{引用=



目覚まし時計の音に驚いて、飛び起きる
気がつくと
涙が、握力の弱い女の子が絞った雑巾にしたたる水滴のように
まぶたに、わずかに、にじんでいた

目覚まし時計 ....
淋しくなる
楽しくなる
面倒になる
病み付きになる

誰かが笑って、誰かが泣く
色が溢れ、言葉が溢れ

物が余る


小さな出来事は忘れていった
何度も塗り重ねる油絵みたいに
 ....
それ以後、鉄塔に上ることは不可能
となった。首を吊ったコンビニ店長は、一晩中、
風に揺れていた。その姿を ビニールが
引っかかっているだけと、近所の人はやり過ごした。

壁を塗り直すだけでは ....
濁った瞳で
君を見ていた。

損と得を天秤にかけて
−+で合計だして

得が多いのなら
その手をとろう。

損が多ければ
さよならしよう。


数字が溢れているこの世界。 ....
誰よりも燃え上がろうとしなくてもよい
どうせいつかは焼かれるのさ
身を粉にまでして何になる?
どうせ灰になるっていうのに

どうせ生まれて死ぬだけさ
その間、繰り返すだけ
つまらない嘘を ....
いつもよりはやい積雪に
枝ごと晒された 紅葉

雪と呼ばれるものが
灯る頃までには
枯れているはずだったのに

白くあつい力が強くかかる
やさしく包まれても 落ちるのは
雪と呼ばれる ....
はじめはみんな ちいさくて

とてもかるい

うまれたばかりのとき

目をつぶって あけたら

きえているんじゃないかと

きっとそれくらい


十年、二十年と生きるうちに
 ....
ふいに起こされたフクロウが
コトバを求めて暴れ出す

わたしの両手は何時の間に
カタカタとキーボードを叩き出し
ズレたピントを合わせてる

カタカタ… カタカタ…

音符がくるくる廻 ....
秋の朝

濃い黄いろい道を

ゴルフ場へと向かう

きょうは暑くなりそうだ


秋の夕

青くて灰いろの道

ゴルフ場を後にする

つった足でアクセル踏む


僕は ....
明け方近く
目覚める瞬間
誰かの夢が
紛れ込む
 夜分恐れ入ります
丁寧にみつ指を着いて
にじり寄る
 よろしく
と言おうとしたら
白々と窓がまぶしい
だれかだれかだれか



叫んでいる時の

だれか の範囲は

どこからどこまでなのかを考えています


だれか

ぼくを

ぎゅっとして下さい

 ....
のんで

ゆるんで

わらって

ひとりで泣くんだ



助けてぼくはここにいるの

待っていろというなら

待っているよ

でもぼくが

痛いくら ....
何をしていいかわからない土曜日。


今日を消費した先には、何をしていいかわからない日曜日がやって来る。
例えば園児の初恋のように
互いに思いやることが幸せなら
目を合わせて顔を赤らめることが
どれほど可愛いことだろうか

ドキドキを無邪気に笑って誤魔化した


持ち合わせていない感覚
 ....
 
先人の魔法はもう解けてしまう。
 
耳を塞ぐことも部屋に籠ることもせずに
銀河系で唯一僕でありたい。
 
割れてしまった心の片割れは
少しばかり軽くなって
今も僕を乗せる準備をしている。
 
*
 ....
 
表面張力のまほう、
いつの日にか飛び立てる気がして
 
いまさっき
世界はひっくり返ってしまった
 
*
 
消火器を撒き散らした日のこと。
 
黒板の角にはいつだって
誰かの告白の残骸が残ってい ....
009年09月06日 | 詩
怖いよ
文庫本コーナーは

これでもか
の果たし合い

彼ら
抑制を効かせた文で
抑制なし

主張と
正義の
大放出

あいうえお順
隣人 ....
波紋がひろがっていた

天上からも貫ききれず
水底からも貫ききれず
貫き通せなかった
幾多の
もろもろが
波紋となって
分解され
吸収され
なにごともなかったかの様に
戻されてい ....
僕は人の絵を消しながら
色々な言葉として生きていかないのだと
終わることのないうつつを綴っている

幾層にも抜かしながら
塗り重ねられた詩は 信用しているこの君
戻るのだ君は そこにはあの ....
祈りの秋
歌禍の秋
杏否はあんずにあらず

夜半球満ちて
ひとで梨実る
ああでもあれは
あれは常夜灯の半月

一つの
何かの
幾つもの墓碑銘は全て
Read me not.tx ....
捨てきれぬ
いくじなし
しがらみが 恋瀬の奔流をくじく
あんなにも
四時に 臥所の三方の上 斯界を離れ 
乱れた午後は
広い肩をまるめて
背を向けた

灰蒼色に、空の落ちた緞帳  ....
{引用=
もう明るくなっとうから帰るわ
真面目に生きななぁって
そんなんもう挨拶やろ
意味もなんもない
ねぇねぇ間違ってるんかねぇ


旅人気取りの朝帰りは
空も見ず人も見ず
自 ....
指の先までウォーターベッド
赤ん坊はたぷたぷとした混沌だが
お母さんがいるからだいじょうぶ
  ここにいる、
  ないている、
お母さんは駆けてきて
果実グミのような鼻を口で覆って
ちゅ ....
酷いささくれに塗るクリームを探して
降りた事のない駅に下車する
夕立が来そうで、少し慌てて、薬局を探す


コンビニエンスストアに置いてはない薬だと直感で解っているから
薬局を、強いクリー ....
貴方の居ない夜は寂しい
ベランダで
夜風に吹かれて
お酒を飲んでも
貴方が隣に居なければ
どこか味気ない

初めから分かってた
叶わない恋だと
いくら私と
シーツの波を作っても
 ....
大久保の
一時間180円という激安漫画喫茶で
窓を少し開いて
数年前には
電柱の影に立っていた
外国人の
胸や脚をみせた女たちがいないなあと思う
五年前には
ここから彼女たちをみつめて ....
真冬 心臓を射ぬかれた

彼は舞台の上で輝いていた
視線が釘付けになる

必死で名前を検索し
ブログにつきあたる

それからは、毎日ブログに
アクセスし、
”ファンです”とコメント ....
近所のドラッグストアが潰れてしまっていた
もう一ヶ月以上前のことらしい
その間、ただモラトリアムを淡々と過ごしていた
今日あるものが明日あるとは限らないとは言うが
私には今日も明日もない

 ....
新しい日
未来は浮かんでこない
過去はまた遠ざかって
一人戸惑っている

悪い予感
いつもより夜が濃くて
ぎこちなさが肌に触れる
半分の月
変わることはない

変わらないもの 変 ....
週末の街はにぎやかすぎて
バッグを持つ手も疲れてくる


携帯カメラで撮ったノラネコ
友達に送って

「かわいいね」
「飼っちゃえば?」

他愛ないやり取りのために
ただ撮ったノ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「ユカイだろうが、なぜ泣く。」ひとなつ009/9/6 17:20
明日へつづく蝶澤3*09/9/6 17:15
耳に残る眺望プテラノドン2*09/9/6 16:55
数字に埋もれる三奈8*09/9/6 16:51
さすらい熊野とろろ109/9/6 15:40
黄色と赤砂木5*09/9/6 14:49
重さと軽さ小林 柳3*09/9/6 12:29
ふくろう西日 茜2*09/9/6 12:19
透明な人影吉岡ペペロ509/9/6 11:29
他人の夢フクスケ209/9/6 11:14
範囲はな109/9/6 10:47
109/9/6 10:42
土曜日109/9/6 10:37
可愛らしい二人[group]中原 那由多5*09/9/6 9:07
ラブストーリー仲本いすら209/9/6 5:51
なつのしがい409/9/6 5:50
本屋大攻防snowwo...009/9/6 3:29
通り雨が沼を覆う北村 守通3+*09/9/6 3:04
過去は僕にレコードとして番田 109/9/6 2:47
傀儡使い師たち/ディックの星、ディラックの海海里109/9/6 2:44
「柵」(しがらみ)月乃助5*09/9/6 2:29
切符409/9/6 1:14
わたしたちのsaga伊月りさ5*09/9/5 23:54
檸檬ゴースト(無...5*09/9/5 22:39
愛しているわミツバチ4*09/9/5 22:11
ハシシ馬野ミキ4*09/9/5 21:47
最後の恋森の猫7*09/9/5 21:47
道普請スカーレット中原 那由多309/9/5 21:07
夜、不安になって小林 柳3*09/9/5 20:51
ノラネコPiroue...109/9/5 20:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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