目的はあったほうがいい
そのための
道標としての目標はあったほうがいい
そういうことが
しんどいことだと思うひともいるだろう
言葉は個人にとどかない
これを孤独と言 ....
ねこが脚をこねこねこねこね
こねくりまわし
ねこがこたつでこねこねこねこね
こねくりまわし
私 こたつでくねくねくねくね
本読んでだまり
私 こたつでくねくねくねくね
本読んでわらう ....
そこが何処で
あろうと
誰が見ていようと
見ていまいと
彼らは歌う
踊る
笑う
しゃがんで忘れて
立ち上がり
走り出す。
回る
グルグル回る。
....
アスファルトがまた濡れはじめる
重ね着が正解の外出
こんなに寒いのに
リビングのサッシを開け放して
ひとりで焦って暑がっている
私の嫌いなひと
ノイズでしかない声に
頭痛がする
呼び止 ....
ここは主成分すら不確かな路地裏
行く宛のない罵倒をのせて唾を吐けば
憐れなほどに幸福を願った夜がちらつく
這えば、飾りのメロドラマ
血管のなかを駆けずり回る
負け犬の性、シュプレヒコ ....
つめたいあめに濡れて
君の顔が視えない
明日の
行く先が
滲んで
傷みの場所すら
あいまいなのに
どうしても
なんて云えない
やさしさがくれた疵を
....
無用心さを呪う以前に嫌悪する対象となった自分を嘔吐する
結果を既に予測していた悪知恵、未遂、デカダンスの罪深さ
拝借した顔色で悲劇のポーズ
嗤っていたのは僕か彼か、遅すぎた問題提起を反芻した ....
にごりえの底に潜む
あわぶくが僕なのです
みょうに取り澄ました
ことばが木偶なのです
よどみの中で悶える
あわぶくが僕なのです
おもいを取り逃がした
ことばが癪なのです
こ ....
なぜかしら
私には聞こえてこない
どうしてかしら
あなたには聞こえない
携帯の着信音
サイレントにしてないのに
雨の音が
消しているのね
昨晩の
私たちの小さなすれ違い
排 ....
足利の旧市街から渡良瀬橋を渡り少し行くと、草木のこんもり茂った小高い丘がある。男浅間神社だ。頂へと続く道を上っていくと、やがて視界が開け、渡良瀬川沿いに足利の街並みが一望できる。ハローワークから所在な ....
僕らの見上げた空はあまりにも青くて
隣の君は笑うように目を細めた
胸をすくようなこの空をいつか思い出すのだろう
入道雲浮かぶ空の下
走り出した君を見ていたら
あの日の ....
ひとつの話をしよう
あるところに少女がいた
美しい少女がいた
その少女はあるものしか食べない
チョコレートか
キャンディか
ショートケーキか
いいや
....
振り向いたっていいじゃん
だって後ろに目ないもん
泣いたっていいじゃん
だって誰も見てないもん
つまずいたっていいじゃん
だって僕がフォローするもん
キスしたっていいじゃ ....
ああ!さもしき男の一人遊び
連弾の中!
平凡な背中に毒を塗れよ
それで飛ぶんだ!
まだ見ぬ演劇に前のめる朴訥青年よ!
魂に重ねる金箔が欲しいんだな!
でも それは
深く段落の底
....
玄関は春です
別れと出会いが
毎日
飽きることなく
繰り返されるから
わたしは
いつでも花を飾ります
薄紅色の花が
一番似合うと思います
浴室は梅雨です
温かい雨が降る ....
御飯を頬張る私をまじまじと見ながら
太った?と聞くから
3キロと答えた
大袈裟なくらいあなたは笑って
幸せ太りだねと言った
私の頭には浴槽があって中を覗いて見たけど
お風呂に入るにはちょう ....
何よりもう第一義的な歌が歌えない
歌おうとしても
「本当の愛は皮肉である」
「皮肉とは本当の愛である」
だなんて追い詰められて宗教に走る
君と文房具を買いに至るまで
....
たいふうは過ぎ
ふふふとわらう
木々はゆらゆら
葉をふりみだし
子供はかけてく
髪ふりみだし
あとにはふうっとため息と
きんもくせいのかおりがふわり
洗ったばかりの長そでシャツは
....
ららいらららいらい
誰がきょうも
種を飛ばす
やわらかく
芯はかたく
眼球は
きょう、うるおっていますか
かわいてるのなら
かけてあげましょう
えん罪のドラマをみる
ことば ....
傘をさした 太陽
ボクの前を 月
真夜中の 道化師
降らすは 色のない雨
流した涙の分だけ
あなたの浮力になればいいのに
空を 静かに
泳ぐ さかなたち
息 ....
ほしとかがやく
ちいさなキャンディに
きもちをぜんぶ
かえられたらいいのに
それを
きみが
たべて
あまいね。
って
それで
ぜんぶ
いいのに
....
その夜 声を盗まれて
お前と私が立ち尽くす
肩まで降りてきた空を
世界を
二人で支え合う
それが何故私達なのかもわからずに
拳を握って立っていた
足が地面に減り込んだ
このまま ....
陽が射す春、昼ひなか
わたしは道に迷いに出かけた
途方に暮れる練習をするために
よいとわるいの二元性、
どちらの側にもつきたくなかったわたしは、
そのぎりぎりの
まんなかで
屹立 ....
ひっそりと音を立てず
忍者のように
背後を歩いてゆく
ぼくはそれを見ることが出来ないし、気付くこともない
知ってはいるのだけれど
砂を掬い、放り投げる、
風が分散させる、
見えなくな ....
どうして泣いてるの
なんて聞かない
そっと手を差し延べて
濡れた頬をさわるよ
きっと
きみの涙は
太古から延々と続く
海からの
贈り物だから
{引用=
秋、なのですね
久しぶりにみる陽の
海峡の水の色は、
遊び心を誘った紺碧から
秘密をとりもどし/もどらされた ―◆■□
群青色ににぶく一変していました。
夏を泳いだ ....
狂いかけてて
うれしそーな
手足右左五体満足
うれしそーな
手足右左五体満足
五体満足に
罪悪感
義務教育に
罪悪感
受け続けるのが王道
どーにでもしろ
ふざけんな
....
末期だ
既に末期だ
寝ても覚めても
末期だ
色々と末期だ
蓋を開けよう
四六時中の痛痒
光に拒絶反応が出て
頭部は痺れ
痛みが鈍く蜷局を巻いていた
末期だ
色々と ....
馬鹿げた夢が
乾いた頭に雨を降らす
蒔いた種子は
一つ残らず腐った
灰色に落ち込んで
音速にたどり着く
そして
超えた音をふりかえれ
瞬きする間に
殴り飛ばせばいい
常套句 ....
それは鳥 鳥 鳥 鳥 鳥じゃない
そんな広さが あったら海だと いいのにな
人もよう 走り去って ゆくの虹
想い出の もれ ....
3568 3569 3570 3571 3572 3573 3574 3575 3576 3577 3578 3579 3580 3581 3582 3583 3584 3585 3586 3587 3588 3589 3590 3591 3592 3593 3594 3595 3596 3597 3598 3599 3600 3601 3602 3603 3604 3605 3606 3607 3608
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.2sec.