私は私のできることをしているだけ
シンプルなメッセージはしかし
どこかで諦めながら、なお光を求め
小さな力/を信じる/に祈る/モノの
清々しい覚悟を露わにして
背筋を伸ばされる気がしたんだ
....
晴れた空に幸せそうな雲が
まだ明るい日のひかりが
高層のビルに当たっている
こんな時間帯に
悪だくみをする人もいるだろう
美しい歌を聴かせる人もいるだろう
失意 ....
きいた風な言い回し、
人にそれを突きつけて
ああだこうだのお節介
誰も見向きもしないもの
書いてみたって白々しい
自己満足にもなりゃしない。
イメージ不能な自由律
人を小バカにす ....
その歯車にからめとられて
僕の心は 窒息している
脳に血が回らなくなる
体が蝕まれていく
悲鳴をあげたい! けど
きらきら きらきら
輝いているのは 命の灯
幾億万もの 煌めきが
今日もこの星で 瞬いて
あちらで生まれては こちらが消え
こちらで生まれれば あちらが消え
....
あなたの
生まれ日にあわせ
あなたの携帯を
短く 鳴らす
街中の
公衆電話から
海辺の道路から
マナーモードの
あなたの分身は
あなたの近くで
りり、
と
震えて
....
きみのことだけをかんがえていたら
くるしかった
いたかった
こわかった
いろんなひとにこいをしたら
愛だってなんだって
ぜんぶフラット
うすまった感情全部に名前を棄てさせて
ただ埋まっ ....
どうせジンギスカンにするのなら
何故昨日毛を刈った?
そんな悪意が
今の世の中には多すぎる
メエ〜!
閉ざされた白い部屋
唯一の窓から
見える景色は極彩色で
街からは熱気が漂う
医者からは
外へは出られないと告げられた
私はこの白い部屋で
一生を終える
外はあんなに鮮やかで楽しそう ....
夏に残したこころの跡
枯れた芝生に吹く風が
冬の星にも吹いている
光はあんなに小さくて
悲しみは無菌室の中で
明るく仕舞われている
ブルースよ、未来を幻視せよ
....
{引用=
はんでいるさいちゅう
わたし、どうしてもとめているのかしらっておもった
おなかがすくからって
はんでいるさいちゅう
ねぇどうしてこんなにもあごをうごかさなきゃいけないのかしらっ ....
一筆書きの波間に漂うとき
いつも考えることがあるのよ
ここから見える灯台に夜の帳が落ちる頃
張り詰めた体に砂利道が引っかかる
衣擦れや骨の音
騒がしい星の歌
あの窓辺のヴァイオリンは
あ ....
夜の始まりの冷めた月から
白い涙が零れ落ちるように
白鷺が降下する
静かな寝息を立てて眠る彼女は
広いベッドの左側で三日月になる
睡眠不足の瞼はぎゅっと閉じられて
月明かり ....
彼女は まだ眠りを欲しがらなかった
寝室を暗くして 何も無い空ばかり見ていた
私は 彼女の束ねられた黒髪を解き
指で梳かしては 滑らかな別夜に
星を探し 月を探した
私達 ....
息子がわたしへ、手をのばす
ちいさくて、よだれまみれで、
ただただ、手をのばして、笑っている
あぁ
神様
いまを与えてくださったことを、感謝します
悦楽の時が続き
絶頂を迎えられる
創り上げた楽園を
果てる迄味わい尽して
その手、挙げて
声、鳴らして
頭揺らす
快楽
震える聴覚
眩しい視覚
深 ....
アカ、アオ、キイロ…
輝いて、
人はそれぞれ、
気に入った色を持ち帰る
アカに陶酔の夜を
アオに膝を抱える夜を
キイロに耳元にささやく夜を
人は持ち帰る
ミラーボールは ....
連休最後の日は掃除をする
桃色の香りに囲まれて
花柄の布に君との記憶を包み隠す
明日は冷たいシルバーの街に戻るから
せめて家だけは桃色に染める
殺風景 ....
{引用=純
粋世
界の君
が笑う9ヶ
月前にこの
夢ははじまっ
た、はずの夢
*
はじまったもの達
のはじまらなかった
”名前”をひとつずつ
乾いた舌先で声にうつし
て消し去る ....
「妖」
熟れた日常を引き剥がし
馴染んだ名前を脱ぎ捨てて
あなたの熱は儚く溶けた
残り香だけを朝に置き忘れて
「怪」
仄暗い四辻を右へ折れた ....
おどおどした目で
悲しみ選んでいる人々に
営みの地平から
白い抒情よ、立ち上がれ
響きあうこころと足音
蛍光灯でがらんとしている人々
悲しみは漂白されている
....
はじめて出かけた
二人だけの遠い旅
両手いっぱいの思い出作ろうと
車を走らせた
薄紫のコスモスいたわるように
花の中で少し頭かたむけた
微笑む君の笑顔まぶしいよ
....
*
ぬくい雨とつめたい雨が交互に降る
六月とジューンのあいだの青い溝
雨が上がった朝
夏至の朝、光について考える
前を歩く女が引く
空のキャリーバッグのキャスター音が低く響く道
その ....
どこまでものぼってゆくのです
蔓を伸ばして
空を目指して
林を覆い
木を覆い
風に翻る恨みを超えて
わたしはどこまでものぼってゆくのです
ふと
自分がどこから来たのかわからなく ....
冬の始まり
北風が頬を切りつける中
一人夕焼けを見ていると
答えって
見つけることではなくて
探すことが大切なんだと
ようやく思えるようになって
涙をぬぐった
ら
のトーン、
乱反射、
わたしたち、
この暗闇にも突き当たりがあります
正しさが、正しくを、固める
たびにお、もう
粉々に、間違えた時間の
欠片をひらおうか。
*
....
きみが腕を掴むから、手首に黒いあざができた。
きみが何度も殴るから、ぼくは痛いおもいをした。
それなのについてくる。
あとをつけてくる。
甘えかたを知らないきみは、殴ってぼくに甘えている。
....
たちなおらない。
そのまま、霊園のアルバイトは夜がよい。
わたしの側頭部には双子の姉がすんでいる(少女趣味はそのせいだ)。
10年前、どこにも居場所がないから、Battle.net( ....
ゆがんだ世界とうまくやっていくために
ひずんだ言葉に沈潜してゆく
絶望という名の回虫が腸の中で
成長している
季節はずれのハエが
安楽椅子で眠っている
年老いた神様の口元に
止まっている ....
黒い空だけが
、羽をひろげられる
あかしだと想ってた
すすけた煉瓦の路地裏
12の時に踊りを ならった ◆―◆―◇
誰もがあきれて 笑っていた
黒煙のあがる炭鉱の街で、
他の子達 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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