しんしんと 雨 降 る 神 話 の 少 年 少 女
彼と彼女の 眠る世界は 生命を寄せつけず
蟹歩き してみたもの ....
ぼくは髭を剃ることが好きだ
冬の朝の洗面所で
鏡に向って
そのとき空が晴れていて
死にたいぐらいに青ければもっといい
もしもそれが
洗面所から見えない空でも
....
散らかったり無くなったり
自分が雑多な存在だと
少し考えりゃわかる
でも君と話すとき
ロジカルに振る舞おうとする
そしてうまくいかない
あふれかえる雑然
巡り巡る雑念
脳内は騒 ....
我らはすべて
この星で産まれ
この星で生き
この星で死す
この世界の礎であり
この世界の「今」を担うモノである
何を恐れる事があろう
何に脅え ....
綺麗な砂漠の真ん中で
オンボロなギターを弾き
ラクダと戯れながら
ゆっくり歌を歌っていた
蜃気楼は今日も未来の都市を
ぼんやりとうつしていた
壊れたラジオからは
....
300年前の人に会う方法を知っているか?
彼は会うなりそう聞いてきた
風が窓枠を激しく揺らす
囚人が興奮を抑えられないように
(笑う、
300年前のやつらに会う方法だ、知らないのか?(また笑 ....
耳のある一輪指しのようになって
猫は出窓から空を仰ぎ見て居る。
空にはポッカリ 雲が
白くてポッチャリとした雲が浮かんで居る。
猫は飽きる事なくそれを眺め、
それに付き合って居る飼い主も ....
野郎4人で食った
始めは誰も作れると思っていなかったようだ。
「何でこんなに皿が多いんだ。」
「こんなにお酢が多くていいのか?」
「ごはん粒がついている。」
とか言いたい放題
....
091012
カレーライスと
ライスカレイの違い
よく分からないままに
大人になって
もう一度と思ったが
ライスカレーという人は居なくなり
....
無理に
無理を重ね
体は悲鳴を
上げる
仕事仲間は
「ちわっす」と
挨拶
してくる
今日の稼ぎで
酒とつまみを買い
ストレス解消
音楽を聞きながら...
地面に
へたり込んで空を見る
空は
少しだけ遠く
夕焼け雲を連れてくる
犬の目線
猫の目線
カエルの目線
車の目線
テニスコートの
そばの車道で
ぼんやり
身体を投げ出 ....
言葉と声を何者なのだろう
そんなふうにして 僕はたどり続ける
そうであることがすべてであるかのように湖の色を見ている
冬の土の上で
たき火を 青い山が見える
じっとその色をそんなふうに僕 ....
昨日だってそうだった。
大して金にもならない仕事で、ただ毎日を削っていた。
どう削ってみても、まるで僕から出てくるフケみたいに
細々と卑しく落ちてゆくだけできっと何も感じちゃいない
....
そのいて座の子らは
日曜日の夜が好き
うたげのあとの
{ルビ零=ゼロ}の織りなすパターンが
ひょっこりと
谷で夜風に当たったり
市役所の屋上から綿毛を飛ばし
無人駅の明かりをともす
....
誰もいない箱の中
僕ら乗せて走るよ
ルラララ
止まる度にだんだん人が乗ってくるよ
ルラララ
区に変わって、路面電車も追い抜かし、ビルの林が森になってもまだ走るよ
ルラララン ....
私は毎日
あなたが通り過ぎるのを
ただ見ているだけ
好き
嫌い
好き
嫌い
好き
嫌い…
花占いは得意です
『嫌い』から
始めてしまえば
『好き』で終わります
あなた ....
12階の窓から見える空は
決まって晴天。
いつまでこの晴天が続くの?
誰がそれを左右するのか。
もちろん答えは「天気」だけど。
煙草に火をつけることが
唯一の抵抗のようで、 ....
みんなみんな、
ピアスホールを空けたがっている、
そういう莫迦を
俺らは駆逐できないんだ。
だから、俺もピアスホールを空けたがっていて、
多分、一番莫迦なんだ。
…どうでもいい、ど ....
傷つきやすいこころがあるならば
ひとを傷つけるようなことをしてはならない
喜びを感じるこころがあるならば
ひとに喜んでもらえる自分でなければならない
キンモクセイは夜のどこにあ ....
………んでもまあ、生きててよかったと思うよ。
あたしは輪廻を信じているから、
死んでおわりとは思っちゃいないけど
別に昨日の輪廻の先が
かわらない今 ....
黄色い信号
うるさいバイク
別れの手紙をだしたあと
愛しき音がわめきだす
あんたの耳は私だけ
高校生がしゃがみこみ
途端に日差しに目が移る
一直線にのびる影
....
何も 心の中に
もう 僕は手にしていない
あるものといえば誰かの手紙や電報ではない
何を そうして死んだ 僕は
寝過ごしていていない しかしうっかり といっても
見られなかった夕暮れは
....
とびきりとっくに過ぎてるサマーは気にしないで
アイスクリームにパイナップル・ジャム
リリカルラレリルレインボー
キュルキュル風にスコールまいて
ホップ・ステップ・トロピカル
24色じゃぜ ....
ねえ、神さま。
あたしがどんなに幸せか、わからないだろうね!
ねえ、神さま。
あなたをふたたび信じることができて、
あたしはとっても嬉しいンだ。
おとーさんが死んだあの春 ....
衰退という現実、パノラマ的狂乱
不協和音でしか逝かせられない、侭
剥離してゆく一人遊び
一言、一言、むしりとられていく
思慮の足りなさも罪なのだ、と
感情、衰退、狂乱、剥離、
裏返 ....
町の夕方がきらきらしていた
台風一過のレモンの色で
ほどけた空が明るくなっていた
それを美しいと思えることが
いついかなるときもそうあれるように
三百万年まえも
三 ....
昔から芸術の展示品に触れない理由がわからなかった
作った本人ですら価値を見いだせるのかわからないそれは
興味の無い人間からすればただのゴミでしかないのに
偉そうに台座に座って手の届かない場所にい ....
濡れたくちびるのその色は
さながら銀座のマネキンのよう
くちづけた指先に
マニキュアの甘いしびれ
ぼくのくちびるに
幼い毒をのこして
薔薇をかじって
少女を売る少女と遊ぶ ....
ひとつの話をしよう
あるところに少女がいた
美しい少女がいた
その少女はあるものしか飼わない
パピヨンか
ポニーか
アビシニアンか
いいや
少女は鳥 ....
原爆落とした国の偉い奴が
ノーベル平和賞だって
笑わせてくれるよな
長崎の市長も広島の市長も
一回だってそんなもの貰った事ないのに
もしその偉い奴がこの事に気づいて
その賞の無価値を叫んで ....
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