在り合わせにかえって思いやりを感じる
わざわざ捻り出さなくても
無ければそれで誰も責めやしないのに
お節介なのは今に始まったことではないので
いつもの舌打ちに心を込めた


昼間の月を見 ....
何度もあなたを殺していた
言えなかった言葉を尖らせたナイフで
いつの間にか覚えてしまった
人格者の微笑をまとったまま

何度もあなたを殺していた
愛憎の糸がこんがらがったロープで
い ....
最近 喉の調子が
めっぽうよろしくないのは
僕の満足いく唄を
歌わせてあげていないから

天に向かって放つ
祈りに似たただのワガママ
地から離れない二本足
踏みしめてるのに不安定

 ....
たくさんある言葉
ないと不安だったから言葉が
たくさん
あると不安だった言葉が
たくさんあった
言葉だったから不安だった
あった言葉が
たくさんある
不安だったから言葉があった
ない ....
スライドする
夜の窓辺

あかい灯が
高速に乗って流れていく

ひかりの背に乗った
過去と未来

一秒先の遠い未来より

今があることが
今であることが

こんなにもあたた ....
夜明け前、一本の道を歩いている
ほの暗い中、歩みに合わせて
さまざまなものが流れ来て
そして去っていく

どうしても分からなかった
いさかいの理由
あの時、君が呑みこんだ言葉
失くした ....
冨のある 海が運んで来てくれた 

柔らかく 温もりのある

大きな桃を大事に育ててる

いつか、新たな芽生えがある事を信じて
アレ。
名前なんていうのかわからないなんとなく通称で呼んでしまうものってありますよね。

絨毯のコロコロとかトイレのキュッポンとか。


で、プチプチありますよね。
あの、潰すと ....
石材屋の看板が光る
とぎ汁を固めたような色だ
熱帯魚みたいにきれいで
とても暗い

郵便受が口を閉ざす
瑞々しく歪んだ切り口

手のひらを右に傾けたら
パンクの修理に屈む男の背が
 ....
私の勤めているキャバクラ店は明日おでんデーらしい

ボーイの寺田君と内緒でつきあってるレナさんが
おでん作んのダルイ、と
セッターの煙と一緒にはきだした瞬間
明日の昼に私服にノーメイクで ....
ほっといてほっといてほっといて



なんでそんなにだらしがないのか

なんでがんばれないのか

なんでやくそくをまもらないのか

どうしようもない奴だおまえは


そうなん ....
鎖骨のくぼみにわずかに溜まる
水を求めて鳥が来る

町が沈む
のを、眺めていた
ついばまれながら

むき出しの乳房には、どの子も手を触れなかった

割れたくちばし
こわばった翼
 ....
秋風が心を浚う 冷たい風の行方を追う
ポケットに入れた携帯電話 着信音はメールマガジン
気付いたらあなたとは疎遠になって
気付いたら学生で居られるのは残り僅かで
借りっぱなしの漫画 伝えたかっ ....
拝啓から敬具まで。
保険会社のプラットフォームは、
全人類の安全は保障できません。

殺すことが目的となった戦争を、
ボトル・オブ・ブリテンの前身は、
惨敗で糾弾する。

戦いの結果、 ....
文字ということばと
手紙ということばは
どうしてどちらもletterなのか

この国でも
それはやはり文と呼ばれていましたが

すべての文は/文字は
もともと
ひとに宛てて書かれて
 ....
{引用=

約束したのに
やっぱりあなたが
来ない日は、

  ばかな女でいることが、
  ひどくつらいから… 》》》》》
  さびしい秋色の街に
つよがって つくりわらいを
   ....
らんぷの灯の下で
古書を開く深夜のひと時 

遠い過去から 
著者のたましいが 
私にそっと、語りかける。 

いのちの宿る一行に 
無心で引いてゆく線は 
宇宙を貫く、流星です 
 ....
背中で傷ついている

孤独の翼を

今こそ広げて

飛び立てばいい

傷跡で光っているのは

まさしく自由だ

恐れることなど何もない

君が手にしているその自由を

 ....
振り返るたびに重くなる背中

判っているのに

また振り向いてしまう

怖いもの見たさなのか

知っていることを改めて確認するだけなのに

振り向くたびに重くなる背中

もう前 ....
君が一瞬見せた
微笑みの意味を
10年経った今
どうしても確かめたくて
君の去った
集合住宅をたずねる

あのとき
君の静かな
やさしさに
気づくことが出来たなら・・・

あの ....
心を和ませてくれる
笑顔を呼んでくれる
穏やかになる
グット堪える

乳房の
ぷにゅぷにゅ
赤ちゃんの肌のように
気持ちがいい

美味しいコーヒー
入れてくれる
安心する
一 ....
会うたび君は
不味そうな飴を一つ
僕に投げて寄越す

エレベータの中で
僕らの手は
そっと重なる

そして君の表情はいつだって
無しのつぶて


だけど、
焦らし合うマインド ....
雨ノ翌朝ニ
藻屑拾イニ行カフト思フ
其処ニ彼方ノ声ノ聞コヘル筈
モ無イコトハ知レテ居ル

藻ハ花持タヌニ咲クト詠フ
姫モ
吾ト同ジフ様ニ
玉藻ノ揺レルニ俯イタカ

揺レルガ藻ノ ....
誰かのために何かして、

見返りはいらぬ、というあなた、

自分が信じた理想の中の

「無償の愛」を、掲げるの。


誰かのために何かして、

もちろん物は求めない、

それ ....
俺は夜道
コンビニからの帰り道
考えごとをしながら歩き
歩きながら考えごとをし
メモを取ろうとふと立ち止まり
ああ手帳は
置いてきたのだったとふと
星のない空を見上げ
生気のない壁を眺 ....
俺の腐った幹の上に
枝葉が伸びて花が咲く

俺の腐った幹の下に
根っこが伸びて瘤になる。

俺の腐った幹の中
殻に包まれた自分がいて
自分の匂いに吐き気を催し

俺の腐った幹の中
 ....
白と黒の樫の木の時
過ぎ去った羽根を伸ばす木菟


折れ曲がった追憶



無口な星と人の間
単音の呼び声



ほう



ほうっ


ど ....
{引用=まだ、私の夢に虚無は訪れていない}

スロウで駆けてくる
馬の筋肉の躍動が
私の夢を横切る

霧のように潤ったこの部屋で
枯れたダリアが
二、三枚の葉を落とす

紙風船のよ ....
あれは風の強い日
鳥たちは身を潜めて
星は口をつぐみ
月が涙を溢して
小さな命が産まれた

静かに響く
祝福の歌
力強く鼓動を刻み
生きている証を記す

温かく差し伸べられる手に ....
花でありたい。

蝶でありたい。

蜘蛛でありたい。

鳥でありたい。

蝸牛でありたい。

魚でありたい。

貝でありたい。


硝子でありたい。

大樹でありたい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ホームグラウンド中原 那由多709/10/10 18:24
nonya19*09/10/10 14:29
ボリュームコントロール葛西曹達209/10/10 14:04
言葉はたくさんKETIPA2+*09/10/10 13:16
『夜の窓辺』あおい満月5*09/10/10 13:10
一本の道西天 龍7*09/10/10 12:29
冨桃TASKE309/10/10 8:29
エアーキャップって言うんだって笠原 ちひろ1+09/10/10 7:15
藍色しべ209/10/10 6:49
今日はおでんデーだからとかマジどうでもいい。ゆきちゃん。7+09/10/10 6:40
ほっけって美味いよね。409/10/10 6:28
鉄塔にてしゅう309/10/10 5:47
The end of the dream相羽 柚希2*09/10/10 4:16
バトル・オブブライアン2+09/10/10 3:24
水色のオオミズアオ小池房枝409/10/10 3:03
朽ち葉月乃助8*09/10/10 2:03
らんぷの灯の下で ー深夜の読書ー 服部 剛609/10/10 1:52
孤独の翼ヒロシ009/10/10 0:44
「子泣きじじい」広川 孝治009/10/10 0:38
あのとき花形新次3*09/10/10 0:08
彼女ペポパンプ6*09/10/10 0:00
the maze 4 me (& u)都志雄309/10/9 23:50
かいそうAB(なかほ...209/10/9 23:37
私は、求める邦秋0*09/10/9 22:51
かいそう若原光彦8*09/10/9 22:36
……とある蛙8*09/10/9 22:11
記憶の森北星三天209/10/9 21:41
顔のない夢瑠王5*09/10/9 20:54
また、会いましょうミツバチ4*09/10/9 20:21
願い、想う。aokage3*09/10/9 19:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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