頭の中で
昔のあなたがぐるぐる
あの時の言葉がぐるぐる
夢を見ていたみたい

夢だったんじゃない?

えーっとねぇ、
それでもねぇ、
わたしは幸せだったんだよ
ご飯食べて
歯磨いて
服を着替えて
髪を整える

車イスで散歩
買い物して
薬飲んで
風呂に入って

オムツ替えて
陰部洗浄して
足に薬を塗る
掃除、洗濯、炊事の毎日

 ....
君と出逢ってから


子供の頃に憧れた全ての愛の言葉は


ただの紙くずになった


私は頭の中をひっくり返して


君に伝えるに丁度いい言葉を探してみるけど


愛して ....
あなたの指先が触れたところから
わたしの頬が融けていく



あなたがわたしの髪を撫でるので
わたしの髪が融けていく



額、首筋、小さな胸
あなたの唇が触れたところから
融 ....
午前0時になると
観念的なこの世の中のからくりが
魔術的にほどかれていった

蛍光灯と事務機器いがい何もないフロア
そこには僕しかいなかった

ほどかれたからくりは
僕になにを教える訳 ....
植木屋が去った後、残された枝葉に火をつける
冬の土曜の朝の
煙の向こうから現れた、

鎖をひきずる飼い犬、
地面に突き刺すと
すっぽ抜けてしまうスコップ。

長屋の奥で埃を被った段ボー ....
薄着で
あるいは紙袋を被って青光りするのチェインメイルを装着しているであるとか
わらじを履いたTシャツにノーパンのスラブ系の少女
個々が
思い思いの個性とファッションを楽しむというよりは
た ....
こんなに便利でいいの?
ネットは今や常識
でも
こんなもの
無かった方が
良かったんじゃないかと
時々思う
面白いけど
面白く無い
なんか人間が変だ
知らなくていい事まで
知りた ....
インドでの最後の日
褐色の海に
トビウオが跳ねる。
海底油田の採掘船の間をすりぬけて。

少女たちが物乞いをしている。
海を背にして。
彼女たちは自営業者なのか、と私は考える。
それと ....
もう死んでも悔いはないのです。
潮風にさらされて、黒かった羽は太陽の七色の脱色で冷血を染めたと言います。
昔はきれいだったとも言います。
あなたに逢いたかったといいます。
でも本当のことなので ....
太陽が沈んでいく浜辺に座り込んで
もうすぐ暗闇に包まれてしまう世界を眺めていた
寄せては返す海の音は昨日と変わらずに
潮騒は今日の日を運んでいく 優しく穏やかに

水平線の向こう側へ ....
ぬるい羶血が
知っている、と嘯くと
罰は犬の体に
日照りの熱をこぼす

忘れられた公園
そこで摘んだ蓬

焦熱の中につながれた
子供たちの肋骨は
ひらきとじ羽ばたいて
阿頼耶識を ....
不安はカーテン越しに忍び寄り
心の弱さを暴露するからきらい
道々でこれからの進み行きを
一緒に考えてくれる人がほしい

答えははじめから決まっている
心は望む方向へしか向かわない
それで ....
華やかに君は笑っていて
フリルをひらひらさせて
僕の心にスタッカートを打ち込んで
ターンテーブルの上で踊り続けて

あでやかに君は笑っていて
レモンの香りをふり撒いて
夕闇にピッチカート ....
あなたが愛するこの指が
毎日どれだけの幸せを包んでいいるか
あなたは知っているかしら

あなたが愛するこの指が
毎日どんな風に打たれて
泣いているのか
あなたは知っているかしら

わ ....
君が汚れてなかったらいい
どうか 綺麗なままでいてくれたらいい

汚い、綺麗の境界線は分からないけど

君が透明のまま
穢れてなかったらいい
それだけを、願うよ
火の輪をくぐる
火のついた体で
しなやかに下りる
しなやかに滅びる
ことは許されず
焼かれる

チーターは想像している
子供を守りながら
密猟の足音を聞きながら

内臓が燃える
 ....

十月も末になるとパソコンが
鼻をすするような音を立てながら起動するようになる
動作もどことなく鈍くて
悲しいつらい気持ち悪い
という類の言葉は迅速に変換されるのに
楽しい嬉しい気持ちい ....
胸の奥に沈みこむ塊が重い
俺がこの胸に抱いているものは何だ
上辺だけ着飾った
ただの幻想か

あなたを想うたび震える唇
だが言葉を紡ぎだすことは出来ない
(何を言えばいい?)

あな ....
ダンボールの開梱を終えても意外と暗くない空に誘われ
出窓を開ける
少々の雲 昨日までと違う形の青

 記念すべき一歩、
  頑張るぞ、オー!
  頑張るぞ、オー!
  頑張るぞ、オー!
 ....
皮肉も倦怠も飽食し尽くしたと思っていたけど
別にそんな事無いんだろうな
案外居心地も悪くないし気分だって悪くない
停滞は趣味じゃないと思ってたけど
楽っちゃ楽だからな
面白くは無いけど

 ....
目の前のことにあわててしまって
とりあえず傷つけてみた君を
置いてきぼりの悲しさ知ってるから
先に歩き出した黙って
向かい風のせいにして声を惜しんで
きっと届かないっていい訳くっつける

 ....
赤目四十八滝すぐそばの温泉旅館に泊まった
滝を散策しようかと地図を貰ったが
往復一時間かかると言われてやめた

湯を浴びて廊下にでると深夜の館内に物音はなかった
愛人がでてくるのをしばらく待 ....
その日、僕は仕事を置き去りにして
青山墓地に向かった。
そして、
その日、僕の何かが壊れた。

さよなら神様
神様は本当に死んでしまったのだ。

五歳の僕は
毎月現れる本屋から
月 ....
咲き誇る花も
優雅に泳ぐ魚も
私の心に響かない

何故私の心の中に
何も響かないのか

身を削って生きるなと
そう教えを頂いた

しかし
身を削って生きることしか出来ない
不器 ....
夜明け前に離陸した気の利いた文章たちは
朝焼けのまぶしさに粉々になってしまった


一方 鳴り続けているベースは
地面にかすかな響きを残し昇っていく
成層圏の付近で
散り散りのことのはた ....
あたしの中にこんなにたくさんのキミがいるから
説明のしようがなくて
身体だってどうしてふたつなのか理解できなくて
ああ
どこから切り取って差し出せばいい?
家を出て
知らない町にやって来た
秋の雲はうすっぺらなんだと
空気の軽さに
気が付いた
やっと
上を見ることが出来たんだ

さようなら

ありがとう

あなたと過ごした季節は
 ....
忘れるほどの歳月の向こうから
一枚の葉書が届いた


まだ文字を知らなかった
三歳の娘がいつか
手紙のまねごとで落書きしたものだ
この秋の古い引き出しから
それは落葉のように
はらり ....
 
精神は肉体を蝕む

精神は理性を奪い去る

精神は狂気に成り変わる

精神は命までもを喰らう



絶対的な終わり



手を伸ばす事は弱さでは無い
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
うーんcass109/10/31 9:36
介護してやるから心配ないぞペポパンプ8*09/10/31 8:34
愛おしい伽茶009/10/31 8:19
融解三毛009/10/31 6:44
午前0時になると吉岡ペペロ709/10/31 2:53
言訳プテラノドン1*09/10/31 2:49
夢日記〔未完〕馬野ミキ1309/10/31 2:30
ネット加羅1*09/10/31 1:34
ムンバイにて都志雄6*09/10/31 1:18
見えない蝶はあなたの肩でキスマークになって…ひとなつ3*09/10/31 0:04
calm[group]1486 1...2*09/10/30 23:30
煉獄hinoa209/10/30 23:22
道々で瀬崎 虎彦209/10/30 23:09
この心臓では2*09/10/30 23:08
『指』あおい満月2*09/10/30 22:41
僕が為ゆず1*09/10/30 21:10
チーター木葉 揺309/10/30 19:39
冬支度吉田ぐんじょ...1209/10/30 17:12
近衛天涯009/10/30 15:22
ワンルーム・ディスコ[group]伊織009/10/30 14:52
うずくまるから助けて欲しい虹村 凌509/10/30 14:50
今朝君を傷つける朧月309/10/30 14:05
旅人の救われ吉岡ペペロ409/10/30 13:46
マイ・バック・ページズーさよなら神様ー[group]……とある蛙18*09/10/30 9:43
生命桜 歩美109/10/30 7:51
Speed of Sound[group]伊織209/10/30 7:44
The best thing[group]009/10/30 7:43
空だけが僕と君をつなぐ奈々609/10/30 6:51
葉書yo-yo1*09/10/30 6:05
絶対的な終わり美音子409/10/30 6:02

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