それを説明した古い言葉がそれ自体を説明する
時間の限界のなかを赤子に送り返す
棺のささやきは隠喩の中に自由を得
それが存在の完全な証言に他ならぬ時に
おれとおまえのアリ ....
自分が自分であるための確かさ
未来に向かい立ち向かえる確かさ
こんなもん どこにも自分にはない
人間は くだらない人間も生きさせる
こんな僕に死をください
切り取られたあの日が
フィルムの中で
少しだけ色褪せる
あの日、君と過ごした青空は
二人の笑い声を吸い込んで
どこまでも広がっていた
それは ....
会う人誰彼かまわず「一青窈キック!」と言いながら
蹴ることで有名な一青窈。
ある日隣人を蹴ろうとしたら、かわされたばかりか
「一青窈キック!」と言いながら蹴られてしまう。
「お前が一青窈キック ....
山の奥にアンデス。
川の辺にインダス。
元広島東洋カープ、ロペスの村は。
いろんなロペスがいます。
一生懸命木を切って働くロペスもいれば、
切り株に腰掛けてニンテンドーDSをやるロペ ....
いのしし見張り師の朝は早い。
いのししより先に目覚めなければいのししは
逃げてしまうからだ。。
まだ薄暗い山麓の傾斜地をいのししの柵めがけて
歩き始めるいのしし見張り師。
いのししの柵は5メ ....
「書く」とは
肉体があげる悲鳴かもしれない
そこに僕はいない
ただ体だけがあり
悲鳴をあげている
苦しくて悲鳴をあげている
僕はいない
ペンがすべっている
勝手にすべってい ....
僕は君を救ってあげたいなんて
だいそれたことを言ったりしたのだけれど
本当は僕が救って欲しかったんだ
君に頼られることで僕が救われたかった
君の手を取ろうと伸ばした僕の手は
本当は僕の手 ....
人生はゲームだ
このステージに産まれた瞬間に
ゲームはスタートする
プレイヤーは自分自身を操作して
攻略を開始する
プレイヤーによってエンディグはバラバラ
けして同 ....
時計の振り子
あなたの寝息
輝く星
冷たい空気
夜の静寂
私の時間
幸せになりたかった私
この一瞬を
こうして残しながら
幸せをかみしめる
手をつないで歩こう
すこしだけ上を向いて
秋の陽の雫は
まるで未熟な葡萄
ぼくの左手は思い出す
恋は死のようにあえぐと
あなたの右手は教える
時は死よりも強いと
降 ....
貴方がココにいてくれたから、
私はワタシでいる事が出来たよ。
いつまでたっても消えない貴方の言葉に、
慰められて、傷付けられて、
希望を貰って、許されて。
....
久しぶりに取り出したCDは埃に塗れていた
だけど安物のスピーカーから流れてきた歌声は
今も誇りに溢れている
喝采を浴びても
あたしは笑えなかった
憧れていたはずの綺麗な服と踵の高い靴で
....
とてつもなく大きい悩み
どうしようもできない壁
そんなことがあっても時間が進めてくれる
なんとか昨日から今日へ
今日から明日へと
僕は進んでいく
「ああよかった、あ ....
小さな引き出しがいっぱいついている壁
そこには私のすきなものが入っている
願うだけででてくるその引き出しは
私の夢にはなくてはならないものだった
どこの場所にいてもそれはあらわれ
私には ....
飯能市街を抜けて山間へ
僕の運転する車は
滑らかに進んでいく
しだいに狭まる谷を抜けると
山間の集落が現れる
カヌー工房とか
材木屋とか
しゃれたパン屋とか
横目に見ながら ....
しんじまったかなしみは
かれたんじゃあねえ
あるんだよめのまえにあるんだよ
みずがすぐにいくぞとまちぶせている
そこにことばはなにもなかったんだ
冬の支度も出来ないままに、私たちは詠い続
ける。それは約束であるかのように、寒さを
背中に背負いながら。この道、は死に行く為
の支度、だ。あの頃に見上げた空を、今もま
だ往復し続け、拾い忘れた ....
タールに浸した翼を
バサバサと音を立てて
羽ばたこうとしている
悲しみはついに水源に至る
さるご婦人から頂いた
ラヴェンダーの香水を
春先に洗面所で誤って
落として割ってしまって
....
この祈りを届けよう
宇宙(そら)に輝くあの恒星(ふね)に
漆黒(やみ)に溶け込むあの巨艦(しま)に
本当は隣にあったMONKEYを盗もうとした。けれども誰も
運転できなかった。車の運転はできるってのにお前は、
「使えねえな」と言って、ジョーイがサモンの尻を蹴った。
二人が唾のかけ合いをしてい ....
地球温暖化の原因は僕らにあるわけじゃない
考えてみればわかるはずさ
そばに寄ると気温が上がったように
感じるかもしれないけれど
太ってるからって体温が高いわけじゃないんだ
スタイルの良い ....
わたしたちを彩る
おもいでの確かさは
星座のそれと
とても似ていて
必ず
遠くで
きれいに滅する
届き過ぎたら
きっとわたしたち
狂ってしまうから
ほんのわずかな
痛みも ....
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた
オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ....
果てを知らない
光だけの
魔法は消えて
祈り
受難のもとへと
流星
その魔力は
赦しのこうへ
日常生活が崩れた
声を忘れて
急速に色を失った
周りの景色は
影を残す
あなたたちの声は
もう私には聞こえない
悲鳴のように
耳を突き抜ける
頭の奥でこだました
シグナルは
....
クロード・レヴィ・ストロースが死んで
これから年末にかけて新聞や雑誌では
彼の特集が次々と組まれるだろう
僕は彼が生きていたことのほうが驚きだった 百歳
個別の事象より遠く隔てられた視点か ....
なぜか私は方言に弱い
普段は標準語なのに
抜き打ちで出る方言混じりの突っ込みに
私は膝をカクンとイタズラされた気分になる
死んだ君はじゃけ〜のぉ〜とよく言ってた
今思えば ....
眠れない夜が明け
笑えない朝が始り
下らない昼が過ぎ
眠れない夜が来る
路傍の石を撫でる市民が月を指差して
あぁもまるいと下らないと哂い
居場所をなくしたように感じる
....
夜の薬をきょう
手放しました
思えば
あなたに出会ってから
よいことばかりかも
しれない
うぅん
よいことしか
感じないのかも
義務感だけで
やっていた料理も
い ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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