精神は肉体を蝕む
精神は理性を奪い去る
精神は狂気に成り変わる
精神は命までもを喰らう
絶対的な終わり
手を伸ばす事は弱さでは無い
....
嵐が過ぎて
透きとおった夜空に 透きとおった月が浮かんでた
やあ きみ
今夜は凄いね
ああ、ありがとう
今夜は100年前の夜空だね
そこには白い夜が横たわっていた。
美しい肢体の上には黒い枯れ木が今にも折れそうに、
風に揺られていた。
私はその枝をポキリと折って、
彼女の口元 ....
叔父さんと凧揚げしたのもこの川
台風一過の増水を父と見たのもこの川
あいつと夕陽を見たのもこの川
家出して夜を明かしたのもこの川
好きだった子の手作りを初めて食べたのもこの川
利根川の ....
御社の最先端の遺伝子工学で
貝柱を持つカスタネットを開発したいです
言い終えたあと両手で顔を覆いました
面接でとうとう打ち明けてしまったボクの夢
しかし指の間から見えてきたのは
面接官の方々 ....
終わらない悠久、時を止めて
人類琥珀計画
僕を見て僕に触って僕に気づいて
ブラウン管越しの気配
胎児が無重力になる時間
区切りの定義が分からないんだ
るう、るる、るうう
水音が歌 ....
ジェットコースター
乗って
空飛ぶジュータン
ウォータスライド
一緒に
アイスを食べる
タバコを
吸う
ゴーカートで
意地悪する奴
お化け屋敷で
手をつないで
私はオペラ歌手。
いま歌っているのは「マラソン」という曲。
指揮者はひたすら円を描く。
永遠に円を描き続ける。
私は指揮者に与えられたペースを守る
しかし、
....
深い木々の合間を縫う
足元は落ち葉
日は放射状に
するすると駆け抜ければ
布は余韻を保ち
風が戯れる
鳥が鳴いている
羽ばたく音が響き
風が落ち葉を舞いあげて
見上げれば
目眩 ....
七時三十分の電車に傾く、あなたと共に行こ
う。想像する、上に空が継ぎ接ぎになって浮
かんでは消え、進行方向に語る言葉を持たな
い僕らは、聞き取れる音だけで口笛を吹く。
それだけの空間、それだけ ....
車
コーヒー
踏み切り
図書館
スピーカー
税金
お医者さん
テニス
スーパー
ばくだん
スシ
美術品
残り少ない飴を手に取り
それを口の中に運んだ
昔々の魔法が使えた頃の日々は
それはそれは楽しそうだな
軽快なケルト音楽に合わせて
何処までも蒼い草原を杖片手に歩いた
....
黒い空に向かって
黒い影になったマンションが伸びる
まだらな光の 中にあるものは
愛だろうか
透けて見える熱をもった空気に
何かを感じ取ろうと目をこらす
しらじらしい光を発してコンビニ ....
海へと抱かれる
やわらかい夕陽の
いよかん色にもえて
さざめくひかりは一心に
反射し
調和し
舌のうえではじけて
ひとすじの
輪郭をあらわす
(帰ってきてもいいよ、という言葉 ....
沈黙
必要とせぬ互いを
しかしなお繋ぐのは
切り離せぬ互いの
影を繋ぎ留めるため
ある日立てなくなった朝
影すら重くなった朝
それでも捨てる事ができずに
私はあなたを流すだろう ....
こがねに遠のくものを見ていた
忘れたままの息がひとつ
足元にかがやき 沈んでいった
冷たいまぼろしが 羽をひろげた
蝶は火のなかに火をそそいでいた
空腹への応 ....
10月27日 曇
僕は数を数えるのをやめた
「僕はハルシオンになったみたいだ」と に言った
は腕を縦に切ったカッターを机に置いて力を込めた
「おけちゅるゆりかりゅ」
....
ウサギだってホントの世界知らないから
とりあえず泣き虫のフリ
そんなこんなで 水のなか
睡蓮の葉が蒼く見えたのは 月の色だけど
空色ドロップ
無限の色 唇に放り込んで
空色ドロ ....
水族館で放たれる機関銃
振動に残る罪悪感
{引用=震え:
出血した青い深海がフロアを満たす
私があなたの足元にピチピチと跳ねる小さな欲望だとしたら、
酸欠したさに、鱗を ....
親指を立てる
「グーッ!」
人差し指を立てる
「イチバーン!」
中指を立てる
「ファッキン、アメリカ!」
小指を立てる
そして掌で腹に沿って上から下へ弧を描く
....
いちばん近くて遠い存在として
見境のない誘惑をちゃんと咀嚼する
娯楽にカテゴライズされた挨拶たちと
唆すような評価に付きまとわれて
充実がもたらす疲労、あるいはその逆
座るべき椅子はいつ ....
さびしい仔猫が眠る部屋
国道が近いから
救急車が何度も通る
そんな音のない時間や
一日がない
もしや
そんな日があるとすれば
耳を済ましてしまうかも知れない
わたしが生きている ....
僕には
人生の目的が分からない
人生をどう生きていいのか 分からない。
もう人生は冬の時期に入ろうとしている。
でも僕は 虹の彼方に
きっと幸せがアルト信じている。
IZことイズラ ....
探しているものは案外そばにあって
あちこちひっくり返したりしてるその手の
袖口に引っかかっていたりする
最後にきみを見たのはいつだったか
霧がかかったみたいにぼんやりとしているけれど
....
欠けた言葉で怪我をする
優しくないね
だれもが優しいだなんて
思っちゃないけど
なぜなのいたずらに
突き付ける尖った心
情けないほど悲しくなった
なにもないことに
痛みがあるのは知 ....
だまされるな
偽ったものに
惑わされるな
偽った言葉に
聞きなれた
言葉でも
それは
確かか
どうかもわからない
正しいか
どうかも
わからない
目に見えるものに
映 ....
『葉落ち』
空間がのどかに広がる遠浅。
という夏は終わらないまま、
折り目のきっちりした季節。
ではないから、いじけないように、
逃げ込まないように四方を立てました。
無意識の言葉を、 ....
歌になりたかった
いつでも人を元気づけるような
歌として生まれたかった
そして人に口ずさまれたかった
人の楽しみでありたかった
人の希望でありたかった
そしたら苦しみも絶望も知らなくて済む ....
この体は無駄な理屈や知識を嫌い
同じ平行線上で交わされる しらじらしい言葉を奪い去る
愛すべきは 偶然とは無縁の世界
凝り固まり 身動きの取れなくなった頭に
理屈で ....
暗闇に蹲っている。
寒い、寒い此の場所で、
独り寂しく膝を抱えている。
目の前には、一筋の光。
温かい風が、その光から流れてくる。
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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