太郎1809/8/27 12:19
見えない花昼寝ヒルズ309/8/27 12:07
美味しいご飯小原あき5*09/8/27 12:00
アパート捨て彦409/8/27 11:32
鼓動リタ。109/8/27 9:06

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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