いーち、
にーぃ、
さぁーん!
四丁目の公園のわきを通ると
子供たちが叫んでる 一斉に
数を数え
数と数えられ
くたびれくすんだ任意の整数が
時速5キロの自転車で
....
小さな掌に握り締めた片道切符
縁日の人込みに紛れた赤い鼻緒
引き千切れなかったモラトリアムの鎖
終わってしまおうと噛み砕いた白い錠剤
でくのぼうの首に巻きついたネクタイ
裏切りと同じ色に ....
拾いに行こう
真紅の言葉が落ちている
公園のベンチの下へ
優しさ枯れないうちに
拾いに行こう
蒼色の言葉が押し寄せる
人影のない海辺へ
想い出浚っていかれる前に
拾いに行こう
....
砂鉄が花咲く、しゅんかんを
見たいがために何度も
磁石を近づけるわたしを
あの人は苦笑いしながら
たしなめたり、するのでした
*
身震い、だったのかもしれない
投影図を描くた ....
マイミクやコミュニティに見る人間関係
減る毎に、嗚呼、色んな人達がいるんだなーと思う
昨夜も2人減ってたけど、そろそろ慣れてきたかな?
どうせ、減るのが嫌なら、一層の事、芸能人だけマイミクにして ....
手離したはずの選択肢
見渡すことの優越感と
逆戻りする緊張に枝分かれして
毛細血管に絡み付きながら
そっと微笑みに呼び掛けている
遠くなった残り香は
脱け殻を捨てることを拒んだ
....
眠る というそのとき
人は一人になる
見ることをやめ きくことをやめ
うちへかえってゆく
今日にさようならをするそのとき
永遠に の気持ちがよぎる
さようなら
さようなら
....
海のように深く、
大樹のようにしっかりとした芯を持ち、
空のように広い心で、
人と接したい。
誰もがそれぞれ違う哀しみや苦しみを持っている事を知っているから ....
どんな口実なんだろう
タバコの煙に溜め息がまじってて
視られる僕の息があなたに触れれば露骨ないやな顔がかえってくる
どっかの会社がヒコーキ牛乳というのをだした
「君はパイロットにだってなれ ....
二年前の私が今の私を見れば
随分ふぬけた奴だと思うことだろう
いや、今年に入ったばかりの私でも今の私を軽蔑しうる
君からみれば今の私は孤独なまま大勢を相手に戦っていく道のりから
脱落した下劣な ....
一人の夜を過ごす 僕は冷たい雨の中
ささやくその声 佇むサボテンは共に聞く
アゲハ蝶のようにヒラヒラと舞うことや
アポロに乗った搭乗員のように
空や宙を旅することは出来ないけれど
この大 ....
昼、何もしたくなくて眠くなる寝る
夜、皆は寝入っているので
静寂は 何かを創ってみたくさせる
脳の中、あらゆるイメージとひらめきが遊び回り
皆の夜の ....
雪がきれいですね
と私は言いました
雪がきれいですね
と私は言いました
十時に消える街灯の九時の光に照らされて
雪がきれいですねと私は言いました
きっと揺れて落ちる雪 ....
ミイラ盗りがミイラにならない
ミイラ盗りがミイラにならずに
ミイラ盗りがUMAハンターになる
つまりはクラスチェンジである
UMAハンターはヴァンパイアハンターになり
故に頭文字( ....
ただ声を聞きたいだけで
低い唸りが響く胸のトンネルに耳を押し当てたくて
私も彼も裸になったのだと思う
何かしゃべって、と言うと
何をしゃべればいい、なんて聞くから
何だっていいよ、と答えるし ....
今日から天気は
晴れのち飴玉
ゲリラチョコレートに
十分注意して
お腹を空かせて
出かけてください
完全にいる ここに
ああ誰の水に おいしかった
僕が 燃焼されている 僕自身の
それは 黄色いのかもしれない 魚でもない
立たされていたのだろうか
この 近くにて 夢が
この匂いが ....
だがあの川の悲劇の石を
川を 僕は投げさせられていた
いくつもを思い描かされながら
原爆にいくつか しぶいて
大きな頭が 金属バットの 水柱は
そこに 黒いユダヤ人のような あそこの
....
みちこ、きみがくれた光を泳いできたらもうなにもすることがなかった。
7光年ぶらんこをこいでいたけれど、特になにも変わらなかった。
きみの光は太陽と散歩する昴で、みんながみんな、えっ、
引きつけら ....
きみを愛しいと思えたとき、きっと私は死にたいのだろう
私が死にたいと思えたとき、きっと未来はちっぽけなのだろう
未来がちっぽけだとわかったとき、きっと音人は歌うことをやめないだろう
音人が絶え間 ....
うっすらと
冷えた微風にほんのりと
さやかな湿度とキンモクセイ
夜道をスーツは落ちてゆく
まよこを電車が落ちてゆく
ほんのりと
さやかな湿度と焚火のなごり
胸 ....
正しい行いをすると
正しい人がついてくる
純粋な心
弱く柔らかいもの
貧しくとも
悪い事をしない
分ってくれる
人がいる
苦しみはいつしか
甘い果物になって
人を喜ばせる
....
ふと口からもれた声は
どんな言葉のはじまりでもなく
そのまま枕にどさりと落ちた
わからないのは
今日のことと明日のことだ
そのあいだに佇めない弱さで
布団にたおれこむ
それさえひとり ....
母の姉が倒れたとかで
今日は父と二人だけだった
いつもと変わらず
朝に放浪の為に家を出る
私にとってこの家は
苦しいだけの場所なのだ
だからと言って
外に安らげる所もなく
時間だけ ....
数年、会話という会話を交わすことのなかった親父が
最近妙に話しかけてくるようになった
{引用=
ドムのバーニアが、少し違うだけでリック・ドム扱いになるのが辛抱たまらん
ドムはドムで ....
いままでありがとう
と
おとうさんに言った真昼に
わたしの咽を埋めていた錠剤の苦さは
冬の海のように痛かった
泣かないで、いこうって
そう決めて勝手に決めて自分で決めて
眼を閉じて大 ....
あなたの髪の匂いがする部屋で
朝を迎えられるなら
夜なんて怖くない
この東京砂丘
砂漠はあまりに大袈裟過ぎて
恥ずかしいから
ちょうどいいでしょう
この東京砂丘
砂漠と砂丘の違 ....
きみの見るものは
すぐさま
毀されて、光があった、光が
あった、光
ただそれだけが
あった
誰もいない、誰もみない
透明人間のぼくは街を徘徊する
埋没されてゆく
溶け出してゆく
視線はすべてをすり抜けて
ただ、共有された孤独を愛している
やさしい無関心に抱擁された喧騒 ....
こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。
明日あたしは退院すんだけど、
退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして
そうだよ
それが
本音だよ
こえぇ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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