こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。
明日あたしは退院すんだけど、
退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして
そうだよ
それが
本音だよ
こえぇ ....
かみさま ほとけさま
ジーザス・クライスト
わたしは明日退院します。
あなたがたの名前を呼ぶからといって、
今までの人生の懺悔や反省をするつもりは毛頭なく、
わたしが幸せになるこ ....
またしても
夕焼けに因縁をつけられる
丁寧に塗り直したばかりの
ちょっと自慢の金メッキは
緋色の光に呆気なく溶けて流れ出す
またしても
夕焼けに喧嘩を売られる
行先のどっぷり染み ....
日の暮れかけた堤防沿いに横座りして汚れた川面を見つめているアリサ
「時々この川がすごく美しい流れに見えることがあるわ」と彼女は言うのだ
アリサの左目は幼いころに父親に傘の先で突 ....
男よあなたは
力強いその腕を彼女に見せるべきではなかった
女よあなたは
唇にのぼる歌を彼に聞かせるべきではなかった
人々の行き交う雑踏で
緑香る木立の中で
小雨に光る橋の上で
あなた ....
眠らない彼がいるとして
その彼が瞳で見る夢
水面越しに見る色の分からない空
口から溢れ出る小さな泡が
大気に逃げる
愛しているという、でたらめな言葉が
舌を出して
笑 ....
切り落とされた枝が芽吹いて
いびつに折れた朝の出来事
春まだ浅い日の寝ぼけまなこは
過ぎたことを知らずにいる
幸せな枝に降る雨は優しい
見知った顔をした人達のように
安らぎで包む穏やか ....
電子レンジで
あっためただけの
安っぽいハンバーガー
みたいな
湿気をふくんだ
生ぬるい
口の中で
張り付くような
あったかさ
でもいいから
ぬくもりが欲しい
などと言ってみる
人は自分を見付ける為に生きる。
自分を見付け、愛する為に生きる。
自分の求める「完璧」に成る為、
自分に足りない「何か」を補う為、
誰かを愛する。
私達は ....
こぼれだした黒が
赤いスカーフに滲んで
みずたまりをつくれば
まちは夜更け
くりかえされる嘔吐により
流出したヒトたちは
仮面のような白いかおをぶらさげて
あたまのかたすみにある ....
やったら星のきれいな夜でさ、満天の星が落っこちてきそうだったんだよね。だいたい、5つよか多い星が見えるなんてこと、そもそも稀じゃありませんか。なのに満点、いやさ満天 南天じゃあないよ満天 天の川なんざ ....
此の生、受けた現世ならば
居心地が悪化しているね
嫌えるものばかりが称賛?
どうせなら、ほら、笑顔で逆走
羽根広げても飛べない空
薬塗っても癒えない傷
理想は持ち合わせぬ勝算
だから ....
もったいないようでいて
素晴らしいはずの
大自然をリコール
ぼさっとしてるオヤジたち
とかいってみたし
まあ中道的に普通
まさにとかこれがとか
いちおうめんどくさがりはする
靴 ....
虫の音だけが響く長い秋夜のしじまに
基次郎の 「檸檬」 を読んで
僕も明日、彼女の机の上に
そっと檸檬を置いてみようかと
画策する 新しい世界を生むために
だいぶすずしいなったなあ
と ....
金魚はきっと世界を弾丸に替える目を持っているでしょう。
静止しているか光速の平行移動で過ぎ去る世界しか、彼にはわからない。
一心に水を蹴るのは、少しでも世界を動かすため。
動く世界を渇望している ....
未熟な叫び声が
空高くとびあがった
水溜まりから見る景色を
覗いて見たら
小学生の兄弟が仲良さそうに
お揃いの長靴を足並みそろえて
スキップしながら川沿いの道をある ....
寄りかかるように抱擁する
くびすじに鼻をうずめる
匂いがする
人なのか、花なのか
どこに生えればいい
ここに生えてほしいとは、言えない
空白が待ち構える
根を張ったら、そこで何もかも ....
暗い窓の外に雪が降る
雪の色は灯りに映えて色を返す
窓を隔ててそれは揺らめきながら私の前を過ぎ
消えていく
落ちたかどうかはわからない
地面は窓の枠から遥か遠く離れたずっと下
きっと私 ....
毎日
君と星空を見上げてた夏を
思い出します
あの日
数えきれなかった星のいくつが
今もあるのかわからないまま
君も
見ていれば良いのに
ふと
そんなことを考え ....
不思議な国に
自分を 真っ赤に手にする
生ぬるい 触れたものの
薄い緑してくる 僕自身は感覚にあるのだろうか
しかし 指紋の中が
コーラだろうか 氷の何かには
肌ではない 映ってい ....
破片が、
誰でもない、底の
破片の散らばる、川を、
認知の、散らばりの、日差しを
見つめる、自分の中の当たったものたちを
記憶のかけら、そんなものたちに、僕に
探ろうとする 暗い 洞穴 ....
梨が終わり
柿のなるこの頃
貴方は何を
していますか
天高く
同じ空の下で
貴方は
活躍していると
思います。
自信を
くれた貴方。
いつか有名に
なるので
応援して ....
星よりはやく西へ東へ
飛行機たちの遠い明滅
夜の坂道に外灯がたつ
いくつかの影をまとい
僕は長い坂道をくだる
僕は夜の無生物になる
さびしい、とつぶやいた
....
新宿駅連絡通路できれいなひとに呼び止められた
朗らか過ぎる白い歯並びと
しなやか過ぎる姿勢の妖しさと
「あなたがあなたらしく生きているとき人は美しい」
白い歯並びからのぞく跳ねるような ....
どこかへ行きたい
誰にも会わずに
誰かに会えた気になれる
そういう場所へ
あの娘の気配がまとわりついて
落ち着く場所を失った
電話にもでない
メールの返信もしない
誰にも会いたくない
....
いつまでも自分だけは
変わらないと思ってる
そんな甘い考えを
持ってる自分が嫌いで
自分のことを嫌う
その自分もまた嫌いで
いつまでたっても堂々巡り
僕の好きな僕はいない
結局 ....
何度も君の名を呼んだ
声が出たことは一度もなかった
臍の奥底深くにある樹海
窒息しそうな木々の狭間
羊歯の葉の上に声溜めが転がっている
叫び出しそうになった声はきれいに縁取りされて
そ ....
タイトルリストと一億数千万人の私
即席散文詩の達人
漢詩・漢文を学べばあなたも高い教養が得られます
アジアの首都・千夜の雑踏
眠れない羊数え歌
ありえぬほどにまで完璧な東京観光計画
笠井さ ....
甘い 甘い
甘いお菓子が食べたい。
砂糖だらけの
体に悪そうなお菓子が
ものすごく欲しいんだ。
『自分のこと
もっと大事にしな』って
貴方はそう言うけどさ。
....
そんなコトバいらない。
上辺ばかりで、
瞬きする間に矛盾するような。
そんなコトバいらない。
嫌い キライ
貴方なんかキライ
私のモノにしたくて
私だけのモノ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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