夜の揺らぎの隙間を埋めるように
単調な音楽が鳴り響く
傷ついたレコード盤
あ行の旋律
は行の音階

誰にも聞こえていない
誰も聞いていない

真昼の顔を脱ぎ棄て
裸の肉体を擦り合う ....
きみをのせているシートは
みどりいろの
初夏が青々として

もしくは はんとうめいの
生はるまき
包むライスペーパーのよう

じかんのベルトコンベア
同じむきにしか
すすまないけど ....
{引用=






星空から
あなたは振り返る

貴女はふりかえる
ともしびに重なる微笑み
細い指先




星座へと続く階梯は
途絶えたまま
この小雨のように ....
広場の端まで届く大声を出せ
ボリュームを上げろ
それでもまっすぐ伝えられない
鏡の像のように 歪んだまま

空を漂うカプセルレター
望遠鏡から顔を上げて
何を見てるんだ

高い所から ....
そんなに難しい事でもないんよ
例えば林檎
本当は色がない
ある波長の光を反射して
目が勝手に赤と見るんだ
色彩学な友人がそう言う
私はただうんうんと頷く

そんなに難しい事でもないんよ ....
終わりなんてないんだ
広がり続ける赤いカーペットの上で
コインの光に洗脳されて

朝なんてないんだ
閉じ込められたぬいぐるみは
ミラーボールのぐるぐるを眺め続けて

親なんてないんだ
 ....
 13歳冬休み
 石油ストーブの温もりで
 まどろんでいた
 こらから何が始まる?
 
 いつから始まったんだろう
 気付けば恋や仕事にのめりこみ
 
 混線した人・世の弦に
張 ....
言葉ではない仕草
景色を眺めた貴方は
その判別を迫られ
男と女とが別れた

それを見た私は
白紙の上に呼び戻し
無理矢理に舞わせ
飽きるに任せた

別れとは終わり
永久に心中は
 ....
お帰りなさい
お疲れでしょう
揺り椅子にでもおかけになって
紅茶でもいかがでしょう
お下げを{ルビ解=ほど}いて
ブーツを脱いで
銃を置いたらいかがでしょう

母親らしくなんて
似つ ....
よるのそこにはやわらかなひかりがしづんでいる。

ひかりのまわりのよるはあさをはらんでにごる。

わたしのめはひるのひかりににごり、よるのやみにせをむける。


ほつほつとひろがってた ....
君と丸いテーブルで食事をとる。
周りを子供がくるくる回る。
君と丸いテーブルで食事をとる。
子供たちの服がゆらゆら揺れた。
ひらひらひらめいた。

昔はこうやって遊んだ。

口に含 ....
私顔が汚いって
AV女優みたいな顔してるって
「どういう意味」
「どういう意味、というかとりあえず褒めてはない」
「何それなんかむかつく」
神様、佐々木クンはひどいことを言うんです

神 ....
僕は思うことをどこまでも折り返して書き連ねてみる。文章は続いていくのだ、太く長く続いていくことだろう。白いそこに巻き取られることなく。けれどトイレットペーパーのようにそれが何らかの文章になっているかど .... ひとりここには誰もいない
思いながら 僕は
詩作をやめている 暗い僕は
日々を手に そうたやすくはないから

いつも挫折しそうになる 詩作はそして苦悩する 
楽しみの詩作は 黄色さだ
誰 ....
海で
水死体のことを
恵比寿様とも言いました
福の神です
魚を連れて来てくれるものでもあるので

寄る辺なき旅
標べなき旅
ネット詩海における
{ルビ人工漁礁=プラットホーム}として ....
  ああ おれはこわれた
   二丁目の角で 
 月見うどんすする スーン
 鉄格子のなかから するどいめだま
 おりまげたひざのうらには ぶっとい静脈
  にわとりのしずく 
  ....
彼女はブランコがお好き

路地裏に佇む溜まり風や
お向かいさんの飼い猫に
思いを馳せている、毎日



思いついた恥ずかしい台詞を
口癖のように好き勝手呟いて

 ....
ながいあいだ 知らずにいた
きっと知らずにいたくて、知らないふり
大学を卒業しても 仕事に糧をえても 結婚しても
ずっと、そこに扉があったなんて、
そのことすらも 気づかずにいた 
わたしは ....
純白に耀く 胡蝶蘭たち
由夢、ゆめ、さらにゆめ
楽園に捧げる最高の想い
奇跡起きれと祈り続ける
桜咲く愛の未来へ
前の席の隙間から
窓に寄りかかる肩と長い後ろ髪
窓の肘掛けに肘を曲げて置いている

耳にイヤホン
頭で軽くリズム

外を覗く時見えた横顔

口の中にガム
顎でもリズム

隙間か ....
太陽が
沈むまで
君のために祈ろう
あと40゜
君に祈るのに
残された時間は
あと40゜

君は
死ぬのかもしれない

それとも
ただ
立ち去ってしまう
のかもしれないし
 ....
ねぇマサユキ
あたしを抱いてよ
傷だらけの
体をかわいいと言って
あたしねあなたが嫌いなの
嘘つきだし
遊ばれてるのに
気づかないなんて
本当にバカね

気だるい夜に
ベッドに寝 ....
* adenine *


墨色に溶かされたあなたの体が、
ここでは美化されて壁に飾ってありました。

両の腕は二重螺旋の鎖でしっかりと繋がれていて、
アデニンの色に染まった空が少し ....
真昼の頂点に、輝く水飛沫があがり、影のない一瞬 私は
ぽかんと口を開けて、天頂を見る、ヤブ睨みをする
不機嫌だった幼児も、相貌を崩し 笑い出す
はしゃぎだした子供たちに大人たちはお手上げ
だけ ....
いつのまにか
降り出した雨も止み
遠くでそっと光る虹
前にも見たはずなのにあの頃とは違う
行き先を決めず借りた車で走り出す
丘の上にひっそりとたたずむ小さなカフェ
蒸気の音と香り立つコーヒ ....
普通が普通たらしめるものはなんですか


それって
同じポロシャツ着て
駅前に立ってる
キャンペーンのスタッフ
みたいなものですか


向かい合わせで立っても
右向け右で
同じ ....
共に在るもの無く
原に立ち
なびいている


夜は赤
骨に収まらない肉
あおむけに 沈む


曇を燃す曇
秘め事の径を解き
川はすぎる


木漏れ ....
先生ごめんなさい私このナイフを捨てることはできない
水色の裏切り
まだ私の中に敵がいる限り
私の中に住み着いた悪魔が私を気に入って出てくれないの
私はこの悪魔が許せないのに時に愛してしまう
だからみん ....
ガブリエル聞いてくれもう終わりにしよう
僕はいい加減朝の国の住人になりたいんだ
太陽の光に永遠を見いだしたいんだ



眠れないくせにさらにカフェオレを飲めるだけ飲む
もう怖い夢を見ないように
朝の光 ....
誰も待ってくれないから
みんな子供であることを
あきらめるしかなかった
そうして前を見て進み汗をかいては
花の色でさえも忘れていった
たがいの溝を埋めあっても
ひとりずつは変らず小さく
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
落下乱太郎809/9/7 18:03
9月の時間唐草フウ3*09/9/7 17:44
夜の頁まどろむ海月3*09/9/7 17:06
みかん型の真実小林 柳2*09/9/7 11:25
無学の飛翔テシノ4*09/9/7 10:40
悲しいのは俺のほうみぞるる1*09/9/7 9:36
13歳まどろみへsnowwo...209/9/7 4:25
秋から冬へzihan1*09/9/7 3:09
ドーラの休日瑠王1*09/9/7 2:46
7階より309/9/7 2:37
円卓はね、青かったの。点子409/9/7 2:24
THE END OF THE WORLDゆりあ3*09/9/7 2:14
僕のある日の過去番田 009/9/7 2:05
誰もいない街には009/9/7 2:04
傀儡使い師たち/聞き菊海里109/9/7 1:43
にわとりのしずくカンチェルス...509/9/7 1:37
少女B山中 烏流2*09/9/7 1:30
やさしい扉月乃助3*09/9/7 1:01
ユメ、ゆめ、由夢(ユメ)ジョン ユッ...1*09/9/7 0:56
これから起こる開戦前の理由酸素の枷109/9/7 0:27
40゜瑠王5*09/9/6 23:54
あるOLの話ミツバチ1*09/9/6 23:48
Deoxyribo Nucleic Acidジャイコ2*09/9/6 22:59
LOOK/LISTEN/FEELwithin9*09/9/6 22:37
ちぃ509/9/6 21:33
異端刀刃子209/9/6 21:11
門影木立 悟209/9/6 20:14
続 私の中の悪魔ゆりあ1+*09/9/6 19:36
私の中の悪魔2+*09/9/6 19:32
必罰岡部淳太郎809/9/6 18:34

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