神々の舞台装置の奥
冷たい月明かりの夜が
深い淵を照らし出す
凍てつく太陽
麻酔の覚める羊たち
葬るネクタイ
愛って何時?
祖父母と歩いた畔道も
今は闇夜に濡れそぼち
光 ....
明日を愛したい。
捨てたもんじゃないって
そう思いたい。
そんな明日を考えるほど
僕は大人になれないから。
まだまだ、
今だけ楽しければいい
なんて自分勝手な ....
疲れ果てた顔つき
何の躊躇いもない秒針が羨ましく
刻み込みのリズムを子守唄にしたら
左手の力が抜けてゆく
ほんのわずかに視界が歪んで
部屋を真っ暗にしたくなった
家の裏にいた黒猫を ....
お前はそんなにも体を歪め
あの日投げ付けられた言葉を
粘着質の糸にして部屋中に張り巡らせた
何故ここに
こんなにも眠れぬ私が
こんなにもここにいるのに
もし奴が
夢を見るのに毒すら使 ....
降る花 来る花
激しく重なる陽のなかを
昇る道 去る花
むらさきのうた
たどたどしい笑みの端から
午後越える午後 こがねに曲がり
冷たさよりも重く在りながら ....
透明度の高い青く澄んだ湖
清らかな水だからこそ
あの深みのある色が出る
雲ひとつ無い青く高い空
空気が澄んでいるからこそ
青さが際立っている
清らか ....
朝目覚めて口のなか乾いているのは
どうやら鼻の具合悪いかららしい
それとも流行の風邪でも引いてしまったのかな
人知れず鼾とかかいていたりして
人知れずってのはいかにも寂しいな
鼾うる ....
気が遠くなる程
広い世界で
私は見つけてしまった
繰り返す日々は まるで
アスファルトを転がる水のよう
いつか蒸発するだけ
跡も消えていくのに・・
嗚呼なのに
貴方 ....
091006
なによそれ
線香花火に選挙された廃墟の裏庭の片隅の
魔遺跡のことだと
戦中派のお兄ちゃんが教えてくれた
魔遺跡だって
毎夕 ....
うつろな午後
昼食を終え
同じような犯罪を
同じように報道するワイドショーを消し
読んでしまった新聞を 畳みなおす
新陳代謝のように続く 不要な情報のループ
その繰り返しの外
離れた ....
目の前に赤い目玉六つ
三つのちいさな目玉三つ
それがひとつがい
それ大型トラックのテールランプ。
それ追って私走行
大型トラックを突き抜けていきたい
テールランプの間を。
その向 ....
君は深く
僕は浅く
水面から見れば
口は揃うだろう
冷たい雪
暑き射す陽(ひ)
人の皮膚だから
運命められた
数字ならば明白
美意識は測れないさ
だから
君を ....
その少年の頬に
温もりを感じるなら
まだ希望は残されている
触れなければ
決して知ることのない
真実もある
賛 歌
ひかりが眩しいならば、
血をながしなさい
まっ赤なおまえの血液 ....
タクトを振ります
この夜に
高い建物の屋上で
タクトを
粒子達を操り、星々を引き寄せ、声無き声を揃えて、君を一人にしないように
タクトを振ります
タクトを振 ....
7745648563 名無し殺し屋ゴローさん
3217902334 殺意なくお兄さん刺し
169623337315 色黒兄さん散々な最後
054231818564 丸腰兄さん嫌々殺し
71 ....
私はニンゲンであったから
冷たい雨の下で
蛙たちと共に飛び跳ねることはない
私はニンゲンであったから
蛙たちは
安全な距離を保とうと必死になる
沼に飛び込む
水面に波紋がたつ
大き ....
{引用=
やっぱり、いくことにした
どうするか わからないけど
心配しないでください、
でも、これって
さよならじゃないから。
学校は ひどく味気なくて
教室の窓は鳥かごのよ ....
暗闇に4つの光
気づいているだろうけど
鼓動がゼンマイ巻いて
ギクシャク動きはじめる
手作りカレーをご馳走しようか
誘ったのは僕だった
田舎の母が作り置きしていたのに
君の胃 ....
あなたは少し離れたトコロで
わたしに結びつけた糸を手繰っている
わたしは週末をすべて使って
あなたに会いに行く
高い場所から景色をみるような
水平線をみるような
二 ....
満員電車に揺られるたびなんで人間は増え続けるのかなって思う。
だけど日本人は減ってるらしいからそれはそれでおあいこなのかな。
家の近くのコンビニではアラムさんがレジを打つ。
片言混じりの日本語で ....
私は生物が好きだ
小さい頃
蟻をずっとながめていた
そしてトカゲとお友達
いつの間にかに
植物にのめり込み
母に教えてもらった。
生き物が好きなんです。
だから貴方には
長く ....
上だけは、止まる音楽の、
地面の、
留まった言葉であることは、
ただ目を、僕を開いて、
誰にとってもの風で
風は手放していた、目にある色彩を、
夜の時間が止まってきた、氷に
中に ....
蛍光灯のひとけないフロア
コピー機の出力の音
そとの雨が窓をぶっている
指示されたことを
消し込んでいる部下たち
十月の夜が
ほとぼりのさめたような顔をして
....
今日、新しいエプロンを買った
今日、リビングにホットカーペットを出した
今日、夕ご飯はカレー鍋に決めた
今日、お風呂であの歌を唄ってみた
今日、電気毛布を早々に使った
今日、あなたの夢を見た ....
ただ本当のことが知りたくて
でもそれがわかったからって
何かしたいわけじゃなくて
結局なんのために
知りたいのかわからない
名付けた金魚が
身を賭してまで
伝えたかったことって
....
魚な感じの魚が泳いで行って
すれ違いに
自分ってなに?ってって
金色?
赤色?
なんかそんな色で
キラキラじゃ無くって
ギラギラって感じで
瞬いて
眩しくて
眼が痛くって
喧しく ....
いつかの一言の力で
アーカイブズに埋められていた文字だ
ゼロの輪が決壊する
溢れ出して世界はゼロで充たされる
朝を迎えるために世界を
ゼロから救おうとするが、
もう検索しても引っ掛 ....
落書きはない
近くには 音だけが聞こえている
確かなことではある
刻みつけようと この車も
続くだけの会話がしているのだろうか
停めていた車ではなく もっとその果て
堤防が 暴力の車世 ....
きみはいわばかもしかだから、1Rの僕には名付けられないんだ
知りもしなかったあなたとわたしが抱き寄せていた枕を想い 壁へ囁いてみる
目が二つしかないから見えないんだけれど
総人口分の1ぐらい ....
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