誰もが皆 何かに急かされるかのように
何かに追われるかのように 行き交う途で
ただ 気づいてほしいと
それだけを願ってた

人は僕に気づくけど
「僕」には気づかない
ねぇ、誰か気づいてよ ....
それぞれの宛先の交換

君は「いつでも受信する」と言ふ

発信はされぬのか



大勢いる部屋の中で

ふたりだけマスク

その下の唇は如何



虚ろなる眼

咽 ....
極東の列島を斜陽が染める頃
コーカサスの空は真っ青に燃えている

極東の海に三日月が沈む頃
文明の交差点・カイバル峠は荒れ狂っている

星々より静かにせめぎ合う
神の法 と 血の神話
 ....
寝たきり生活もう何年
飲めない
食べれない
喋れない
動けない
管に繋がれ生かさている
生きているんじゃなくて
生かされている
献身
愛情
思いやり
本当にそれらが全て
正しい ....
飴色の翅を翻し
夕焼けは駆け足で
旅立ちのあいさつをした

そして音もなくのどやかに
今日が終わろうとしている

蜜色の三日月が
中天にかかる頃
そろそろと目を覚ますこどもたち
モ ....
イケメンの若い男子の手は
握ったら冷たくて
こんなに熱い
秋晴れの運動会なのにって
後で思ったけれど
夫以外の男と手をつないでいいものか
疑問に思った競技だった
まぁいいか
足が遅くて ....
この命をみんなの為に使えたら良いのに。

この命をみんなの為に削れたら良いのに。


そしたら、思い残す事なんてないのに。



これは自己犠牲なんかじゃない。


 ....
人はみんな夢から生まれてきたのと
あの子がおかしなことを言い始めたけど
僕は何も言わずにあの子の話を聞き続けて
いつしかあの子の声に包まれてる気分になって
あの子の言うことがぜんぶ本当 ....
地から海へ
多くの雨が歩いてゆく
手足は重なり
音を残す


影降る道に映る姿
沈む光の過去の行き先
まいあがるもの 追う手から
昼の星のように逃れて


 ....
筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳無さそうな
地平線があり
空 ....
塗りたい色は
ただ青と呼ばれてただけで


そこに広がる
光りの粉は

ただ星と呼ばれていただけで




現れただけで
表したかったわけでも無く

 ....
 
 
いつも僕の背中を見ていた
祖母がお日さまを見るように
僕の背中を見ていた
僕が祖母のお日さまだなんて気づく必要もなく
その眩しそうにしてる目に気づくこともなく
あるがままに輝いて ....
料理は嫌いではない
むしろ好きなほうだ

ゆっくりと作った品々を
家族がおいしそうに
食べている様は小気味いい

だが
作るのが苦しいときもある
そんなときは
台所に座り込む

 ....
財布を落として2時間30分
中身が無くなり手元に戻ってきた
もちろんデートは散々で
君の呆れた顔しか覚えていない
スーツは一張羅を着た
クリーニングに出してビシっとキメた
はず ....
今日私は〈一人の人間〉らしくあるために
「それでも」という言葉を5回使った。だが5回という数
は多すぎたのか、目を閉じたときに光軸の
ずれた光が飛び交うのが見えただけだった。外は一日中静
かだ ....
光に弱い体質だった、身体がというよりも、精神的な部分で
拒絶反応が出て、カーテンを閉め切った部屋に閉じこもる日々が続いた
わかったつもりの大人がやってきて、何もかもを大衆と社会のせいにして
去っ ....
咲く花 咲かれぬ花 何方も花に違いはないけれど
此んなにも胸を掻き毟る様な苦しみ悲しみは一体何に故なのでしょう

季節外れの風鈴の音が向う通りの軒先で鳴るので
何とも無しに目を遣れば外は真夏と ....
手の平サイズの辞書や
ボタン一つでたくさんの単語
知りたいことは何でも
教えてくれる電気機器
デジタル信号に囲まれて
起きてから眠るまで
無限大に有象無象

知らないことなど無さ過ぎて ....
ケーキみたいな毎日が
僕らの頭上に広がって
シフォンの粒が降り注ぐ
打たれた人は気がくるう

幸せすぎて気がくるう
毎日が広がって
僕の頭上にも降り注ぐ
ハチミツくちで受け損なう

 ....
海の底に沈めた
僕は 死体の、座っている、白の
無数の表層に、鍋料理だ、
そこに、骨は 立っていた 混じるのだ

しかし 白い 知らないけれど、
肉の、具なのか
君は、いない、僕でもなく ....
そこに左手を添えるために
アスファルトの途切れる場所を探している
私のからだを投げ出す場所は
小さなムシたちのわずかに湿った住処の
その上でありたい、そして
右腕が支えきれなくなった
 ....
僕はいない壁ぎわだ
うすぼけて 凝視させられている 
闇夜の窓として 時は
いつも ただ あるのかもしれないが 窓だ

暖炉の 葉っぱは
火たちだった この見もしない 赤だ あの日の
 ....
良い事をすると
恨む人がいる。
楽しくて
金儲けの為に生きる

苦しみに
突き進む人には
風は冷たく
当たる。

人をバカにして
命令する
頭を下げて
対応する

世の中 ....
あの人は言いました、
「あなたの帰ってくる場所はちゃんとある」と、
私の帰る場所は、たくさんの人が生活を営み、私のいた事実を呼吸と生活感で塗りつぶし、
いつか私を忘れてしまう、
私の帰る場所は ....
 大人たちは、子供の未来なんてなんとも
 思っちゃいない。自分が渡りきるまで、
 吊り橋がもてばいいと思っている。

 老人にいたっては、寒い寒いと言って、
 吊り橋の木板を外して、くべ ....
バナナのタバコ バナナのタバコ
バナナのタバコを吸ってごらん
ポップでキュートな甘い味
ピンクのイルカが見えたでしょう
泳ぎ続けるのもいいけれど
時にはイルカの背に乗って
揺られていてもい ....
音もなく降り注ぐ
月光に
全身を灼かれ
声もなく身悶える夜

あまりに清らか過ぎるのだ
もはや引き返せない私にとって
月の光は
黄金色のランプをともして
晩秋の
夜の岸辺にたつ、イチョウの木
その美しさに、おもわずためいきがもれる
鳥たちはどんな思いで
この木のホテルに一夜をすごすのだろう?
とおりすがりの
スズ ....
半分

どんなおじさんにでも
その時だけ恋をしてしまう女の子がいる
父の日にプレゼントを贈り続ける女の子がいる
おじさんとセックスしてお金を貰う女の子がいる

半分お金で半分趣味らしい
 ....
窓の外の猫が言うのさ
ピアスが足りなきゃ 塞いじまえ

一度壊れた おもちゃなんか
次にもそうなるって決まってる

釣り合ってるから動かない
だから珍しい事も起きない

そんな諦 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
影の国月影 悠綺109/10/22 18:12
サイバネティック・オーガニズム蝶澤109/10/22 18:08
グレート・ゲーム (Great Game)都志雄509/10/22 17:41
命見つめて加羅3*09/10/22 17:33
酔生夢死近衛天涯009/10/22 15:16
運動会終わった蒼木りん5+09/10/22 14:04
汚濁。aokage3*09/10/22 13:33
新守山ダダマ309/10/22 13:26
水と子木立 悟109/10/22 11:47
絵描き……とある蛙14*09/10/22 9:49
満 天北星三天109/10/22 7:58
背中には向日葵小川 葉309/10/22 5:11
料理の憂鬱森の猫4*09/10/22 4:32
バファリンには解熱効果がありますうめぜき3*09/10/22 2:25
不一致noman209/10/22 2:22
背中には向日葵(リライト)木屋 亞万4*09/10/22 2:01
春の病古月209/10/22 1:23
こんな風にMélodi...109/10/22 1:21
ストロベリーフィールドしゅう109/10/22 1:10
僕の浮かび番田 109/10/22 0:49
野宿考たりぽん(大...509/10/22 0:33
部屋の人々の指先の番田 009/10/22 0:18
良い事をして苦しむペポパンプ5*09/10/22 0:00
ある人間の模索モチヅキゼロ009/10/21 23:53
おっさんの小噺には興味が無い。Ohatu109/10/21 23:41
夢の中で逢いましょう三森 攣2*09/10/21 23:02
「嫉み」広川 孝治309/10/21 22:56
すずめのお宿寅午009/10/21 21:34
ちひろ/山手線ヘンナー・キ...2709/10/21 21:24
深夜0時(ミッドナイト)黒乃 桜109/10/21 20:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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